脾腫の一般的な原因*

種類

慢性溶血性貧血

異常ヘモグロビン症:サラセミア,鎌状赤血球症亜型(例,ヘモグロビンSC症,鎌状赤血球症/βサラセミア),および先天性のハインツ小体性溶血性貧血を含む

赤血球酵素異常症(例,ピルビン酸キナーゼ欠損症)

赤血球形態異常(例,遺伝性球状赤血球症遺伝性楕円赤血球症

うっ血性

門脈構造に生じた特定の血管奇形または血栓症

肝硬変

門脈または脾静脈の外的圧迫

感染および炎症性

急性感染症(例,感染性肝炎伝染性単核球症,オウム病,亜急性細菌性心内膜炎

慢性感染症(例,バルトネラ症ブルセラ症カンジダ症ヒストプラズマ症マラリア粟粒結核内臓リーシュマニア症[カラアザール],梅毒

結合組織疾患(例,フェルティ症候群を合併した関節リウマチ),全身性エリテマトーデス

血球貪食性リンパ組織球症

ランゲルハンス細胞組織球症

サルコイドーシス

続発性アミロイドーシス

骨髄増殖性およびリンパ増殖性

白血病,特に慢性リンパ性白血病,大顆粒リンパ球性白血病,および慢性骨髄性白血病

リンパ腫,特に有毛細胞白血病および脾臓辺縁帯リンパ腫

原発性骨髄線維症

真性多血症

蓄積症

ゴーシェ病

ニーマン-ピック病

ウォルマン病

構造的

脾嚢胞,通常は以前に生じた脾内血腫が消失することで形成される

Adapted from Williams WJ, et al: Hematology.New York, McGraw-Hill Book Company, 1976.

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