妊娠中の喘息

執筆者:Lara A. Friel, MD, PhD, University of Texas Health Medical School at Houston, McGovern Medical School
Reviewed ByOluwatosin Goje, MD, MSCR, Cleveland Clinic, Lerner College of Medicine of Case Western Reserve University
レビュー/改訂 2023年 9月 | 修正済み 2024年 3月
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妊娠が喘息に及ぼす影響は様々である;改善よりも悪化することがわずかに多いが,大半の妊婦は重度の発作を起こすことがない。

喘息が妊娠に及ぼす影響も様々であるが,重症でコントロール不良の喘息は以下のリスクを増大させる(1):

また,喘息の患者では帝王切開が必要となることがより多い。

総論の参考文献

  1. 1.Abdullah K, Zhu J, Gershon A, Dell S, To T: Effect of asthma exacerbation during pregnancy in women with asthma: a population-based cohort study. Eur Respir J 55(2):1901335, 2020.doi:10.1183/13993003.01335-2019

妊娠中の喘息の治療

  • 吸入気管支拡張薬およびコルチコステロイド

  • 急性増悪に対しては,メチルプレドニゾロン静注を加え,次に経口プレドニゾン

通常,妊娠を理由に喘息の治療を変更することはない(1)。女性には,どのように誘因への曝露を最小限にするか,肺機能を連続的に測定するか(通常携帯型のピークフローメーターを用いる)を含め,喘息管理に役立つ方法を指導する。

吸入気管支拡張薬およびコルチコステロイドは,妊婦における喘息の第1選択の維持療法である。吸入コルチコステロイドとしてはブデソニドが望ましい。得られているデータによると,吸入ブデソニドはヒトの先天性形成異常のリスクを上昇させないようである(2)。

急性増悪に対しては,気管支拡張薬に加え,メチルプレドニゾロン(60mg,静注,6時間毎,24~48時間)を投与し,続いて経口プレドニゾンを用量を漸減させながら投与することがある。コルチコステロイドの全身投与を現在受けているまたは最近必要とした妊婦には,副腎クリーゼを予防するため,分娩中および分娩後24時間の間,コルチコステロイドを静脈内投与すべきである。

治療に関する参考文献

  1. 1.Bonham CA, Patterson KC, Strek ME: Asthma outcomes and management during pregnancy. Chest 153(2):515-527, 2018.doi:10.1016/j.chest.2017.08.029

  2. 2.Källén B, Rydhstroem H, Aberg A: Congenital malformations after the use of inhaled budesonide in early pregnancy. Obstet Gynecol 93(3):392-395, 1999.

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