ホルモン剤ざいによる避妊ひにんの方法ほうほう

完全なレビュー: 2025年 5月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 7月
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避妊ひにんとは、妊娠にんしんを防ふせぐことです。避妊ひにんをしていても妊娠にんしんする可能性かのうせいがありますが、適切てきせつに避妊ひにんを行おこなうと、妊娠にんしんのリスクが大幅おおはばに低下ていかします。

ホルモンとは、体からだのある部分ぶぶんから体からだの別べつの部分ぶぶんに送おくられる化学伝達物質かがくでんたつぶっしつのことです。これらの伝達物質でんたつぶっしつは体からだの大切たいせつな働はたらきを調節ちょうせつします。エストロゲンやプロゲスチンなどの性せいホルモンは、女おんなの人ひとの月経げっけいと妊にんよう性せいの調節ちょうせつに役立やくだっています。医師いしは妊娠にんしんを防ふせぐために、このようなホルモンを(すなわちこれらのホルモンを人工的じんこうてきにつくって)利用りようすることができます。

ホルモン剤ざいによる避妊ひにんには、どのような方法ほうほうがありますか?

避妊ひにんのためのホルモン剤ざいには、次つぎの2つの働はたらきがあります。

  • 卵巣らんそうから卵子らんしが放出ほうしゅつされないようにする

  • 子宮頸部しきゅうけいぶの粘液ねんえきをネバネバにし、精子せいしが通とおれないようにする

卵子らんしが放出ほうしゅつされなかったり、精子せいしが卵子らんしにたどり着つけなかったりすると、妊娠にんしんしません。

ホルモン剤ざいによる避妊ひにんには、次つぎの方法ほうほうがあります。

  • 経口避妊薬けいこうひにんやく(ピル)

  • 皮膚ひふパッチ剤ざい

  • 腟ちつリング

  • インプラント

  • 注射ちゅうしゃ

ホルモン剤ざいによる避妊ひにんはどれくらい効果こうかがありますか?

ホルモン剤ざいによる避妊ひにんは、正ただしく使つかえば避妊ひにんの最もっとも効果的こうかてきな方法ほうほうの1つです。

薬くすりをきちんと飲のまなければあなたが妊娠にんしんする可能性かのうせいは高たかくなり、特とくに月経げっけいの後あとの最初さいしょの1週間しゅうかんにのみ忘わすれた場合ばあいはなおさらです。

誰だれがホルモン剤ざいによる避妊ひにんの方法ほうほうを使つかえますか?

ほとんどの女おんなの人ひとが、ホルモン剤ざいによる避妊ひにんを用もちいることができます。

あなたが次つぎにあてはまれば、エストロゲンとプロゲスチンを含ふくむ経口避妊薬けいこうひにんやく(ピル)を飲のむべきではありません:

  • 35才さい以上いじょうで、片頭痛へんずつうがある

  • 前兆ぜんちょう(片頭痛へんずつうの前まえに起おこる症状しょうじょうで、光ひかりが見みえたり、皮膚ひふが異常いじょうな感覚かんかくになるなど)がある片頭痛へんずつうがある

  • 脚あしまたは肺はいに血栓けっせんができている、またはできたことがある

  • 高血圧こうけつあつである

  • 20年ねん以上いじょう糖尿病とうにょうびょうにかかっているか、糖尿病とうにょうびょうによって腎臓じんぞう、神経しんけい、目めに影響えいきょうがおよんでいる

  • 血液けつえきの中なかに、トリグリセリドと呼よばれる脂肪しぼうが多おおい

  • 心臓しんぞうの病気びょうきがある

  • 35才さい以上いじょうで、1日にちに15本ほん以上いじょうのタバコを吸すう

  • 臓器移植ぞうきいしょくを受うけたことがあり、それが問題もんだいを引ひき起おこしている

  • 肝臓かんぞうの病気びょうきがある

  • 以前いぜんに避妊ひにんをしたときに黄疸おうだん(皮膚ひふや目めが黄色きいろくなる)があった

  • 胆嚢たんのうの病気びょうきがある

  • 乳にゅうがんがあるか、乳にゅうがんになったことがある

減量手術げんりょうしゅじゅつを受うけたことがある場合ばあい、ピルを使つかうべきではありませんが、皮膚ひふパッチ剤ざいや腟ちつリングは使つかうことができます。

ホルモン剤ざいによる避妊ひにんの方法ほうほうにはどのような種類しゅるいがありますか?

ホルモン剤ざいによる避妊ひにんがあなたに合あっているかどうかについては、医師いしに相談そうだんしてください。

経口避妊薬けいこうひにんやく(ピル)

妊娠にんしんを防ふせぐために、経口避妊薬けいこうひにんやく(ピル)にはプロゲスチンとエストロゲンの両方りょうほうか、プロゲスチンのみが含ふくまれています。プロゲスチンのみのピルは、あまり効果こうかがありません。医師いしはふつう、あなたがエストロゲンを使つかえない場合ばあいだけにその薬くすりを出だします。

あなたは、毎日まいにちピルを飲のまなければなりません。ピルを飲のむのを忘わすれると、妊娠にんしんするかもしれません。忘わすれてしまうピルの数かずが増ふえれば、それだけ妊娠にんしんする可能性かのうせいも高たかくなります。ピルは飲のむのをやめると、すぐに妊娠にんしんできるようになるものと、数すうカ月げつかかるものがあります。

経口避妊薬けいこうひにんやく(ピル)の副作用ふくさようには、次つぎのものがあります。

  • 予想よそうしていない時期じきの出血しゅっけつ(特とくに使つかい始はじめて最初さいしょの数すうカ月げつ)

  • 吐はき気け、おなかがふくれる、嘔吐おうと

  • 乳房にゅうぼうの痛いたみ

  • 脚あしや肺はいの血栓けっせん

  • 頭痛ずつう

  • うつ病びょう

  • 皮膚ひふの濃こい色いろのしみ(肝斑かんぱん)

  • 子宮頸しきゅうけいがんになる可能性かのうせいがわずかに高たかくなる

  • 体重たいじゅうが増ふえる

皮膚ひふパッチ剤ざい

避妊ひにんのための皮膚ひふパッチ剤ざいは皮膚ひふに貼はり付つけるうすいパッチで、エストロゲンとプロゲスチンをゆっくりと放出ほうしゅつして妊娠にんしんを防ふせぎます。ふつうはパッチを7日間かかん貼はっておき、新あたらしいパッチをさらに7日間かかん貼はります。パッチを3枚まい使つかった後あとは、1週間しゅうかん待まってからまた使つかい始はじめます。

  • パッチを使つかい始はじめて最初さいしょの1週間しゅうかんは、ほかの避妊ひにんの方法ほうほう(コンドームなど)も用もちいなければならないことがあります。

  • 経口避妊薬けいこうひにんやく(ピル)を毎日まいにち飲のむよりも、毎週まいしゅうパッチを使つかうほうが覚おぼえておきやすいかもしれません。

  • パッチ剤ざいの副作用ふくさようはピルのものと似にています。

  • あなたの体重たいじゅうが重おもいと、パッチ剤ざいの効果こうかがそれほどないことがあります。

  • パッチを貼はった部分ぶぶんやその周まわりの皮膚ひふに痛いたみやかゆみが起おこるかもしれません。

腟ちつリング

避妊ひにんのための腟ちつリングはプラスチックでできた小ちいさなリングで、腟ちつに入いれて使つかいます。リングはエストロゲンとプロゲスチンを放出ほうしゅつし、妊娠にんしんを防ふせぎます。ふつうはリングを3週間しゅうかん入いれておき、その後ごの1週間しゅうかんははずしておきます。その週しゅうに、月経げっけいがあるかもしれません。その1週間しゅうかんが過かすぎたら、新あたらしいリングを入いれます。医師いしによっては5週間しゅうかんリングを入いれておき、その後ご新あたらしいものと交換こうかんするように指示しじすることもあります。

  • リングを使つかい始はじめて最初さいしょの1週間しゅうかんは、ほかの避妊ひにんの方法ほうほう(コンドームなど)も用もちいなければならないことがあります。

  • 経口避妊薬けいこうひにんやく(ピル)を毎日まいにち飲のんだり、毎週まいしゅうパッチを使つかったりするよりも、3~5週間しゅうかんに1回かいリングを使つかうほうが覚おぼえておきやすいかもしれません。

  • 一方いっぽうで、リングが見みえず、入はいっていることを感かんじないため、リングをはずして交換こうかんすることを簡単かんたんに忘わすれてしまう可能性かのうせいもあります。

  • リングの副作用ふくさようはピルやパッチ剤ざいのものと似にています。

避妊ひにん用ようインプラント

避妊ひにん用ようインプラントは、プロゲスチンを放出ほうしゅつするマッチ棒ぼうほどの大おおきさのもので、皮膚ひふの下したに入いれて妊娠にんしんを防ふせぎます。

  • 1つのインプラントで3年間ねんかん効果こうかがあります。

  • インプラントを取とり出だすと、すぐに妊娠にんしんできます。

  • 医師いしは、針はりのような道具どうぐを使つかって皮膚ひふの下したにインプラントを入いれ、取とり出だすときは皮膚ひふを小ちいさく切きります。

インプラントの副作用ふくさようには、次つぎのものがあります。

  • 月経げっけいがない

  • 予想よそうしていない時期じきの出血しゅっけつ

  • 頭痛ずつう

  • 体重たいじゅうが増ふえる

避妊ひにんのための注射ちゅうしゃ

避妊ひにんのための注射ちゅうしゃは、長ながい間あいだ効果こうかがあるプロゲスチンを3カ月げつごとに注射ちゅうしゃして妊娠にんしんを防ふせぐものです。

  • 注射ちゅうしゃをやめてから妊娠にんしんできるようになるまで、長ながくて18カ月げつかかることがあります。

注射ちゅうしゃの副作用ふくさようには次つぎのものがあります。

  • 予想よそうしていない時期じきの出血しゅっけつ(特とくに初はじめの間あいだ)

  • 月経げっけいがない

  • 体重たいじゅうが増ふえる

  • 頭痛ずつう

  • 骨密度こつみつど(あなたの骨ほねがどれくらい健康けんこうで強つよいか)が低ひくくなる―ただしふつうは、注射ちゅうしゃをやめると骨密度こつみつどは正常せいじょうにもどります。

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