減量手術げんりょうしゅじゅつ(肥満ひまん外科手術げかしゅじゅつ)

完全なレビュー: 2025年 10月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 10月
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減量手術げんりょうしゅじゅつとは何なんなんですか?

減量手術げんりょうしゅじゅつは、体重たいじゅうを減へらすために胃いや腸ちょう(またはその両方りょうほう)に行おこなう手術しゅじゅつです。これは肥満ひまん外科手術げかしゅじゅつともいいます。

  • 医師いしは肥満ひまんの人ひとに対たいして減量手術げんりょうしゅじゅつをすすめることがあり、特とくに体重たいじゅうに関係かんけいした健康上けんこうじょうの問題もんだいがある場合ばあい、よくすすめられます。

  • 多おおくの異ことなる手術法しゅじゅつほうがあります。

  • 手術しゅじゅつの後あとも、食たべる物ものと食たべる量りょうは、一生いっしょうの間あいだずっと変かえたままにしておく必要ひつようがあります。

  • 減量手術げんりょうしゅじゅつは、体重たいじゅうに関係かんけいする健康上けんこうじょうの問題もんだい(糖尿病とうにょうびょうなど)を軽かるくすることができます。

  • 減量手術げんりょうしゅじゅつはダイエットよりも効果こうかが高たかいことがありますが、副作用ふくさようが起おこる危険性きけんせいが高たかくなります。

減量手術げんりょうしゅじゅつを受うけるには、あなたは次つぎのことに当あてはまっている必要ひつようがあります。

  • 体重たいじゅうを減へらすほかの方法ほうほうをすでに試ためしたことがある

  • 身体的しんたいてきにも精神的せいしんてきにも手術しゅじゅつを受うけることが可能かのうである

  • 手術しゅじゅつの後あと、何なにを食たべるか、どのくらい運動うんどうするか、経過けいかをみる検査けんさをいつ受うけるかについて、医師いしの指示しじに従したがう準備じゅんびができている

医師いしはどのようにして減量手術げんりょうしゅじゅつを行おこないますか?

食たべものをのみ込こむと、食たべものはまず胃いに入はいります。胃いは食たべ物ものを消化しょうかし始はじめ、それを腸ちょうへと送おくります。腸ちょうは食たべ物ものを最後さいごまで消化しょうかし、栄養素えいようそを体からだに取とりこみます。減量手術げんりょうしゅじゅつでは、次つぎの片方かたほうまたは両方りょうほうを行おこないます。

  • 胃いを小ちいさくして、あなたが食たべることができる量りょうを制限せいげんする

  • 吸収きゅうしゅうできる食たべ物ものが減へるように、腸ちょうの一部いちぶをバイパス(迂回うかい)させる

最もっともよく行おこなわれる減量手術げんりょうしゅじゅつには次つぎのものがあります。

最もっともよく行おこなわれる手術しゅじゅつの種類しゅるいは胃いバイパス術じゅつです。この手術しゅじゅつの後あとは、胃いに少すこしの食たべものしかとどまることができなくなります。胃いから出でていく食たべものが、小腸しょうちょうの最初さいしょの部分ぶぶんをバイパスします。

医師いしはあなたにとって一番いちばんよい減量手術げんりょうしゅじゅつをすすめます。

医師いしは一部いちぶの減量手術げんりょうしゅじゅつを腹腔鏡手術ふくくうきょうしゅじゅつで行おこなうことができます。おなかを切きって開ひらく代かわりに、医師いしはおなかにあけた小ちいさな切きり口くちから、体からだの中なかを見みるための管くだ(腹腔鏡ふくくうきょう)と手術器具しゅじゅつきぐを入いれます。腹腔鏡手術ふくくうきょうしゅじゅつはふつうの(おなかを切きり開ひらく)手術しゅじゅつよりも、ふつうはより安全あんぜんで回復かいふくがより早はやい方法ほうほうです。

消化管しょうかかんのバイパス

胃いバイパス術じゅつでは、胃いの一部いちぶをほかの部分ぶぶんから切きりはなし、小ちいさな袋ふくろを作つくります。この袋ふくろを小腸しょうちょうの下したの部分ぶぶんにつなぎます。

胃いの緊縛きんばく(バンディング)

調節性ちょうせつせい胃いバンディング術じゅつでは、調整ちょうせいできるバンドを胃いの上うえの方ほうに巻まきます。これにより、医師いしは必要ひつように応おうじて食物しょくもつが胃いを通過つうかする際さいの通とおり道みちのサイズを調整ちょうせいできます。

減量手術げんりょうしゅじゅつの後あと、私わたしはどのような食たべ方かたをすればよいですか?

固形こけいの食たべものを食たべるには4週間しゅうかんほど待またなければならないことがあります。最初さいしょの2週間しゅうかんは、タンパク質しつのドリンクを飲いんのみます。次つぎの2週間しゅうかんは、やわらかい、どろどろした食たべものや、つぶした食たべものを食たべ始はじめることができます。

あなたが固形こけいのものを食たべ始はじめるときに、医師いしが次つぎのことをすすめます。

  • 少量しょうりょうずつ飲のみ込こむ

  • 食たべ物ものものよくかむ

  • ファストフード、ケーキ、クッキーなど脂肪しぼうや糖分とうぶんの多おおいものを食たべない

  • 食事しょくじは少すくない量りょうだけにする

  • 固形こけい物ものを食たべているときに液体えきたいを飲のまない

胃いが小しょうことで食たべる量りょうを減へらしやすくなりますが、それでも食たべすぎてしまう人ひともいます。大量たいりょうのシェイクなどの高こうカロリーの飲のみものを飲のむ人ひとひともいます。また、おなかがいっぱいのときでも食たべ続つづけて、小ちいさくなった胃いがだんだんのびて大おおきくなっていく人ひともいます。手術しゅじゅつを受うけても、体重たいじゅうが減へって元もとどおりに増ふえないように、あなたは食たべるものに気きをつける必要ひつようがあります。

また、食たべ物ものがふつうに吸収きゅうしゅうされないため、あなたはビタミン、ミネラル、タンパク質しつなどの大事だいじな栄養素えいようそを十分じゅうぶんとるように気きをつける必要ひつようがあります。

食たべ方かたを変かえるのが難むずかしいこともあります。カウンセリングや、サポートグループに相談そうだんするのが役やくに立たつでしょう。

減量手術げんりょうしゅじゅつにはどのような利点りてんがありますか?

減量手術げんりょうしゅじゅつは、ダイエットをしても減へらせなかった体重たいじゅうを減へらすのに役立やくだつことがあります。また、ふつうはダイエットよりも手術しゅじゅつの方ほうがはるかに体重たいじゅうが減へります。

体重たいじゅうが減へると、次つぎのような体重たいじゅうに関係かんけいする健康上けんこうじょうの問題もんだいの解決かいけつに役立やくだちます。

減量手術げんりょうしゅじゅつはどのくらい安全あんぜんですか?

すべての手術しゅじゅつで、次つぎのことが起おこる可能性かのうせいがあります。

  • 手術しゅじゅつした部分ぶぶんの近ちかくの感染症かんせんしょう

  • 肺はいに血栓けっせんができる

  • 肺はいの感染症かんせんしょう(肺炎はいえん)

減量手術げんりょうしゅじゅつでは、次つぎのことが起おこる可能性かのうせいもわずかにあります。

  • 腸閉塞ちょうへいそく

  • 手術しゅじゅつでつないだ部分ぶぶんから中身なかみがもれ、腹部ふくぶの感染症かんせんしょうを引ひき起おこすことがある

  • 胃いや腸ちょうなどの腹部ふくぶからの出血しゅっけつ

  • 胆石たんせきまたは胆嚢たんのうの異常いじょう

  • 腎結石じんけっせき

  • 痛風つうふう

  • 食たべ物ものから十分じゅうぶんな栄養えいようがとれない

  • 死亡しぼう

このような危険性きけんせいがあるため、医師いしはひどい肥満ひまんの人ひとと体重たいじゅうが重じゅうすぎて体重たいじゅうに関係かんけいした深刻しんこくな健康上けんこうじょうの問題もんだいがある人ひとにだけ、減量手術げんりょうしゅじゅつを行おこないます。手術しゅじゅつの危険性きけんせいについて、あなたの医師いしに相談そうだんしてください。

もし手術しゅじゅつをした傷口きずぐちのまわりに、次つぎのような感染かんせんの徴候ちょうこうがあれば、すぐに医師いしに電話でんわしてください。

  • 発赤ほっせき

  • 重度じゅうどの痛いたみ

  • 腫はれ

  • 臭においにおい

  • じくじく

もし手術しゅじゅつの後あとに次つぎのような注意ちゅういすべき徴候ちょうこうがあれば、すぐに医師いしに電話でんわしてください。

  • 腹部ふくぶの激はげしい痛いたみ

  • 発熱はつねつまたは悪寒おかん

  • 嘔吐おうと

  • 出血しゅっけつ

  • 心拍しんぱくが速はやかったり、飛とんだりする

  • 下痢げり

  • 黒くろくて、ねばり気けのある、ひどいにおいがする便べん

  • 息切いきぎれ

  • 発はつ汗あせ

  • 突然とつぜんの顔面がんめん蒼白そうはく

  • 胸むねの痛いたみ

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