バリア法ほうによる避妊ひにん

完全なレビュー: 2025年 5月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 7月
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避妊ひにんとは、妊娠にんしんを防ふせぐために用もちいる方法ほうほうのことです。避妊ひにんをしていても妊娠にんしんする可能性かのうせいがありますが、適切てきせつに避妊ひにんを行おこなうと、妊娠にんしんのリスクが大幅おおはばに低下ていかします。

バリア法ほうによる避妊ひにんとは何なんですか?

バリア法ほうによる避妊ひにんは、精子せいしが卵子らんしにたどり着つけないようにして避妊ひにんする方法ほうほうです。

バリア法ほうによる避妊ひにんには、次つぎのような方法ほうほうがあります。

  • コンドーム

  • ペッサリー

  • 子宮頸管しきゅうけいかんキャップ

  • 避妊ひにん用ようスポンジ

  • 殺精子剤さつせいしざい

進入しんにゅうを食くい止とめる:バリア法ほうによる避妊ひにん

バリア法ほうによる避妊ひにんでは、子宮内しきゅうないへの精子せいしの進入しんにゅうを阻止そしします。具体的ぐたいてきには、コンドーム、ペッサリー、子宮頸管しきゅうけいかんキャップ、避妊ひにん用ようスポンジなどがあります。コンドームには殺精子剤さつせいしざいが付ついているものもあります。殺精子剤さつせいしざいが付ついていないコンドームや他ほかのバリア式しきの避妊具ひにんぐを使用しようする場合ばあいは、同時どうじに殺精子剤さつせいしざいを使用しようすべきです。

  • バリア法ほうによる避妊ひにんで最もっとも効果こうかがあるのは、ラテックスでできた男性だんせい用ようコンドームです(正ただしく使つかった場合ばあい)。

  • ラテックスでできたコンドームは、HIVを含ふくむ、よくある性感染症せいかんせんしょうも予防よぼうできる避妊ひにんの方法ほうほうとしては唯一ゆいいつのものです。

  • コンドーム、避妊ひにん用ようスポンジ、殺精子剤さつせいしざいは市販しはんされていて、店みせで買かうことができます(処方しょほうせんは必要ひつようありません)。

  • ペッサリーと子宮頸管しきゅうけいかんキャップはさまざまなサイズがあり、医師いしに処方しょほうしてもらう必要ひつようがあります。

  • すべてのバリア法ほうによる避妊ひにんにおいて、殺精子剤さつせいしざい(精子せいしを殺ころす化学物質かがくぶっしつ)を使つかうべきです。

バリア法ほうによる避妊ひにんはどのように行おこないますか?

コンドーム

コンドームは、陰茎いんけい(男性だんせい用ようコンドーム)や腟ちつ(女性用じょせいようコンドーム)にかぶせる避妊ひにんのためのうすいカバーです。どちらの種類しゅるいも、精子せいしが腟ちつに入はいるのを食くい止とめます。コンドームは、ラテックス、ポリウレタン、ラムスキン(羊ひつじの腸ちょう)などでできています。ラテックスでできたコンドームは、よくある性感染症せいかんせんしょうも予防よぼうできる唯一ゆいいつの避妊ひにんの方法ほうほうです。

コンドームで避妊ひにん効果こうかを得えるには、正ただしく使用しようする必要ひつようがあります。コンドームは陰茎いんけいを挿入そうにゅうする前まえにつけるようにします。

男性だんせい用ようコンドームは次つぎのように使つかいます。

  • 性行為せいこういのたびに新あたらしいコンドームを使つかう

  • 正ただしいサイズのコンドームを使つかう

  • 爪つめや歯は、その他たのとがったもので傷きずをつけないように注意ちゅういして取とり扱あつかう。

  • 勃起ぼっきした後あと、パートナーと性器せいきがふれ合あう前まえにつける。

  • コンドームがどちら向むきに巻まかれているかを確たしかめるために、ひとさし指ゆびにコンドームをのせて、そっと少すこしだけ巻まき下おろす

  • スムーズに下おろせない場合ばあいは、コンドームをひっくりかえし、反対はんたいむきを試ためす

  • まるまったコンドームを勃起ぼっきした陰茎いんけいの先端せんたんにあてがう

  • 精液せいえきをためるすき間まとして、コンドームの先端せんたんを0.5インチほど残のこしておく

  • 片手かたてでコンドームの先端せんたんをつまんで空気くうきを押おし出だす

  • 包皮ほうひ環状かんじょう切除せつじょをしていない場合ばあいは、コンドームを巻まき下おろす前まえに包皮ほうひを引ひき下おろしておく

  • もう一方いっぽうの手てでコンドームを陰茎いんけいの下したまで巻まき下おろし、空気くうきが入はいって入いれば押おし出だしてぴったりとかぶせる

  • 性交中せいこうちゅうは、十分じゅうぶんにすべりがよいことを確たしかめる

  • ラテックスでできたコンドームの場合ばあいは、必かならず水性すいせいの潤滑剤じゅんかつざいを使つかう(ワセリン、ショートニング、鉱物油こうぶつゆ、マッサージオイル、ボディーローション、料理りょうり用ようの油あぶらなどの油性ゆせいの潤滑剤じゅんかつざいはラテックスを弱よわくし、コンドームの破損はそんにつながります)

  • コンドームから精液せいえきがもれないようにするため、陰茎いんけいを引ひき抜ぬくときは陰茎いんけいの根元ねもとでコンドームをしっかり押おさえる

女性用じょせいようコンドームは次つぎのように使つかいます。

  • 女性用じょせいようコンドームの内側うちがわのリングを腟ちつの中なかにできるだけ深ふかく入いれ、外側そとがわのリングは外そとに出だしたままにしておく

  • 陰茎いんけいは外側そとがわのリングをとおして慎重しんちょうに挿入そうにゅうする

  • 陰茎いんけいがすべり出でてしまったり、外側そとがわのリングが腟ちつの中なかに入はいってしまった場合ばあいには、まだ射精しゃせいの前まえであれば、女性じょせい用ようのコンドームを取とり出だしてまた入いれる

  • 射精しゃせいしたらすぐに、陰茎いんけいを抜ぬく

  • 外側そとがわのリングをつまみ、ねじって、精液せいえきがこぼれないようにする

  • 使つかい終おわった女性用じょせいようコンドームを慎重しんちょうに腟ちつから引ひき出だす

  • 捨すてる

性交せいこうのたびに新あたらしいコンドームを使つかい、古ふるいコンドームや穴あながあいているかもしれないコンドームは絶対ぜったいに使つかわないようにします。殺精子剤さつせいしざいはコンドームの働はたらきをよくするため、新あたらしいコンドームにかえるたびに使つかいます。

ペッサリー

ペッサリーはドームのような形かたちをしたゴムでできたカップで、腟ちつから入いれて子宮頸部しきゅうけいぶにかぶせ、精子せいしが入はいれないようにするものです。子宮頸部しきゅうけいぶは子宮しきゅうの下側したがわの部分ぶぶんです。ペッサリーは医師いしから入手にゅうしゅし、医師いしはあなたに合あったサイズを確たしかめ、使つかい方かたを教おしえてくれます。ペッサリーをいったん入いれれば、あなたとパートナーはペッサリーが入はいっていることが分わからないはずです。

ペッサリーは妊娠にんしんを防ふせぐのに役立やくだちますが、性感染症せいかんせんしょうを防ふせぐことはできません。

ペッサリーは次つぎのように使つかいます。

  • カップの中なかに殺精子剤さつせいしざいのクリームまたはゼリーを入いれる

  • 性交せいこうを始はじめる前まえにペッサリーを入いれる

  • 性交せいこうの後あと、6~8時間じかんはペッサリーを入いれたままにする(ただし24時間じかん以上いじょうは入いれたままにしないようにします)

  • ペッサリーが入はいっている間あいだにあなたがまた性交せいこうするときには、まず殺精子剤さつせいしざいをもっと腟ちつに入いれる

ペッサリーは洗あらってまた使つかえます。ペッサリーが破やぶれていないかどうか、定期的ていきてきに確たしかめる必要ひつようがあります。あなたが次つぎにあてはまれば、新あたらしいサイズのペッサリーが必要ひつようかもしれません:

  • 体重たいじゅうが10ポンド以上いじょう増ふえた、または減へった

  • 同おなじペッサリーを1年ねん以上いじょう使つかった

  • 出産しゅっさんまたは中絶ちゅうぜつをした

子宮頸管しきゅうけいかんキャップ

子宮頸管しきゅうけいかんキャップはぼうしのような形かたちをしたシリコンでできたカップで、ペッサリーに少すこし似にていますが、大おおきさが小ちいさくなります。キャップは腟ちつから入いれて子宮頸部しきゅうけいぶにかぶせ、精子せいしが入はいれないようにします。

子宮頸管しきゅうけいかんキャップは医師いしから入手にゅうしゅし、医師いしがあなたに合あったサイズを確たしかめてくれます。

子宮頸管しきゅうけいかんキャップは次つぎのように使つかいます。

  • カップの中なかに殺精子剤さつせいしざいのクリームまたはゼリーを入いれる

  • 性交せいこうを始はじめる前まえに子宮頸管しきゅうけいかんキャップを入いれる

  • 性交せいこうの後あと、少すくなくとも6時間じかんは子宮頸管しきゅうけいかんキャップを入いれておくが、48時間じかん以上いじょうは入いれたままにしないようにする。

1年間ねんかんは同おなじ子宮頸管しきゅうけいかんキャップを洗あらってまた使つかえます。

避妊ひにん用ようスポンジ

避妊ひにん用ようスポンジは殺精子剤さつせいしざいがついているスポンジで、腟ちつに入いれて精子せいしが子宮しきゅうに入はいれないようにするものです。避妊ひにん用ようスポンジは妊娠にんしんを防ふせぐのに役立やくだちますが、性感染症せいかんせんしょうを防ふせぐことはできません。

医師いしの診察しんさつを受うけなくても、店みせで避妊ひにん用ようスポンジを買かうことができます。スポンジをいったん入いれれば、あなたとパートナーはスポンジが入はいっていることが分わからないはずです。

避妊ひにん用ようスポンジは、長ながくて性交せいこうをする24時間前じかんまえから入いれることができます。

避妊ひにん用ようスポンジは次つぎのように使つかいます。

  • スポンジを水みずでぬらす

  • 折おりたたんで、腟ちつの奥深おくふかくまで入いれる

  • 入いれている間あいだに性交せいこうする(回数かいすうは問とわない)

  • 性交せいこうの後あと、少すくなくとも6時間じかんは入いれたままにする(ただし30時間じかん以上いじょうは入いれたままにしないようにします)

避妊ひにん用ようスポンジを使つかうと起おこるかもしれない問題もんだいには、次つぎのものがあります。

  • アレルギー反応はんのう

  • 腟ちつの乾燥かんそうや痛いたみ

  • スポンジを取とり出だすのが難むずかしい

殺精子剤さつせいしざい

殺精子剤さつせいしざいとは、精子せいしを殺ころす化学物質かがくぶっしつです。殺精子剤さつせいしざいは、発泡剤はっぽうざい、ゼリー、クリーム、または坐薬ざやく(やわらかい錠剤じょうざいの薬くすりで腟ちつに入いれるととける)になっています。性交せいこうの前まえに殺精子剤さつせいしざいを腟ちつに入いれます。坐薬ざやくはとける時間じかんが必要ひつようなため、性交せいこうの10~30分ぷん前まえに入いれなければなりません。

1日にちに1回以上かいいじょう、殺精子剤さつせいしざいを使用しようしないでください。殺精子剤さつせいしざいは腟ちつを刺激しげきすることがあり、HIV感染症かんせんしょうになる危険性きけんせいが高たかくなります。

  • 避妊ひにんの方法ほうほうとして殺精子剤さつせいしざいだけを使つかわないようにしましょう―コンドームやペッサリーなどのバリア法ほうによる避妊ひにんの方法ほうほうといっしょに使つかってください。

  • 殺精子剤さつせいしざいは精子せいしを殺ころしますが、性感染症せいかんせんしょうを引ひき起おこす微生物びせいぶつを殺ころすわけではありません。

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