青年期における医療上の問題に関する序論

執筆者:Sarah M. Bagley, MD, MSc, Boston University Chobanian & Avedisian School of Medicine
Reviewed ByAlicia R. Pekarsky, MD, State University of New York Upstate Medical University, Upstate Golisano Children's Hospital
レビュー/改訂 修正済み 2024年 11月
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青年期とは,小児期から成人期に至るまでの期間である。急速な身体的成長心理社会的発達がみられる段階であり,それらの結果として,健康促進の機会がもたらされると同時に,健康上のリスクも生じる。リスクは以下のものに関係する:

青年期によくみられる健康上の問題

米国の青年に起こる死亡および身体障害の最大の原因は,不慮の負傷(例,銃器,自動車事故,および薬物の過剰摂取によるもの)である(1)。

故意の負傷(殺人,自殺)による身体的外傷も青年では非常によくみられる。また,競技活動などの結果として脳震盪が発生することもある。

物質使用は一般に健康上の重大な懸念事項であり,青年において重要な問題となっている。短期的および長期的な影響を回避するために,健康教育,予防,スクリーニング,および早期発見が必要である。

青年期には精神疾患がよくみられる。COVID-19のパンデミックとそれに対する世界的な対応(家庭や学校のスケジュールの混乱など)は,青年の精神衛生に大きな影響を及ぼした。

青年が自身のセクシュアリティを模索し,友人や他者からの性的な期待や行動に曝されるようになると,性や生殖に関する問題が重要性を増してくる。性の健康に関する問題としては以下のものが考えられる:

この時期にはジェンダーアイデンティティの模索が生じることもある。

幸いなことに,大半の青年は身体的にも精神的にも良好な健康状態を維持する。しかしながら,青年に重度または慢性の疾患が発生することもある。青年期には肥満がよくみられ,糖尿病高血圧脂質異常症などの併存症をしばしば伴う。さらに,医学の進歩によって,小児期早期の重篤な疾患後の生存期間が延長している。

米国では,約40%の青年が喘息糖尿病炎症性腸疾患などの慢性疾患を有している(2)。

一般的ではないが,青年で最も多くみられるがんとして,白血病リンパ腫骨肉腫,軟部肉腫(例,横紋筋肉腫),中枢神経系腫瘍甲状腺癌などがある。

参考文献

  1. 1.Goldstick JE, Cunningham RM, Carter PM.Current Causes of Death in Children and Adolescents in the United States. N Engl J Med.2022;386(20):1955-1956.doi:10.1056/NEJMc2201761

  2. 2.U.S. Department of Health and Human Services (HHS) Data Resource Center for Child and Adolescent Health: 2018-2019 National Survey of Children's Health.Accessed October 27, 2024.

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