蜂窩織炎ほうかしきえん

完全なレビュー: 2025年 9月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 9月
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蜂窩織炎ほうかしきえんとはどのような病気びょうきですか?

蜂窩織炎ほうかしきえんは、皮膚ひふの細菌感染症さいきんかんせんしょうの一種いっしゅです。

  • 蜂窩織炎ほうかしきえんは、よくある皮膚ひふの感染症かんせんしょうで、急速きゅうそくに広ひろがって、とても深刻しんこくになることがあります。

  • 感染かんせんした部分ぶぶんは、痛いたみが出でて、赤あかく、熱あつくなり、腫はれます。

  • 蜂窩織炎ほうかしきえんは、脚あしに最もっとも多おおくみられますが、どこにでも起おこることがあります。

  • 感染かんせんが血液けつえきの流ながれに入はいると、命いのちにかかわることもあります。

蜂窩織炎ほうかしきえんの原因げんいんは何なんですか?

蜂窩織炎ほうかしきえんは、皮膚ひふの中なかに入はいった細菌さいきんによって起おこります。細菌さいきんは、ほとんどの場合ばあい、ひっかき傷きず、刺さし傷きず、手術しゅじゅつ、熱傷ねっしょう(やけど)、真菌感染症しんきんかんせんしょう、動物どうぶつ咬傷こうしょう、皮膚ひふの病気びょうきなどによって皮膚ひふにできた小ちいさな穴あなから入はいってきます。しかし、蜂窩織炎ほうかしきえんは明あきらかな傷きずがない皮膚ひふにも起おこることがあります。

蜂窩織炎ほうかしきえんの多おおくは、ブドウ球菌きゅうきんという細菌さいきんによって引ひき起おこされます(ブドウ球菌感染症きゅうきんかんせんしょう)。蜂窩織炎ほうかしきえんを引ひき起おこすことがあるブドウ球菌きゅうきんの一種いっしゅは、MRSA(メチシリン耐性たいせい黄色きいろブドウ球菌きゅうきん)と呼よばれています。MRSAは、多おおくの抗菌薬こうきんやくにたえることができ、治療ちりょうが難むずかしくなることがあります。

免疫めんえき機能きのうが低下ていかしている人ひとは、蜂窩織炎ほうかしきえんを引ひき起おこす病気びょうきになりやすいです。

次つぎのことに当あてはまる人ひとは、蜂窩織炎ほうかしきえんが何度なんどもできる可能性かのうせいがほかの人ひとより高たかいです。

  • 肥満ひまん

  • 免疫めんえきの働はたらきが弱よわっている

  • 湿疹しっしんやみずむしなど、ほかに皮膚ひふの病気びょうきがある

  • 腕うでや脚あしが腫はれている

  • 脚あしの静脈じょうみゃくが傷きずついていて、正常せいじょうな血流けつりゅうがさまたげられている

蜂窩織炎ほうかしきえんにはどのような症状しょうじょうがありますか?

  • 皮膚ひふの赤あかみ、腫はれ、熱感ねつかん、痛いたみ

  • ときには、中なかに黄色きいろの液体えきたいが入はいった水みずぶくれ

  • ときには、発熱はつねつやリンパ節せつの腫はれ(リンパ腺せん腫脹しゅちょう)

蜂窩織炎ほうかしきえんはふつう、皮膚ひふの小ちいさな部分ぶぶんが赤あかくなり、わずかに痛いたみが出でることから始はじまります。感染かんせんした部分ぶぶんが急速きゅうそくに広ひろがることがあります。数日すうじつのうちに、ふくらはぎの小ちいさな点てんから、膝ひざから下したの脚あし全体ぜんたいにまで広ひろがることもあります。

感染かんせんが血液けつえきの流ながれに入はいると、高熱こうねつが出でたり、血圧けつあつが低下ていかしたり、一部いちぶの臓器ぞうきの働はたらきが止とまったりすることがあります(敗血症はいけつしょうと敗血症はいけつしょうショック)。

医師いしはどのようにして、私わたしが蜂窩織炎ほうかしきえんかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは、あなたの皮膚ひふの見みた目めから蜂窩織炎ほうかしきえんを診断しんだんします。まちがいなく診断しんだんできる検査けんさはありません。しかし、脚あしの赤あかみや腫はれの原因げんいんが血栓けっせん(血ちのかたまり)ではないことを確たしかめるために、医師いしが超ちょう音波検査おんぱけんさなどの検査けんさをすることがあります。

皮膚ひふの一部いちぶが赤あかくなり、腫はれて、痛いたみもある場合ばあいは、すぐに病院びょういんに行いってください。

医師いしは蜂窩織炎ほうかしきえんをどのように治療ちりょうしますか?

  • 細菌さいきんを殺ころすための抗菌薬こうきんやくを使つかいます。

  • ふつう、抗菌薬こうきんやくは飲のみ薬ぐすりを使つかいますが、深刻しんこくな感染症かんせんしょうが起おきている場合ばあいは、病院びょういんで静脈じょうみゃくへの注射ちゅうしゃが行おこなわれることもあります。

  • 脚あしに蜂窩織炎ほうかしきえんが起おきている場合ばあい、医師いしはその脚あしを上あげておくように指示しじします。

蜂窩織炎ほうかしきえんはどうすれば予防よぼうできますか?

  • 皮膚ひふに傷きずができたら、その部分ぶぶんを清潔せいけつに保たもち、包帯ほうたいをして、予防よぼうのために抗菌薬こうきんやくのクリームをぬります。

  • 皮膚ひふのやぶれた部分ぶぶんを治なおりやすくするために、真菌しんきんによる足あしの感染症かんせんしょう(みずむしなど)や、そのほかの皮膚ひふの病気びょうきがあれば治療ちりょうします。

  • あなたが糖尿病とうにょうびょうの場合ばあいや、血行けっこうが悪わるい場合ばあいは、足あしを毎日まいにち調しらべ、保湿剤ほしつざいを使つかい、適切てきせつなくつをはいて、けがをしないようにします。

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