その他のアルボウイルス感染症

執筆者:Stefania Carmona, MD, University of Alabama at Birmingham
Reviewed ByChristina A. Muzny, MD, MSPH, Division of Infectious Diseases, University of Alabama at Birmingham
レビュー/改訂 修正済み 2025年 8月
v1021124_ja
意見 同じトピックページ はこちら

アルボウイルス(arthropod-borne virus)という用語は,特定の吸血性節足動物,主に昆虫(ハエおよび蚊)とクモ形綱動物(マダニ)を媒介生物としてヒトや他の脊椎動物に伝播する全てのウイルスに適用される。

マヤロ病

マヤロウイルスは,トガウイルス科のアルファウイルスの一種であり,Haemagogus属の蚊を媒介して伝播する。

マヤロウイルスは,中米,カリブ諸国,および南米の一部地域で発見されている。南米の熱帯地域(トリニダード,スリナム,フランス領ギアナ,ブラジル,ペルー,ボリビア,およびベネズエラ)で風土病となっており,報告症例の数はブラジルが最多である。

マヤロ病は,デングウイルス感染症に類似した基本的に軽症の疾患であり,発熱,頭痛,筋肉痛,関節痛,および発疹がみられる。大半の症例で自然軽快する。重症化はまれであるが,慢性の多関節炎,出血,心筋炎,および神経学的合併症が報告されている(1, 2)。

血清学的検査では近縁のアルボウイルスとの交差反応がみられるため,診断は複雑である。血清学的検査での陽性判定を,逆転写PCR(RT-PCR)検査で確認する必要がある。

マヤロウイルスに対して特異的な抗ウイルス薬はなく,治療は必要に応じた対症療法である(3)。

マヤロ病の予防としては,蚊の刺咬を回避するとともに,蚊の防除を行う。利用可能なワクチンはない。

マヤロ病に関する参考文献

  1. 1.Centers for Disease Control and Prevention: Mayaro Virus: Data and Maps for Mayaro.December 13, 2024.Accessed June 23, 2025.

  2. 2.Acosta-Ampudia Y, Monsalve DM, Rodríguez Y, Pacheco Y, Anaya JM, Ramírez-Santana C: Mayaro: an emerging viral threat? Emerg Microbes Infect 7(1):163, 2018.Published 2018 Sep 26.doi:10.1038/s41426-018-0163-5

  3. 3.Wei LLL, Tom R, Kim YC: Mayaro Virus: An Emerging Alphavirus in the Americas. Viruses 2024;16(8):1297, 2024.Published 2024 Aug 14.doi:10.3390/v16081297

オロプーシェ熱

オロプーシェウイルス(oropouche virus)は,ブニヤウイルス属シンブ群のウイルスである。

オロプーシェウイルスは,中南米とカリブ諸国に生息するヌカカ(小さな飛翔昆虫)の一種Culicoides paraensisを介してヒトに感染する。妊娠中の垂直感染が起こりうる。オロプーシェ熱患者の精液中でオロプーシェウイルスが検出された症例の報告を受けて,性感染の可能性についての懸念が提起されている(1)。

オロプーシェウイルスの伝播は,以下の2つのサイクルの中で起こる:

  • 野生型

  • 都市流行型

野生型サイクルでは,オロプーシェウイルスの病原体保有生物は野生動物である(例,霊長類,ナマケモノ,特定の節足動物)。都市流行型サイクルでは,ヒトが主な病原体保有生物となり,ヌカカを介してヒトからヒトへと感染する。

そのようなオロプーシェウイルスは,発生地域全体で大きな流行を起こす可能性がある。南米およびカリブ諸国のアマゾン盆地以外の都市部近郊において,オロプーシェ熱のアウトブレイクが数件報告されている(2)。世界保健機関(World Health Organization:WHO)は,発熱を伴う他の一般的なアルボウイルス感染症(例,チクングニア熱デングウイルス感染症黄熱ジカウイルス感染症)の鑑別診断にオロプーシェ熱を含めることを推奨している(3)。

ヒトのオロプーシェ熱はデングウイルス感染症に類似し,急性の発熱および感染症を引き起こす。まれに,重症患者は髄膜炎および髄膜脳炎で発症する。

妊娠中のオロプーシェウイルスへの感染には,望ましくない妊娠転帰(例,胎児死亡,死産,先天異常)との関連がみられる。

診断は,可能であれば培養またはRT-PCR検査を通じたウイルス検出による(4)。治療は支持療法による。

オロプーシェ熱の予防としては,ヌカカによる刺咬を回避する。利用可能なワクチンはない。

オロプーシェ熱に関する参考文献

  1. 1.Castilletti C, Huits R, Mantovani RP, Accordini S, Alladio F, Gobbi F: Replication-Competent Oropouche Virus in Semen of Traveler Returning to Italy from Cuba, 2024. Emerg Infect Dis 30(12):2684-2686, 2024.doi:10.3201/eid3012.241470

  2. 2.Centers for Disease Control and Prevention: Oropouche: 2024 Oropouche Outbreak.March 25, 2025.Accessed June 23, 2025.

  3. 3.World Health Organization: Disease Outbreak News: Oropouche virus disease - Peru.June 3, 2016.Accessed June 23, 2025.

  4. 4.Riccò M, Corrado S, Bottazzoli M, et al: (Re-)Emergence of Oropouche Virus (OROV) Infections: Systematic Review and Meta-Analysis of Observational Studies. Viruses 16(9):1498, 2024.doi:10.3390/v16091498

ダニ媒介性脳炎

ダニ媒介性脳炎は,3つの主要な亜型(欧州型,シベリア型,極東型)と2つの追加の亜型(バイカル型,ヒマラヤ型)が存在するフラビウイルスによって引き起こされる。

ダニ媒介性脳炎は主に感染したマダニ科のマダニの刺咬を介してヒトに伝播し,その具体的な種としては,欧州ではIxodes ricinus,シベリアおよび極東ではシュルツェマダニ(Ixodes persulcatus)である。マダニはウイルスの媒介動物であると同時に病原体保有生物でもあり,小さな齧歯類が主な増幅宿主である。ダニ媒介性脳炎には,感染したヤギ,ヒツジ,またはウシ由来の低温殺菌していない乳製品(例,牛乳,チーズ)の摂取や,輸血,臓器移植,授乳,検査室での検体の取扱いを介した曝露によっても感染することがある。

フランス東部から日本北部および北アフリカの一部地域までの地域で症例が報告されている。欧州で発生率が最も高いのは,チェコ共和国,バルト三国,およびスロベニアである。米国での症例発生はまれであり,欧州または中国に旅行した人々で発生している(1)。

症例は,マダニが最も活発になる春前半から夏後半にかけて発生する。

まず,通常は数日で収まる軽度のインフルエンザ様疾患で発症する(2)。一部の患者では,より重度の症状(例,髄膜炎,髄膜脳炎)がみられる。50歳以上の人で発生率および重症度が最も高い。致死率と神経学的後遺症の頻度はウイルスの亜型によって異なり,死亡率は極東型が最も高い(3)。

以下の両方を認める旅行者ではダニ媒介性脳炎を疑うべきである:

  • 流行地域から帰還後4週間以内に,神経侵襲に進行する非特異的な発熱性疾患

  • マダニへの曝露のリスク

ダニ媒介性脳炎の診断は通常,血液中または髄液中に特定のIgM抗体を検出することで血清学的に下されるが,この所見は典型的には神経症状が発生した後になって初めて現れる。ダニ媒介性脳炎を引き起こすウイルスはときに,抗体価が上昇する前に,早期ウイルス分離または逆転写PCR(RT-PCR)検査によって血清中に検出されることがある。

その他のウイルス性髄膜脳炎と同様,治療は支持療法による。

ダニ媒介性脳炎の予防法は,マダニ咬傷を回避することである。ダニ媒介性脳炎が流行している地域では,ワクチンが使用可能である(4)。米国では,流行地域を訪れ,マダニに曝露するリスクがある米国人旅行者を対象にワクチンが利用できる(5)。

ダニ媒介性脳炎に関するウイルス

  1. 1.Hills SL, Gould CV: Tick-Borne Encephalitis.In CDC Yellow Book: Health Information for International Travel.April 23, 2025.Accessed June 23, 2025.

  2. 2.Chiffi G, Grandgirard D, Leib SL, Chrdle A, Růžek D: Tick-borne encephalitis: A comprehensive review of the epidemiology, virology, and clinical picture. Rev Med Virol 33(5):e2470, 2023.doi:10.1002/rmv.2470

  3. 3.Centers for Disease Control and Prevention: Tick-borne Encephalitis Virus: Clinical Signs and Symptoms of Tick-borne Encephalitis.May 15, 2024.Accessed June 23, 2025.

  4. 4.European Centre for Disease Prevention and Control: Vaccine Scheduler: Tick-Borne Encephalitis: Recommended vaccinations.2025.Accessed June 23, 2025.

  5. 5.Centers for Disease Control and Prevention: Tick-borne Encephalitis Virus: Tick-borne Encephalitis Vaccine.May 15, 2024.Accessed June 23, 2025.

ポワッサンウイルス

米国では,ダニ媒介性脳炎は主にポワッサンウイルスによって引き起こされているが,これはウエストナイルウイルス,セントルイス脳炎ウイルス,およびダニ媒介性脳炎ウイルスと抗原的に近縁なフラビウイルスの一種である。ポワッサンウイルス感染症は,主に米国北東部の州と五大湖周辺で報告されているが,カナダ南東部とロシア(シベリア南東,ウラジオストクの北東)でも報告されている。

米国には,以下の2種類のポワッサンウイルスが存在し,いずれもヒトの疾患に関連する:

  • ポワッサンウイルス1型:いずれもマダニの一種であるIxodes cookeiまたはIxodes marxiに関連する

  • ポワッサンウイルス2型(ときにシカダニウイルスと呼ばれる):Ixodes scapularisというマダニ(ライム病アナプラズマ症,およびバベシア症を広めるマダニ)に関連する

I. cookeiがヒトを刺すことはまれであるため,大半の感染例はポワッサンウイルス2型によるものである。

感染マダニがポワッサンウイルスを伝播するのにかかる付着時間(15分)は,おそらくライム病の伝播(24~48時間)よりはるかに短い(1)。

ポワッサンウイルス脳炎はまれ(2019年に米国で報告された年間症例数は50例未満)であるが,米国のマダニおよび野生哺乳類におけるポワッサンウイルスの蔓延率の高さを考慮すると,感染リスクは高まっている可能性が高い(2)。症例は,マダニが最も活発な春終盤から秋中盤にかけて発生する(3)。

インフルエンザ様の前駆症状に続いて,神経症状が現れることがある。神経学的後遺症(例,精神症症状,眠気,構音障害,痙縮,頭痛)がよくみられる。報告されている致死率は高いが(最大10~15%)(1),流行地域での血清陽性率が報告症例の頻度より高く,無症候性感染が示唆されることから,この値は報告バイアスを帯びている可能性がある。

脳炎を起こした患者,特にマダニ刺咬の既往,有意な屋外曝露歴,または流行地域への最近の旅行歴ないし居住歴がある患者では,ポワッサンウイルス感染症を考慮すべきである。診断はダニ媒介性脳炎と同様,血清学的検査により血清中または髄液中のポワッサンウイルス特異的IgM抗体を検出し,州の公衆衛生施設またはCDCにおいて急性期および回復期血清検体で中和抗体試験を行うことにより確定される。

特異的な抗ウイルス療法はないため,治療は基本的に支持療法である。コルチコステロイドの有効性は不確かであり,症例報告に基づいている(2)。ポワッサンウイルス感染症に対するワクチンは存在せず,ダニ媒介性脳炎に対するワクチンにポワッサンウイルスに対する防御効果はない。

リスクのある個人は,ダニ刺咬を予防するために個人的な防御対策を適用すべきである。

ポワッサンウイルスに関する参考文献

  1. 1.Doughty CT, Yawetz S, Lyons J: Emerging Causes of Arbovirus Encephalitis in North America: Powassan, Chikungunya, and Zika Viruses. Curr Neurol Neurosci Rep 17(2):12, 2017.doi:10.1007/s11910-017-0724-3

  2. 2.Piantadosi A, Solomon IH: Powassan Virus Encephalitis. Infect Dis Clin North Am 36(3):671-688, 2022.doi:10.1016/j.idc.2022.03.003

  3. 3.Centers for Disease Control and Prevention: Powassan Virus: Data and Maps for Powassan.June 3, 2025.Accessed June 23, 2025.

その他のダニ媒介性ウイルス

米国でみられるその他のダニ媒介性ウイルスとしては以下のものがある:

  • バーボンウイルス(Bourbon virus):このウイルスはカンザス州バーボン郡で多臓器不全で死亡した1名の患者から分離された。米国南部および中西部で限られた数の症例が報告されている(1)。感染は発疹を伴うインフルエンザ様疾患として顕在化する。

  • ハートランドウイルス(Heartland virus):2022年の時点で,ハートランドウイルスによる疾患は米国中西部,北東部,および南部の州で60例以上が報告されている(2)。ハートランドウイルスは,テキサス州からノースカロライナ州までとフロリダ州からメイン州までにかけての計13州においてシカ,アライグマ,コヨーテ,およびヘラジカから検出されている。このウイルスに感染すると,自然に軽快する非特異的な発熱性疾患を発症するのが通常で,さらに白血球減少,血小板減少,および肝トランスフェラーゼ高値がみられることもある。1名の患者が死亡している。エーリキア症の治療を受けている患者でドキシサイクリンに反応がみられない場合は,ハートランドウイルス感染症を考慮する。ハートランドウイルスには特異的な治療法がなく,支持療法で管理される。

  • コロラドダニ熱ウイルス(Colorado tick fever virus):コロラドダニ熱を引き起こすコルチウイルスである。コロラドダニ熱は,米国西部およびカナダにあって媒介生物であるDermacentor andersoniと呼ばれるマダニが生息する海抜1200~3000メートル(4000~10,000フィート)の地域において診断されている。本疾患はまれであり,米国で1年間に報告される症例数の中央値は7例である(3)。非特異的な発熱性疾患が生じるが,まれに髄膜炎または髄膜脳炎を合併することがある。まれに,輸血で感染することがある。

その他のダニ媒介性ウイルスに関する参考文献

  1. 1.Centers for Disease Control and Prevention: Bourbon Virus: About Bourbon.May 14, 2024.Accessed June 23, 2025.

  2. 2.Centers for Disease Control and Prevention: Heartland Virus: Data and Maps for Heartland.May 15, 2024.Accessed June 23, 2025.

  3. 3.Centers for Disease Control and Prevention: Colorado Tick Fever Virus: Data and Maps for Colorado Tick Fever.May 15, 2024.Accessed June 23, 2025.

カリフォルニア脳炎血清群ウイルス

カリフォルニア脳炎ウイルス(California encephalitis serogroup virus)やカンジキウサギウイルス(snowshoe hare virus),ラクロスウイルス(La Crosse virus),ジェームズタウンキャニオンウイルス(Jamestown Canyon virus)などのカリフォルニア脳炎血清群ウイルスは,いずれもアルボウイルスであり,ブニヤウイルス科に属する。これらのウイルスはヤブカ(Aedes属の蚊)によって伝播・維持され,ロッキー山脈,米国東部,カナダ南東部,および西欧で発生している。

カリフォルニア脳炎血清群ウイルスは,中枢神経系症状(例,発熱,傾眠,意識障害,局所の神経学的所見,痙攣発作)を伴う発熱性疾患を引き起こすほか,脳炎または髄膜脳炎を引き起こすこともある(1)。発症するのは基本的に小児であるが,ジェームズタウンキャニオンウイルスは例外で,成人でも発症することがある。側頭葉が侵されると,臨床像がヘルペス脳炎に類似することがあり,20%の患者では,行動上の問題や反復性の痙攣発作がみられる(2)。

治療法はない。予防としては,蚊の刺咬を回避するとともに,蚊の防除を行う

カリフォルニア脳炎血清群ウイルスに関する参考文献

  1. 1.Webster D, Dimitrova K, Holloway K, Makowski K, Safronetz D, Drebot MA: California Serogroup Virus Infection Associated with Encephalitis and Cognitive Decline, Canada, 2015. Emerg Infect Dis 23(8):1423-1424, 2017.doi:10.3201/eid2308.170239

  2. 2.Evans AB, Peterson KE: Throw out the Map: Neuropathogenesis of the Globally Expanding California Serogroup of Orthobunyaviruses. Viruses 11(9):794, 2019.Published 2019 Aug 29.doi:10.3390/v11090794

オムスク出血熱およびKyasanur Forest病

オムスク出血熱とKyasanur Forest病は,マダニ科のマダニによる媒介または感染動物(例,齧歯類,サル)との直接接触を通じて伝播するアルボウイルス感染症である。オムスク出血熱はフラビウイルスの一種によって引き起こされ,シベリアを含むロシアで発生している。Kyasanur Forest病もフラビウイルスの一種によって引き起こされ,インドで発生している。

オムスク出血熱およびKyasanur Forest病は,出血性素因,腹痛,低血圧,白血球減少,および血小板減少を伴う急性熱性疾患であり,一部の患者は3週目に脳炎を発症する(1)。致死率は,オムスク出血熱で3%未満,Kyasanur Forest病で3~5%である(2, 3)。

予防としては,ダニ刺咬の回避と感染動物の回避に努める。Kyasanur feverウイルスのワクチンはインドで製造されている。

オムスク出血熱およびKyasanur Forest病に関する参考文献

  1. 1.Centers for Disease Control and Prevention: Omsk Hemorrhagic Fever: About Omsk Hemorrhagic Fever.January 25, 2024.Accessed June 23, 2025.

  2. 2.Centers for Disease Control and Prevention: Kyasanur Forest Disease: About Kyasanur Forest Disease.March 8, 2024.Accessed June 23, 2025.

  3. 3.Gupta N, Wilson W, Neumayr A, Saravu K: Kyasanur forest disease: a state-of-the-art review. QJM 115(6):351-358, 2022.doi:10.1093/qjmed/hcaa310

リフトバレー熱

リフトバレー熱は,アルボウイルスであるフレボウイルスの一種によって引き起こされ,蚊によって媒介されるほか,以下を介して伝播することもある:

  • 感染した動物の血液または臓器との直接的または間接的接触(例,殺処分,肉の解体,もしくは獣医学的処置)

  • 感染性エアロゾルの吸入

  • 感染動物の生乳の摂取

ウイルスに感染したヤブカ(Aedes属)の虫卵にウイルスが含まれることがある。感染した虫卵は数カ月から数年生き残ることがあり,水に濡れると孵化して伝播能力のある感染した雌の成虫になることがある。

リフトバレー熱は,南アフリカ,東および西アフリカ,アラビア半島,ならびにエジプトで発生している(1)。

リフトバレー熱は,消化管障害を伴う発熱性疾患として発症する。症状がみられる患者の約5~20%で重度の合併症が発生し,具体的には眼疾患,髄膜脳炎(症例の1~5%)出血型(致死率50%)などがある。ヒトの症例が現れる前に,家畜で流産の大規模な集団発生がみられることがある(2)。

家畜用のワクチンがあるほか,ヒト用のワクチンが2024現在,臨床試験の段階にある(3)。

リフトバレー熱に関する参考文献

  1. 1.Centers for Disease Control and Prevention: Viral Hemorrhagic Fevers: About Rift Valley Fever (RVF).May 14, 2024.Accessed June 23, 2025.

  2. 2.Tinto B, Quellec J, Cêtre-Sossah C, Dicko A, Salinas S, Simonin Y: Rift Valley fever in West Africa: A zoonotic disease with multiple socio-economic consequences. One Health 17:100583, 2023.Published 2023 Jun 14.doi:10.1016/j.onehlt.2023.100583

  3. 3.Leroux-Roels I, Prajeeth CK, Aregay A, et al: Safety and immunogenicity of the live-attenuated hRVFV-4s vaccine against Rift Valley fever in healthy adults: a dose-escalation, placebo-controlled, first-in-human, phase 1 randomised clinical trial. Lancet Infect Dis 24(11):1245-1253, 2024.doi:10.1016/S1473-3099(24)00375-X

quizzes_lightbulb_red
Test your KnowledgeTake a Quiz!
iOS ANDROID
iOS ANDROID
iOS ANDROID