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陣痛誘発

執筆者:

Julie S. Moldenhauer

, MD, Children's Hospital of Philadelphia

最終査読/改訂年月 2016年 1月

陣痛誘発とは,経腟分娩を達成するために,自然に陣痛が起こる前に子宮収縮を刺激することである。

適応

陣痛誘発には,以下の場合がある:

  • 医学的適応(例,妊娠高血圧腎症または胎児機能不全のため)

  • 計画的(分娩時期をコントロールする)

計画的誘発の前に,妊娠期間を決定しなければならない。39週前の計画的誘発は推奨されない。

誘発の禁忌は以下を認めるか,既往がある場合である:

  • 子宮底部の手術

  • 直視下胎児手術(例,脊髄髄膜瘤の修復)

  • 子宮腔の開放を伴う子宮筋腫核出術

  • 帝王切開の既往(古典的切開または子宮の肥厚した筋層部への垂直切開による)

  • 活動性の性器ヘルペス

  • 前置胎盤または前置血管

  • 胎位異常(例,横位,臍帯下垂,一部の病型の胎児骨盤不均衡)

複数の子宮瘢痕の存在および骨盤位は相対的禁忌である。

手技

子宮口が閉じ,長くて硬いようならば(熟化不良),子宮口の開大と展退(熟化良好)を生じさせることが目標となる。様々な薬剤と機械的方法が用いられる。具体的には以下のものがある:

  • ミソプロストール(25μg,腟内,3~6時間毎)

  • プロスタグランジンE2(0.5mg,頸管内,または10mg,腟内ペッサリーとして)(プロスタグランジンは帝王切開または子宮手術の既往のある女性では,薬剤により子宮破裂のリスクが上昇するため禁忌である。)

  • オキシトシン(低用量または高用量)

  • ラミナリア桿および経頸管バルーンカテーテル(他の方法が無効であったり禁忌が存在する場合に有用な場合がある)

頸管が熟化すれば,陣痛を誘発する。

オキシトシンの持続静注は最も頻用される方法である;安全で費用対効果が高い。低用量オキシトシンを0.5~2ミリ単位/分で投与し,通常15~60分毎に1~2ミリ単位/分を増量する。高用量オキシトシンは6ミリ単位/分で投与し,15~40分毎に1~6ミリ単位/分を,最大40ミリ単位/分まで増量する。40ミリ単位/分を超える用量では,過度の水分貯留から水中毒につながる可能性がある。子宮頻収縮(30分間の平均で10分間に5回を超える収縮)は胎児に障害をもたらす可能性があり,これを予防するため,オキシトシンの使用を管理しなければならない。

外測式胎児モニタリングがルーチンに行われる;人工破膜(意図的な破膜)の後,胎児の状態が外側的に評価できない場合には内測式モニタリングの適応となることがある。人工破膜は,熟化した頸管に児頭が固定し,児頭が動かない(浮動しない)場合,分娩促進のために行うことができる。

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