危険因子に基づく発熱の主な原因

危険因子に基づく発熱の主な原因

危険因子

原因

なし(健康)

上気道または下気道の感染症

消化管の感染症

尿路感染症

皮膚感染症

入院

静脈カテーテル感染症(静脈内に留置されたカテーテルに関連する血流感染症)

尿路感染症、尿道にカテーテルを入れている人で特に多い

肺炎、特に人工呼吸器を使用している人に多い

無気肺(気道の閉塞により肺の一部がつぶれた状態で、感染症ではない)

手術部位の感染または血液の貯留(血腫)

深部静脈血栓症または肺塞栓症

下痢(クロストリジオイデス・ディフィシル腸炎によるもの)

薬剤

輸血反応

床ずれ

感染症が多発している地域(流行地域)への旅行

マラリア

ウイルス性肝炎

下痢を引き起こす病気

腸チフス

ジカウイルスチクングニア熱エボラウイルス日本脳炎狂犬病麻疹黄熱

デング熱

真菌感染症(コクシジオイデス症ブラストミセス症、またはヒストプラズマ症など)

リケッチア感染症(アフリカダニ刺咬熱や地中海紅斑熱など)

病気を引き起こす生物を運ぶ昆虫または動物(媒介生物と呼ばれる)との接触(右記は米国の場合)

ダニ:リケッチア症エーリキア症、アナプラズマ症ライム病バベシア症回帰熱野兎病

蚊:アルボウイルスによる脳炎マラリアジカウイルス感染症黄熱

野生動物:野兎病狂犬病ハンタウイルス感染症

ノミ:ペスト

家畜:ブルセラ症ネコひっかき病Q熱トキソプラズマ症

鳥:オウム病、鳥インフルエンザ

爬虫類:サルモネラ感染症

コウモリ:狂犬病またはヒストプラズマ症

免疫系の機能低下(易感染状態)

ウイルス:水痘帯状疱疹ウイルス感染症サイトメガロウイルス感染症

細菌:肺炎球菌髄膜炎菌黄色ブドウ球菌緑膿菌、ノカルジア(Nocardia)、抗酸菌による感染症

真菌:カンジダアスペルギルスヒストプラズマコクシジオイデス微胞子虫ニューモシスチス・イロベチイのほか、ムコール症の原因となる真菌

寄生虫:トキソプラズマ原虫糞線虫クリプトスポリジウム、シストイソスポーラ・ベリ(Cystoisospora belli

体温を変化させる薬剤および違法薬物

アンフェタミン類

コカイン

フェンシクリジン(PCP)

メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA、通称エクスタシー)

抗精神病薬悪性症候群を引き起こす可能性がある)

麻酔薬(ハロタンなどの麻酔用のガスを吸入すると悪性高熱症を引き起こす可能性がある)

サイロキシン

インターフェロン(免疫系により作られる物質を基にした薬剤で、ウイルスの増殖を阻害する作用がある)

過敏反応(アレルギー反応)により発熱を誘発する可能性がある薬剤

ベータラクタム系抗菌薬(ペニシリンなど)

サルファ剤

フェニトイン

カルバマゼピン

プロカインアミド

キニジン

アムホテリシンB

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