米国の高リスク患者において抗菌薬による心内膜炎予防を必要とする処置

種類

口腔外科・歯科*

抜歯

歯科インプラントの埋入術または脱臼歯の再植術

手術,スケーリング(歯石除去),ルートプレーニング,プロービングなどの歯周処置

出血が予想される歯またはインプラントの予防的清浄

根管形成または歯根尖より深部に及ぶ手術

気道

粘膜を切開する予定のある気管支鏡検査

確認された感染症の発生中に施行される処置

扁桃摘出術,アデノイド切除術,またはその両方

消化管

なし,ただし確認された感染症の発生中に処置が施行される場合は除く

泌尿生殖器

なし,ただし確認された感染症の発生中に処置が施行される場合(例,腸球菌による尿路感染症が判明している状況での膀胱鏡検査)は除く

筋骨格系

なし,ただし処置で感染組織を扱う場合は除く

皮膚

なし,ただし処置で感染組織を扱う場合は除く

*口腔外科・歯科の処置で予防が必要でないものの例としては,感染のない粘膜を通した麻酔注射や歯科矯正ブラケットの装着などが挙げられる。

Data from Wilson W, Taubert KS, Gewitz M, et al: Prevention of infective endocarditis. Circulation 116 (15):1736–1754, 2007 and Warnes CA, Williams RG, Bashore TM, et al: ACC/AHA 2008 Guidelines for the Management of Adults with Congenital Heart Disease: a report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Practice Guidelines.Circulation 118(23):e714, 2008.

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