フルオロキノロン系薬剤の臨床用途の例

フルオロキノロン系薬剤の臨床用途の例

フルオロキノロン系薬剤

用途

備考

フルオロキノロン系,モキシフロキサシンを除く

尿路感染症,大腸菌(Escherichia coli)のトリメトプリム/スルファメトキサゾール耐性率が15%を超える場合

一部の地域では大腸菌(E. coli)の耐性が増加している

フルオロキノロン系

細菌性前立腺炎

サルモネラ菌血症

腸チフス

通常は効果的である

感染性下痢症

大半の起因菌に対して効果的(Campylobacter属細菌,サルモネラ赤痢菌ビブリオ腸炎エルシニアYersinia enterocolitica]);ただし,一部地域ではCampylobacter jejuniの耐性が増加している

大腸菌(E. coli)O157:H7またはその他の腸管出血性大腸菌(E. coli)には使用しない

Clostridioides difficile(かつてのClostridium difficile)には無効である

オフロキサシン

Chlamydia trachomatis感染症

7日間

新しいフルオロキノロン系薬剤(デラフロキサシン[delafloxacin],ゲミフロキサシン[gemifloxacin],レボフロキサシン,モキシフロキサシン)

市中肺炎

他の薬剤が好まれるため,第1選択の治療法ではない

レジオネラ肺炎

第1選択薬(またはアジスロマイシン)

シプロフロキサシン

院内肺炎

緑膿菌(Pseudomonas aeruginosaに対して効果的であるため,地域のアンチバイオグラムに基づいて(ブドウ球菌に有効な薬剤に加えて)経験的に使用できる

多剤耐性が懸念される場合は,抗緑膿菌活性を有する別の抗菌薬と併用してもよい

感受性細菌による骨髄炎の長期経口治療

フルオロキノロン系薬剤は,経口生物学的利用能が高く,骨への移行性が良好であるため,骨髄炎に有用である

髄膜炎菌感染症の予防

炭疽の予防

2001年にはバイオテロ攻撃後に米国で広く使用された

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