プルーンベリー症候群は,腹筋欠損,先天性尿路異常,および腹部停留精巣で構成される症候群である。
プルーンベリー症候群(prune-belly syndrome)という疾患名は,新生児の腹壁に観察される皺のよった特徴的な外観に由来する。この先天性症候群は,一部の例外を除いて主に男児に発生するが,原因は明らかにされていない。
尿路の異常としては,水腎症,巨大尿管,膀胱尿管逆流症,尿道異常などがみられる。重症例では腎不全や気管支肺異形成を伴うこともあり,胎児死亡となる場合もある。
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プルーンベリー症候群の診断は,しばしばルーチンの出生前超音波検査で下される。出生後超音波検査に加えて,精査として排尿時膀胱尿道造影および/または腎シンチグラフィーを行ってもよい。
プルーンベリー症候群の治療
場合により手術
先天性尿路異常に対して外科的再建が必要になる場合がある。尿路に対する介入が必要でない場合は,精巣固定術を腹壁形成術と同時に施行してもよい。大半の患者で精巣が腹腔内にあるため,しばしば精巣固定術が必要になるが,腹壁形成術の適応がない場合,精巣固定術は腹腔鏡下で施行される。
腎機能不全がよくみられ,約15~20%の患者が透析または移植を必要とする(1)。
治療に関する参考文献
1.Seidel NE, Arlen AM, Smith EA, Kirsch AJ.Clinical manifestations and management of prune-belly syndrome in a large contemporary pediatric population. Urology.2015;85(1):211-215.doi:10.1016/j.urology.2014.09.029



