全身性強皮症

(強皮症)

レビュー/改訂 修正済み 2025年 2月
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全身性強皮症とはどのような病気ですか?

全身性強皮症では、皮膚、関節、臓器、血管に硬くなる変化が生じます。

  • 全身性強皮症はまれです。

  • 男性より女性に多くみられ、普通は20~50才の人にみられます。

  • 全身性強皮症では、皮膚が締まって硬くなったり、ほかの臓器に損傷が生じる可能性があります。

  • 体の一部だけに問題が起こる場合もあれば、全身の複数の臓器に問題が起こる場合もあります。

  • 全身性強皮症は時間がたつほど悪化しますが、治療することで症状を軽くすることができます。

全身性強皮症の原因は何ですか?

全身性強皮症は、組織がコラーゲンやそのほかのタンパク質をつくりすぎると起こります。コラーゲンは、皮膚、爪、毛、腱などの組織をつくるのを助けるタンパク質です。コラーゲンが多すぎると、硬くなったり傷あとができたりします。

全身性強皮症が起こる原因は、医師にも分かっていません。

全身性強皮症にはどのような症状がありますか?

次のような症状があります。

  • 皮膚が腫れて、厚くなり、硬くなる(普通は指に起こります)

  • 冷えると指が青白くなり、チクチクして、しびれる(レイノー症候群

  • 胸やけ

  • ものを飲みにくい

  • 息切れ

  • 関節のうずきや痛み

  • 場合によっては、筋肉が痛くなったり、力が入らなくなったりする

全身性強皮症では、関節、肺、消化器系、心臓、腎臓などの臓器に硬くなる変化がたくさん起こってそれが蓄積し、それらの臓器が正しく働かなくなることがあります。血管がダメージを受けると、血圧が上がることがあります。

このような症状がある人の中には、混合性結合組織病にもかかっている人がいます。

医師はどのようにして、私が全身性強皮症かどうかを判断しますか?

医師は、あなたの症状について質問し、身体診察をします。医師は次のような検査を行うことがあります。

  • 血液検査

  • 呼吸の検査

  • 胸のCT検査

  • 心エコー検査(超音波検査の一種で、音波を使って心臓がどれくらいよく血液を送り出しているかや、心臓の弁がどれくらいよく働いているかを示す動画をつくります)

  • 心電図検査(心臓を流れる電流を測って紙に記録する検査)

医師は全身性強皮症をどのように治療しますか?

薬は、全身性強皮症が時間とともに悪くなっていくのを止めることはできませんが、一部の症状には役立つ可能性があります。次のもので治療を行います。

  • 関節痛を軽くするための非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)(アスピリンやイブプロフェンなど)

  • 免疫によって組織が損傷しないようにする薬

  • 胸やけを軽くする薬

  • 血管を広げて血圧を下げる薬

  • 理学療法と運動

  • 場合によっては、肺移植

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