ウイルス感染症かんせんしょうの概要がいよう

完全なレビュー: 2024年 2月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2024年 2月
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ウイルスは微生物びせいぶつであり、小ちいさな生なま体からだです。その他たの一般的いっぱんてきな微生物びせいぶつには、細菌さいきんがあります。ウイルスは細菌さいきんよりもはるかに小ちいさいため、最もっとも倍率ばいりつが高たかい顕微鏡けんびきょうでのみ見みることができます。

細菌さいきんとは異ことなり、ウイルスは自然しぜんに増殖ぞうしょくすることはできません。そのため、ウイルスは体内たいないに入はいると、特定とくていの細胞さいぼうを乗のっ取とり、その細胞さいぼうの構造こうぞうを利用りようしてウイルスのコピーを増ふやします。これにより細胞さいぼうは通常つうじょう、損傷そんしょうを受うけて死滅しめつします。しかし、一部いちぶのウイルスは細胞さいぼうを死滅しめつさせることなく長期間ちょうきかん細胞内さいぼうないにとどまることができます。

ウイルスには数千すうせんもの種類しゅるいが存在そんざいします。一部いちぶのウイルスは人間にんげんに感染かんせんし、他ほかのウイルスは動物どうぶつにのみ感染かんせんします。人間にんげんと動物どうぶつの両方りょうほうに感染かんせんできるウイルスはほんの少数しょうすうしかありません。

ウイルス感染症かんせんしょうとは

ウイルス感染症かんせんしょうとは、ウイルスによって引ひき起おこされる病気びょうきのことです。

  • ウイルスは、人ひとが空気くうきを吸すったり(例たとえばCOVID-19を引ひき起おこすウイルス)、性行為せいこういをしたり、ウイルスが付着ふちゃくしている物ものに触ふれたり、蚊かやダニなどの虫むしに刺さされたりすることで、体内たいないに入はいりこみます。

  • ウイルスは通常つうじょう、1種類しゅるいの細胞さいぼうにしか感染かんせんしません。例たとえば、風邪かぜを引ひき起おこすウイルスは、鼻はな、口くち、喉のどにある細胞さいぼうだけに感染かんせんします。

  • ウイルスに感染かんせんすると、白血球はっけっきゅうという細胞さいぼうがウイルスを攻撃こうげきしますが、この細胞さいぼうは、同おなじ種類しゅるいのウイルスが再ふたたび体内たいないに侵入しんにゅうしたときに、そのウイルスを撃退げきたいする方法ほうほうを覚おぼえています。

  • 多おおくのウイルスでは、感染かんせんするとすぐに具合ぐあいが悪わるくなり、その後ご、ウイルスは死滅しめつします。

  • 中なかには、体内たいないに居座すわるウイルスもおり(例たとえば、HIVやヘルペスウイルス)、その場合ばあいは、感染かんせんしてから長ながい期間きかん、具合ぐあいの悪わるい状態じょうたいが継続けいぞくします。

  • 抗菌薬こうきんやくは、細菌さいきんの感染症かんせんしょうを治療ちりょうするための薬くすりですが、この薬くすりではウイルス感染症かんせんしょうを治療ちりょうすることはできません。

ある種しゅのウイルスは、細胞さいぼうの機能きのうを変化へんかさせて、がんを引ひき起おこす可能性かのうせいがあります。例たとえば、B型がたおよびC型肝炎がたかんえんウイルスは肝臓かんぞうがんを引ひき起おこす可能性かのうせいがあります。HPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸しきゅうけいがんの原因げんいんになる可能性かのうせいがあります。

医師いしはどのようにして、私わたしがウイルス感染症かんせんしょうかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは、あなたの症状しょうじょうから、よくある特定とくていのウイルス感染症かんせんしょうかどうかを判断はんだんします。また、医師いしは次つぎのことをする場合ばあいがあります。

  • 血液検査けつえきけんさ

  • 培養検査ばいようけんさ(医師いしが体からだからサンプルを採取さいしゅして、検査室けんさしつでそのサンプルから微生物びせいぶつを増ふやして調しらべる検査けんさ)

医師いしはウイルス感染症かんせんしょうをどのように治療ちりょうしますか?

通常つうじょう、多おおくのウイルスに対たいして医師いしが出で来くることは多おおくありません。主しゅに症状しょうじょうを治療ちりょうする薬くすりを処方しょほうして、症状しょうじょうが軽かるくなるようにします。例たとえば、鼻はなづまりがある場合ばあいは、充血じゅうけつ除去じょきょ薬くすりを服用ふくようするように指示しじします。

一部いちぶのウイルスについては、抗こうウイルス薬やくを処方しょほうできますが、抗こうウイルス薬やくは次つぎのような少数しょうすうのウイルスにのみ使用しようされます。

抗菌薬こうきんやくは細菌さいきんを死滅しめつさせる薬くすりですが、ウイルスを殺ころすことはできません。

ウイルス感染症かんせんしょうはどうすれば予防よぼうできますか?

  • 自身じしんの健康けんこうに気きを付つけましょう。例たとえば、頻繁ひんぱんに石せっけんと水みずでよく手てを洗あらい、安全あんぜんな性行為せいこういを心こころがけましょう。

  • 推奨すいしょうされているワクチンを接種せっしゅしましょう。

ワクチンは、免疫系めんえきけいに特定とくていの感染症かんせんしょうと闘たたかう方法ほうほうを教おしえるための注射ちゅうしゃです。通常つうじょうは、感染かんせんする前まえにワクチンを接種せっしゅします。

一部いちぶのウイルスでは、ウイルスにさらされた後あとにも接種せっしゅすることができます。これらの注射ちゅうしゃには、ウイルスとの闘たたかいを助たすける抗体こうたい(免疫めんえきグロブリン)が含ふくまれています。例たとえば、以下いかの感染症かんせんしょうに対たいする免疫めんえきグロブリン注射ちゅうしゃがあります。

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