不登校

執筆者:Stephen Brian Sulkes, MD, Golisano Children’s Hospital at Strong, University of Rochester School of Medicine and Dentistry
Reviewed ByAlicia R. Pekarsky, MD, State University of New York Upstate Medical University, Upstate Golisano Children's Hospital
レビュー/改訂 2025年 5月 | 修正済み 2025年 7月
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やさしくわかる病気事典

不登校は、学齢期の小児にみられる病気であり、不安、抑うつ、社会的要因などが原因で、登校することがストレスになるために学校に行くことを避けるようになります。

  • 何かしらの心理的・社会的要因によって不登校が起こることがあります。

  • 学校に行かなくて済むように、病気のふりをしたり、何か理由を作り上げたりすることもあります。

  • 再び定期的に学校へ行くようにするには、小児と親と教職員との間で率直なコミュニケーションをもつことが推奨されます。

  • ときに、心理療法が必要になる場合もあります。

不登校は学齢期の小児全体の約1~15%にみられ、男女とも同程度です。最も多いのは5~11歳です。

多くの場合、不登校の原因ははっきりしませんが、心理的要因(ストレス、不安うつ病など―小児における精神疾患の概要も参照)や社会的要因(友達がいない、仲間に入れてもらえない、いじめを受けているなど)が影響することもあります。不登校が高じて欠席日数が多くなってくる場合は、うつ病や、1つ以上の不安症がある、特に社交不安症分離不安症、またはパニック症、場面緘黙症(家族といるときなど、他の状況では楽に話すことができるのに、特定の社会的状況では話すことができないことを特徴とする障害)などのより深刻な問題の徴候である可能性があります。学校を頻繁に無断欠席する小児には素行症がしばしばみられます。このような病気は、学校とは関係のない問題も引き起こすという点で、不登校とは異なります。

繊細な小児は教師の厳格さや叱責に対し、過度の恐怖感を抱くことがあります。より年齢の低い小児は仮病を使ったり、その他の言い訳を考えたりして、学校に行くのを避けようとします。特別な教育が必要な小児では、スタッフまたはカリキュラムの変更後に不登校となることがあります。

胃痛や吐き気などの症状を訴えて、家にいることを正当化しようとするかもしれません。はっきりと学校に行くことを拒む小児もいます。これに対して、登校は問題なくするものの、学校にいる間に不安になったり様々な症状が起こったりして、定期的に保健室へ通う小児や青年もいます。小児と異なり、青年は家は出るものの、意図的に学校に行かない(無断欠席、すなわち「学校をサボる」―「青年期の学校での問題」を参照)ことにする場合があります。

深刻な精神疾患のない小児では、次のような理由で不登校になる傾向があります。

  • 学業成績の低下

  • 家族関係の悪化

  • 友達付き合いの問題

ほとんどの小児は不登校から脱しますが、なかには実際に病気になった後または長期休暇の後に、再び不登校になる小児もいます。

不登校の小児は、学校の仕事に遅れが出ないように、すぐに学校に戻れるようにしなければなりません。親は学校職員と協力してサポートを提供し、ストレスを特定して対処することで、子どもが学校に通い続けられるようにすることができます。不登校が小児の活動を妨げるほどひどい場合や、親や教師が大丈夫だと言って安心させるくらいでは効果がない場合には、精神医療の専門家を受診する方がよいでしょう。一般的に、家庭で勉強させても解決策になりません。多くの場合、小児が学校環境で機能できるようになることが目標であるためです。

小児における行動面の問題の概要も参照のこと。)

学業回避の治療

  • 教職員とのコミュニケーション

  • 当校、必要に応じて社会的または精神的サポート

  • ときにセラピー

不登校の治療には、親と教職員がコミュニケーションを図ることや、定期的に学校へ行くことなどがありますが、家族と小児が一緒に精神医療の専門家によるセラピーを受ける場合もあります。

セラピーには、不登校の根底にある原因の治療、学習障害や他の教育的ニーズを抱える小児のための学校のカリキュラムの採用、学校でのストレスに対処するための行動療法などが含まれます。

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