ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン

執筆者:Margot L. Savoy, MD, MPH, Lewis Katz School of Medicine at Temple University
Reviewed ByEva M. Vivian, PharmD, MS, PhD, University of Wisconsin School of Pharmacy
レビュー/改訂 2025年 9月 | 修正済み 2025年 11月
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ヒトパピローマウイルス感染症は、いぼや特定の種類の癌を引き起こすウイルスを原因とする病気です。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、以下の病気の原因となる可能性が非常に高いHPV株による感染症を予防するために役立ちます。

詳細については、米国疾病予防管理センター(CDC)のHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン情報提供文書を参照してください。

ワクチンの種類

HPVワクチンは組み換え型であるため、HPVウイルスの特定の成分のみを含有しています。これらのワクチンには、研究室で製造され、他の物質と再結合した無害な種類のウイルスのタンパク質が含まれています。その後感染した場合に、体内の免疫系はウイルスのタンパク質を認識し、これと闘うことができるようになります(能動免疫化を参照)。生きたウイルスは一切含んでいないため、このワクチンが原因でHPV感染症が発生することはありません。

以下の3種類のHPVワクチンが開発されています。

  • 9価:9種類のHPV感染を予防する

  • 4価ワクチン:4種類のHPV感染を予防する 

  • 2価ワクチン:2種類のHPV感染を予防する 

これら3種類のいずれのワクチンも、子宮頸がんの約70%、肛門がんの約90%の原因と考えられる2種類のHPV(16型と18型)を予防することができます。

9価ワクチンおよび4価ワクチンについては、陰部のいぼの90%以上の原因となっている2種類のHPV(6型と11型)感染も予防することもできます。男児および男性には9価ワクチンおよび4価ワクチンのみが推奨されています。

米国では現在、9価ワクチンのみが使用されています。

HPVワクチンの用量および推奨事項

HPVワクチンはすべて筋肉内に注射します。ワクチンの種類、年齢、免疫系の健康状態に応じて、2回または3回に分けて接種します。

初回接種が9~14歳で実施される場合は、6~12ヵ月後に2回目と最終接種を行います。

初回接種が15歳以上の場合は、3回の投与を数ヵ月かけて行います。

このワクチンを接種すべき人

HPVワクチンは小児期の定期予防接種に組み込まれています。様々な政府または医療従事者団体がCOVID-19ワクチンの接種対象者に関する推奨事項を公表していますが、推奨事項は様々です(CDC:7~18歳の小児と青年に推奨される予防接種、米国、2025年CDC:19歳以上の成人に推奨される予防接種、米国、2025年、および米国小児科学会[AAP]: 18歳以下の小児と青年に推奨される予防接種スケジュールも参照)。

ワクチンの接種対象者に対する推奨事項には以下のものがあります。

  • CDCの推奨事項:11歳または12歳のすべての人(9歳で開始できます。性的虐待または暴行の既往歴がある場合は9歳から開始することが推奨されます)、26歳まで予防接種を受けたことがない人または十分な予防接種を受けていない人すべて、および27~45歳の一部の成人(医療従事者と新規HPV感染のリスクとワクチンの有益性について話し合った後)

  • AAPの推奨事項:9~12歳のすべての人(開始年齢は、何歳で小児がワクチンを接種し、追加接種のために再来院できるかに関する小児科医の助言に基づきます)、および18歳まで予防接種を受けたことがない人または十分な予防接種を受けていない人すべて

  • HIV感染症などの免疫機能を低下させる病気にかかっている人は、初回接種の年齢に関わらず3回のワクチンを接種するべきです。

このワクチンを接種すべきでない人

HPVワクチンの接種後に、生命を脅かす重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー反応など)を起こしたことがある人、またはHPVワクチンのいずれかの成分にアレルギーがある人は、このワクチンを接種するべきではありません。例えば、このワクチンを作るために酵母が使用されているため、酵母に強いアレルギーのある人はHPVワクチンを接種するべきではありません。

妊娠中はHPVワクチンを接種すべきではありません。

一時的な病気がある場合、通常ワクチンは病気が消散してから投与します(CDC:これらのワクチンを接種すべきでない人[Who Should NOT Get Vaccinated With These Vaccines?]も参照)。

詳しい情報

一般的な副作用には次のようなものがあります。

  • 注射部位のヒリヒリとした痛み、腫れ、その他の痛み、発赤、かゆみ、あざ

  • 発熱

  • 吐き気

  • めまい

副作用の詳細については、添付文書を参照してください。

さらなる情報

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