呼吸器系への加齢の影響

完全なレビュー: 2025年 5月 執筆者:Rebecca Dezube, MD, MHS, Johns Hopkins University | 査読者Richard K. Albert, MD, Department of Medicine, University of Colorado Denver - Anschutz Medical
最終更新日: 2025年 7月
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呼吸器系も、他の器官と同様に、加齢によって最大機能が徐々に低下します。加齢に伴う肺の変化には以下のものがあります。

  • 肺の弾性低下によるピークフロー(どれだけ速く空気を吐き出せるか)の減少

  • 肋骨が小さくなることによる肺活量(空気を最大限に吸い込んでから、吐き出すことのできる空気の最大量)など、肺機能検査の測定値の低下

  • 呼吸筋の筋力低下

  • 肺の防御機構の有効性の減弱

呼吸器系の概要も参照のこと。)

健康な人では、これらの加齢に伴う変化によって、症状が現れることはほとんどありません。これらの変化は、高齢になると激しい有酸素運動(特にランニング、サイクリング、登山)ができなくなることの一因でもあります。しかし、こういった活動制限は、加齢に伴う心臓の機能の低下によるところの方が大きいと考えられています。加齢に伴う変化は、健康で十分な訓練を受けている高齢者が適切な条件のもとで激しい運動をすることを妨げるものではなく、高齢者であっても強度の高い運動は可能です。しかし、加齢に伴う変化は、同じ人が若いときと比較して、最大能力の低下や回復時間の延長につながります。

高齢者は細菌やウイルスの感染後に、肺炎を起こすリスクが高くなります。そのため、高齢者ではインフルエンザ肺炎球菌性肺炎RSウイルスなどの呼吸器感染症に対するワクチンを接種することが特に重要です。

重要なのは、加齢に伴う肺の変化が、心臓や肺の疾患の影響(特に喫煙の有害作用によって引き起こされる病気)によっていっそうひどくなるということです。

知っていますか?

  • 健康な人では、加齢に伴う肺機能の低下により症状が現れることはほとんどありませんが、高齢になると、激しい運動ができなくなる一因となることがあります。

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