特定の種の吸虫は腸の感染症を引き起こします。
吸虫は寄生性の扁形(平たい形)動物です。吸虫には多くの種があり、それぞれの種は、異なる体の部位に感染する傾向があります。腸に感染する吸虫には以下があります。
吸虫症を引き起こす肥大吸虫(Fasciolopsis buski)
異形吸虫症を引き起こす異形吸虫(Heterophyes heterophyes)
(寄生虫感染症の概要も参照のこと。)
腸の吸虫感染症は通常、エジプト、中東、アジアとインド亜大陸の一部地域で発生します。
吸虫のライフサイクルは複雑です。汚染された水を飲んだり、水生植物(ヒシの実など)を食べたり、吸虫の幼虫を含むシストが寄生している淡水魚を生のままであったり、加熱調理が不十分であったり、塩漬けにしただけの状態で摂取すると、腸に吸虫が感染します。
Image from the Centers for Disease Control and Prevention Image Library.
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通常、腸の吸虫感染症では無症状か軽度の症状がみられます。しかし、重症の場合では、腹痛、下痢、発熱がみられることがあります。吸虫はときに食物が正常に吸収されなくなったり(吸収不良)、腸をふさいだり(腸閉塞)することがあります。
腸の吸虫感染症は、便中に虫卵やときに成虫が発見されることで診断が下されます。
これらの吸虫感染症は、プラジカンテルという薬で治療します。
肥大吸虫症に関する情報については、米国疾病予防管理センター(CDC)(Centers for Disease Control and Prevention [CDC])の情報も参照のこと。



