細菌さいきんの概要がいよう

完全なレビュー: 2024年 2月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2024年 2月
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細菌さいきんとは何なんですか?

細菌さいきんは、とても小ちいさな生物せいぶつです。とても小ちいさいので、顕微鏡けんびきょうを使つかわないと見みることができません。一般的いっぱんてきな細菌さいきんの多おおくは、人間にんげんのかみの毛けの太ふとさの100分ぶんの1以下いかの大おおきさです。細菌さいきんは、ウイルスや真菌しんきんのような他ほかの微生物びせいぶつとは異ことなります。

細菌さいきんは数千すうせんもの種類しゅるいがあります。細菌さいきんはいろいろな形かたちをしていて、医師いしがどの細菌さいきんかを特定とくていするのに役立やくだちます。

細菌さいきんは、たとえば以下いかのような場所ばしょなど、ほとんどどこにでもいます。

  • 地面じめんの中なか

  • 水みずの中なか

  • 皮膚ひふの上うえ

  • 口くちの中なか、腸ちょうの中なか、腟ちつの中なか

細菌さいきんは、条件じょうけんが合あえば、とても速はやく増ふえます。ほんの少すこしの細菌さいきんが1日にちで数十すうじゅう億おく匹ひきに増ふえることがあります。

細菌感染症さいきんかんせんしょうとはどのような病気びょうきですか?

細菌感染症さいきんかんせんしょうは、細菌さいきんが体からだの一部いちぶに入はいりこんで、具合ぐあいが悪わるくなることです。よくある細菌感染症さいきんかんせんしょうは以下いかのとおりです。

細菌さいきんの中なかには、毒素どくそと呼よばれる化学物質かがくぶっしつの毒どくを出だすものがあります。毒素どくそは体中からだじゅうに広ひろがって、細菌さいきんが侵入しんにゅうしていない場所ばしょに影響えいきょうを及およぼす可能性かのうせいがあります。細菌さいきんが出だす毒素どくそが原因げんいんで起おこる病気びょうきには以下いかのものがあります。

すべての細菌さいきんが病気びょうきを引ひき起おこすのですか?

いいえ、細菌さいきんの多おおくは感染症かんせんしょうを引ひき起おこしません。細菌さいきんの中なかには役やくに立たつものもあります。人ひとの皮膚ひふの表面ひょうめんや体からだの中なかに住すみついている細菌さいきんの多おおくは、害がいはありません。これらは常在菌じょうざいきん叢そう(じょうざいきんそう)と呼よばれます。しかし、皮膚ひふの上うえや体からだの中なかに侵入しんにゅうした他ほかの細菌さいきんがこのような細菌さいきんを攻撃こうげきする可能性かのうせいがあります。

どのようにして細菌感染症さいきんかんせんしょうにかかりますか?

有害ゆうがいな細菌さいきんはいろいろな方法ほうほうで体からだの中なかに侵入しんにゅうします。以下いかのことができます。

  • 細菌さいきんが入はいっている物ものを食たべたり飲のんだりする

  • 細菌さいきんがただよっている空気くうきを吸すい込こむ

  • 細菌さいきんがついている物ものにさわってから、口くちや鼻はな、目めをさわる

  • 切きり傷きずやすり傷きず、やけどを負おう(細菌さいきんが皮膚ひふの中なかに入はいり込こみます)

破傷風はしょうふうを引ひき起おこす細菌さいきんなど、一部いちぶの有害ゆうがいな細菌さいきんは身みの回まわりに存在そんざいします。しかし、ほとんどの有害ゆうがいな細菌さいきんは、その細菌さいきんに感染かんせんした人ひとや動物どうぶつからやってきます。

ときに、体内たいないに常つね在する細菌さいきんが通常つうじょうとは違ちがった場所ばしょに入はいり込こむことがあります。例たとえば、腸ちょう内ないの正常せいじょうな細菌さいきんが膀胱ぼうこうや血液けつえきの流ながれの中なかに入はいると、感染症かんせんしょうを引ひき起おこすことがあります。

体からだはどのようにして細菌さいきんから身みを守まもっていますか?

人ひとの体からだには、以下いかのように細菌さいきんから身みを守まもる方法ほうほうが備そなわっています。

  • ほとんどの細菌さいきんは、皮膚ひふと腸ちょうの粘膜ねんまくによって、体からだの中なかに入はいり込こむことができません。

  • 体からだの中なかに入はいった細菌さいきんは免疫系めんえきけいの攻撃こうげきを受うけます。

免疫系めんえきけいは、白血球はっけっきゅうという細胞さいぼうを使つかって、有害ゆうがいな細菌さいきんを見分みわけています。白血球はっけっきゅうの中なかには、細菌さいきんを直接ちょくせつ殺ころすものもあります。細菌さいきんを殺ころす働はたらきのある抗体こうたいという物質ぶっしつをつくる白血球はっけっきゅうもあります。

医師いしはどのようにして、細菌感染症さいきんかんせんしょうかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは、患者かんじゃの症状しょうじょうから細菌感染症さいきんかんせんしょうを疑うたがいます。通常つうじょうは、サンプルを検査室けんさしつに送おくって、細菌さいきんがいるかどうかを調しらべます。感染かんせんがあると考かんがえられる体からだの場所ばしょに応おうじて、以下いかのようなサンプルが送おくられます。

  • 血液けつえき

  • 尿にょう

  • たん(せきといっしょに吐はき出だされる粘液ねんえき)

  • のど、陰茎いんけい、または腟ちつの内側うちがわを拭ぬぐった綿棒めんぼう

検査室けんさしつは、細菌さいきんがいるかどうか、どんな種類しゅるいの細菌さいきんか、その細菌さいきんを殺ころすことができる抗菌薬こうきんやくの種類しゅるいは何なにかを医師いしに伝つたえます。

医師いしは細菌感染症さいきんかんせんしょうをどのように治療ちりょうしますか?

細菌感染症さいきんかんせんしょうによっては、体からだが自然しぜんに撃退げきたいできることがあります。しかし、多おおくの細菌感染症さいきんかんせんしょうでは、医師いしは以下いかの薬くすりを処方しょほうします。

ペニシリンなどの抗菌薬こうきんやくは、細菌さいきんを死滅しめつさせる薬くすりです。抗菌薬こうきんやくには様々さまざまな種類しゅるいがあります。それぞれの抗菌薬こうきんやくは特定とくていの細菌さいきんに対たいしてのみ効果的こうかてきですが、

深刻しんこくな細菌感染症さいきんかんせんしょうの場合ばあいは、入院にゅういんして抗菌薬こうきんやくを直接ちょくせつ静脈じょうみゃくから投与とうよしてもらう必要ひつようがあります。

抗菌薬こうきんやくに対たいする耐性たいせいとは何なんですか?

抗菌薬こうきんやくに対たいする耐性たいせいとは、細菌さいきんが特定とくていの抗菌薬こうきんやくでは死滅しめつさせられないことを意味いみします。

一部いちぶの細菌さいきんは、特定とくていの抗菌薬こうきんやくに対たいしてもともと耐性たいせいがあります。しかし、細菌さいきんはたびたび、以前いぜんはよく効きいた抗菌薬こうきんやくに対たいして耐性たいせいをもつようになります。細菌さいきんは、その遺伝子いでんしを変化へんかさせたり、すでに耐性菌たいせいきんになっている他ほかの細菌さいきんから遺伝子いでんしをもらったりして、抗菌薬こうきんやくに対たいする耐性たいせいをもつようになります。その後ご、これらの耐性たいせい遺伝子いでんしは、その子孫しそんの細菌さいきんに受うけ継つがれます。

抗菌薬こうきんやく耐性たいせいは大おおきな問題もんだいです。耐性菌たいせいきんによる感染症かんせんしょうを治療ちりょうするには、しばしば深刻しんこくな副作用ふくさようを引ひき起おこすより強力きょうりょくな抗菌薬こうきんやくが必要ひつようになります。強力きょうりょくな抗菌薬こうきんやくを使用しようしても、毎年まいとし数千人すうせんにんが抗菌薬こうきんやくに耐性たいせいのある感染症かんせんしょうで死亡しぼうしています。

抗菌薬こうきんやくの使用しようが頻繁ひんぱんになるほど、耐性菌たいせいきんが現あらわれる可能性かのうせいが高たかまります。つまり、病院びょういんや、動物どうぶつに定期的ていきてきに抗菌薬こうきんやくを使つかっている農場のうじょうなどで、細菌さいきんが抗菌薬こうきんやくに対たいして耐性たいせいをもつことが多おおくなります。耐性菌たいせいきんは人ひとから人ひとに広ひろがる可能性かのうせいがあります。このような感染かんせんの広ひろがりが病院びょういんで起おこると特とくに危険きけんです。病院びょういんには免疫めんえきの働はたらきが弱よわい人ひとや、すでに重おもい病気びょうきにかかっている人ひとがたくさんいるからです。

細菌感染症さいきんかんせんしょうはどうすれば予防よぼうできますか?

細菌感染症さいきんかんせんしょうを予防よぼうするためには以下いかのことを行おこなってください:

  • 頻繁ひんぱんに手てを洗あらいましょう。食たべものをあつかうときや、たくさんの人ひととふれあうときには特とくに気きをつけましょう。

  • 食たべ物ものの下したごしらえや調理ちょうりをきちんとしましょう。

  • 安全あんぜんな性行為せいこういを実じつ践せんしてください。

  • 医師いしから接種せっしゅするように指示しじされた予防接種よぼうせっしゅを受うけましょう。

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