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新生児の肺炎

執筆者:

Brenda L. Tesini

, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry

最終査読/改訂年月 2018年 11月
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肺炎は、肺にある小さな空気の袋(肺胞)やその周辺組織に発生する感染症です。

  • この感染症は、細菌、ウイルス、または真菌が原因で起こります。

  • 新生児には、感染した時期に応じて様々な症状が現れます。

  • 診断は、胸部X線検査と血液検査の結果に基づいて下されます。

  • この感染症の治療には抗菌薬が投与されます。

新生児の感染症の概要と成人の肺炎の概要も参照のこと。)

肺炎は、敗血症後の新生児における最も一般的かつ重篤な細菌感染症です。出生時または出生から数時間以内に発症する肺炎は、早発型肺炎と呼ばれます。生後7日目以降に発症する肺炎は、遅発型肺炎と呼ばれます。遅発型肺炎は、肺に問題があるために呼吸用のチューブ(気管挿管— 人工呼吸器を参照)を必要とする新生児集中治療室(NICU)の新生児に最もよくみられます。呼吸用のチューブを使用していると肺炎のリスクが高まります。

肺炎は、肺に侵入する細菌、ウイルス、真菌などの様々な微生物によって引き起こされます。新生児は母親の産道を通過したときか、NICUまたは新生児室で微生物にさらされたときに感染します。

症状

細菌性肺炎の症状は、感染が起こった時期によって異なります。

早発型肺炎の新生児には、新生児の敗血症の症状に似た症状がみられます。

遅発型肺炎の新生児は原因不明の呼吸障害を呈し、酸素投与や、より強力な呼吸補助が必要になることがあります。たん(粘り気が強いまたは変色した粘液)の量は増加し、質が変化します(例えば、より粘性が増し、茶色くなります)。乳児の状態は非常に悪くなり、体温が不安定になり、血球数が異常になることがあります。

診断

  • 胸部X線検査

  • 血液検査

  • パルスオキシメトリー

  • たんの検査

肺炎を診断するため、医師は胸部X線検査を行います。医師はまた、血液中に細菌がいるか調べるために血液検査も行います。肺炎の乳児では血液中の酸素レベルが低くなるため、医師は新生児の指または耳たぶにセンサーを装着して血液中の酸素レベルを測定します。この検査で使用する機器はパルスオキシメーターと呼ばれます。医師はまた、たんのサンプルを採取し、細菌がいるか調べる検査を行うこともあります。

細菌による肺炎は拡大する可能性があるため、医師は新生児に対し、腰椎穿刺などの敗血症の検査をすることがあります(敗血症の診断を参照)。

予防

遅発型肺炎は、新生児に呼吸用のチューブを使用する時間を制限することで多くの場合予防できます。手洗い、手袋の使用、皮膚や表面の消毒も、遅発型肺炎の予防に役立つ場合があります。

治療

  • 抗菌薬の静脈内投与

  • ときに、人工呼吸器の使用またはその他の治療

新生児の肺炎を治療するため、医師は抗菌薬を静脈内投与します。微生物の種類が特定された場合、医師は抗菌薬の種類を調整することがあります。

抗菌薬による治療に加え、人工呼吸器(肺に出入りする空気の流れを補助する機械)、輸液、赤血球や血漿の輸血、血圧と血液循環を補助する薬などの治療が必要になることもあります。

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