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新生児の結膜炎

(新生児結膜炎、新生児眼炎)

執筆者:

Brenda L. Tesini

, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry

最終査読/改訂年月 2018年 11月
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結膜炎とは、結膜(まぶたの裏側と白眼を覆う膜)の炎症です。

  • 結膜炎は、細菌、ウイルス、または化学物質への反応によって引き起こされます。

  • 症状は様々ですが、眼の炎症や目やになどがみられることがあります。

  • 診断は通常、眼の外観に基づいて下されます。

  • 感染は、出生後に点眼薬または眼軟膏を使用することで予防できることがあります。

  • 感染症の治療には抗菌薬や抗菌薬軟膏が使用されます。

新生児の感染症の概要感染性結膜炎も参照のこと。)

眼の内部の構造

眼の内部の構造

原因

新生児の結膜炎は、感染または眼に入った化学物質への反応によって引き起こされます(後者は化学性結膜炎と呼ばれます)。感染症は、細菌またはウイルスによって引き起こされます。

母親の腟に特定の細菌が存在する場合、分娩中にそれが新生児に感染することがあります。そのような細菌の例として、クラミジア肺炎球菌インフルエンザ菌淋菌などが挙げられます。

化学性結膜炎は、感染予防のために新生児に投与される点眼薬に対する反応です。

症状

結膜炎の症状は、感染症の原因によって異なります。

クラミジアによる結膜炎は通常、生後5~14日目に始まりますが、遅ければ6週目以降にやっと現れることもあります。新生児のまぶたは腫れ、多量の膿を含む水っぽい目やにが出ます。この感染症は、ときに重症化します。

淋菌による結膜炎は通常、生後2~5日目に始まります。新生児のまぶたには重い炎症がみられ、化膿性の目やにがみられます。治療しないと、失明することもあります。

点眼薬などの化学物質による結膜炎は、通常、点眼から6~8時間以内に始まり、2~4日以内に自然に消失します。

その他の細菌による結膜炎は、生後4日目から数週間で始まります。

診断

  • 目やにの検査

医師は新生児の症状と眼の外観を評価します。

目やにのサンプルが検査室に送られ、そこで原因微生物が特定されます。

予防

米国では、淋菌 Neisseria gonorrhoeaeによる結膜炎の予防のため、出生後にすべての新生児でエリスロマイシンの軟膏または点眼薬が左右の眼に投与されます。他の国では、硝酸銀、テトラサイクリン、またはポビドンヨードが使用されることもあります。ポビドンヨードを除き、これらの薬剤でクラミジア Chlamydiaによる結膜炎を予防することはできません。

淋菌感染症の治療を受けていない女性から生まれた新生児は、まだ病気ではなくてもセフトリアキソンという抗菌薬の単回注射を受ける必要があります。

治療

  • 抗菌薬

クラミジア Chlamydiaによる結膜炎の場合、エリスロマイシンまたはアジスロマイシンという抗菌薬が経口投与されます。

淋菌 Neisseria gonorrhoeaeによる結膜炎の場合、入院させて、セフトリアキソンまたはセフォタキシムという抗菌薬を静脈内に注射します。

他の細菌による結膜炎には、ポリミキシン + バシトラシン、エリスロマイシン、またはテトラサイクリンを含む軟膏が使用されます。

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