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うつ病

執筆者:

William Coryell

, MD, Carver College of Medicine at University of Iowa

最終査読/改訂年月 2018年 5月
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本ページのリソース

うつ病とは、日常生活に支障をきたすほどの強い悲しみを感じているか、活動に対する興味や喜びが低下している状態です。喪失体験などの悲しい出来事の直後に生じることがありますが、悲しみの程度がその出来事とは不釣り合いに強く、妥当と考えられる期間より長く持続します。

  • 遺伝、薬の副作用、つらい出来事、ホルモンなど体内の物質の量の変化、その他の要因がうつ病の一因になる可能性があります。

  • うつ病になると、悲しみに沈み、動作が緩慢になり、以前は楽しんでいた活動に対する興味や喜びをすべて失ってしまうことがあります。

  • 診断は症状に基づいて下されます。

  • 抗うつ薬と精神療法のほか、ときに電気けいれん療法が役立つ可能性があります。

人は自然災害、重篤な病気、愛する人の死などのつらい出来事により生じた悲しみや落胆した気分を表現するために、しばしば「うつ」という言葉を使います。また、休日中(ホリデーブルー)や愛する人の命日など、特定の時期に「うつになる」と表現することもあります。しかし、このような感情は通常、病気ではありません。このような感情は通常一時的なものであり、続いても数日間で、数週間や数カ月の長さ続くことはなく、断続的に生じ、つらい出来事について考えたり、思い出したりすることと結びついている傾向があります。また、期間の長短にかかわらず、このような感情のために日常生活に大きな支障をきたすことはありません。

うつ病は、不安に次いで多くみられる精神障害です。かかりつけ医を受診する人の約30%にうつ病の症状がみられますが、それらの人々のうち、実際にうつ病にかかっている人は10%未満です。

うつ病は10代半ばから30代までに発症するのが典型的ですが、小児期を含むあらゆる年齢で発症する可能性があります({blank} 小児と青年におけるうつ病および気分調節症)。

いったん起きたうつ病は、治療しないでいると典型的には6カ月ほど続き、ときに2年以上続く場合もあります。生涯に何回か再発する傾向があります。

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加齢に関連する注意点:うつ病

高齢者のおよそ6人に1人がうつ病を発症します。なかには若い頃にうつ病を発症したことのある高齢者もいる一方、老年期に初めて発症する人もいます。

高齢者におけるうつ病の原因

うつ病の原因には高齢者で多くみられるものもあります。例えば、高齢になると愛する人の死や、住み慣れた場所からの引っ越しでなじみのある環境を失うなど、つらい出来事を経験することが多くなります。また、収入が減ったり、慢性疾患が悪化したり、自立性が徐々に失われたり、社会的に孤立したりといった、その他のストレスもうつ病発症の一因となります。

高齢者では、うつ病の原因になりうる病気が多くなってきます。そのような病気としては、がん心臓発作心不全甲状腺の病気脳卒中認知症パーキンソン病などがあります。

うつ病と認知症

高齢者では、うつ病によって認知症に似た症状が引き起こされることがあり、具体的には思考の鈍化、集中力の低下、錯乱、記憶困難などがみられます。しかし、もしうつ病であれば、その治療により精神機能が回復することから、医師はうつ病と認知症を判別することができます。認知症ではそのような機能回復はありません。また、うつ病の人は記憶障害を強く訴えますが、最近の重要な出来事や個人的な事柄を忘れることはめったにありません。対照的に、認知症患者は記憶障害をしばしば否定します。

高齢者におけるうつ病の診断

高齢者では、うつ病の診断が難しくなりやすい理由がいくつかあります。

  • 高齢者は仕事についていなかったり、社会的な関わりが減っていたりすることがあるため、うつ病を発症しても気づかれない場合があります。

  • うつ病になるのは精神的な弱さからと考え、悲しみや他の症状に苦しんでいることを誰にも話したがらない人もいます。

  • 感情がみられないことは、うつ病によるものではなく、無関心によるものだと解釈されることがあります。

  • 家族や友人は、うつ病の症状は単に年をとったせいだと考えることがあります。

  • うつ病の症状が認知症など別の病気のせいにされることもあります。

うつ病は特定が難しい場合があるため、高齢者を診察する際には決まって気分について尋ねる医師も多くいます。家族はパーソナリティ(人格)の微妙な変化、特に熱意や自発性の低下、ユーモアの喪失、もの忘れなどの変化に注意を払うべきです。

高齢者におけるうつ病の治療

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、高齢者のうつ病に最もよく使用されている抗うつ薬ですが、これは副作用が発生する可能性が比較的低いためです。シタロプラム(citalopram)とエスシタロプラムが特に有用です。

原因

うつ病のはっきりした原因は分かっていませんが、うつ病が発生しやすくなる要因がいくつかあります。危険因子には以下のものがあります。

  • 家系(遺伝)

  • つらい出来事(特に喪失体験)

  • 女性であること(ホルモン量の変化が関係している可能性がある)

  • 特定の身体疾患

  • 特定の薬の副作用

うつ病は性格的な弱さの現れではなく、また必ずしも、パーソナリティ障害、小児期のトラウマ、養育上の問題などを反映しているわけでもありません。人が一生の間にうつ病を発症する確率は、社会的階層、人種、文化とは関係がないとみられています。

うつ病の人の約半数では、遺伝的な要因が発症に関わっています。例えば、うつ病患者の第1度近親者(特に一卵性双生児)では、通常より高い頻度でうつ病がみられます。遺伝的な要因は、神経細胞の情報伝達を助ける物質(神経伝達物質)の機能に影響を及ぼす可能性があります。セロトニン、 ドパミン ノルアドレナリンは、うつ病の発生に関係する神経伝達物質です。

女性の方が男性よりうつ病になりやすいですが、その理由は完全には解明されていません。身体的な要因のうち、最も大きく関係しているのがホルモンです。ホルモン量の変化が月経の直前(月経前症候群の一症状として)、妊娠中、出産後に気分の変動を引き起こすことがあります。一部の女性では、妊娠中や出産後最初の4週間に気分が落ち込むことがあります(マタニティーブルー、あるいは抑うつ状態が重篤な場合は産後うつ病と呼ばれます)。女性によくみられる甲状腺機能の異常も、うつ病の一因になることがあります。

うつ病は、いくつかの身体的な病気や要因と併存したり、それらが原因になって生じたりする場合があります。身体的な病気や障害が直接的な原因になる場合(甲状腺の病気がホルモンの量に影響するなど)もあれば、間接的な誘因になる場合(関節リウマチが痛みや日常生活への支障につながる場合など)もあります。しばしば、1つの身体的な病気が直接的にも間接的にもうつ病の原因になる場合もあります。例えばエイズの場合、その原因であるヒト免疫不全ウイルス(HIV)が脳に損傷を与えて、直接的にうつ病を引き起こすことがあります。また、エイズがその人の人生全般に悪影響を及ぼすことで、間接的にうつ病が生じることもあります。晩秋から冬にかけて徐々に気分が沈んでいき、その傾向は、日照時間が短くなり、気温が下がっていくのが原因だと言う人も多くいます。しかし、一部の人では、そのような悲しさがうつ病の一種とみなされるほど重くなる場合があります(季節性感情障害と呼ばれます)。

一部のベータ遮断薬(高血圧の治療に使用される薬)など、特定の処方薬の使用がうつ病の原因になることもあります。理由は不明ですが、クッシング症候群のように体内で副腎皮質ホルモンが大量に分泌される病気では、それが原因でしばしばうつ病が引き起こされます。しかし、同じホルモンが薬(コルチコステロイド)として投与された場合には、軽躁病(軽症型の躁病)や、まれに躁病の原因になる傾向があります。ときに、薬の使用を中止することで、一時的なうつ病を発症することがあります。

いくつかの精神障害もうつ病の素因となります。具体的には、一部の不安症アルコール依存症、その他の物質使用障害統合失調症などがあります。うつ病を発症したことがある人では、再発の可能性が高くなります。

ときに、つらい出来事(愛する人の死など)がうつ病の引き金になることがありますが、これは通常、うつ病の素因(家族にうつ病の人がいるなど)がある人だけでみられる状況です。しかし、うつ病は特に大きな生活上のストレスがなくても発症したり、悪化したりすることがあります。

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うつ病の主な原因

病態

脳と神経系の病気

認知症(早期)

側頭葉に影響を与える発作(複雑部分発作

がん

全身に転移したがん

結合組織疾患

内分泌疾患

副甲状腺機能亢進症(副甲状腺ホルモンが過剰になった状態)

甲状腺機能低下症または甲状腺機能亢進症(甲状腺ホルモンが過少または過剰になった状態)

下垂体機能低下症(下垂体ホルモンが不足している状態)

性腺機能低下症(テストステロンが不足している状態)

感染症

梅毒(晩期)

ウイルス性肺炎

気分障害以外の精神障害

早期の認知症

栄養障害

ペラグラ(ビタミンB6欠乏症)

悪性貧血(ビタミンB12欠乏症の一種)

その他の病気

薬物

アムホテリシンB

ベータ遮断薬(一部)

シメチジン

避妊薬(経口)

コルチコステロイド

サイクロセリン

ホルモン( エストロゲン)療法

インターフェロン

水銀

メチルドパ

メトクロプラミド

レセルピン

タリウム

ビンブラスチン

ビンクリスチン

症状

うつ病の症状は、典型的には数日から数週間かけて徐々に現れ、大きく変化することがあります。例えば、うつ病になりかけているときには、動作が緩慢になって悲しげに見えたり、怒りっぽくなり、不安そうな様子になったりします。

うつ病の人の多くは、悲嘆、楽しみ、喜びといった感情を普段のように感じることができなくなります。世界が色彩を失い、生きている感覚がなくなったように感じられることもあります。以前は楽しめていた活動に対する興味を失い、楽しめなくなります。

うつ病の人は強い罪悪感や自己否定の考えにとらわれ、ものごとに集中できなくなることもあります。絶望感、孤独感、無価値感が生じます。また、しばしば優柔不断になって引きこもり、次第に無力感と絶望感を覚え、死や自殺について考えるようになります。

うつ病の人の大半は寝つきが悪く、眠っても何度も目を覚まし、特に明け方などにその傾向が強まりますが、通常より睡眠が多くなる人もいます。

食欲不振から体重が減少して、るいそうに至ったり、女性の場合は月経が止まったりすることがあります。ただし、軽度のうつ病では過食と体重増加もよくみられます。

うつ病患者の中には身の回りの衛生状態、さらには自分の子どもなどの愛する人、ペットをなおざりにする人もいます。体に病気があって、あちこちが痛むと訴える場合もあります。

うつ病という用語は、以下のようないくつかの関連する精神障害を指して用いられます。

  • うつ病(以前の大うつ病性障害)

  • 持続性抑うつ障害

  • 月経前不快気分障害

うつ病

うつ病の患者は少なくとも2週間にわたり、ほとんどの日で気分が落ち込みます。ひどく不幸そうに見えることもあります。涙ぐみ、眉間にしわをよせ、口の端をへの字に曲げていたりします。ぐったりとして、人と視線を合わせるのを避けることもあります。また、ほとんど動かず、表情がほとんどなく、抑揚のない話し方をすることもあります。

知っていますか?

  • うつ病の特徴は、常に気分が沈みがちになることだけではありません。自分には価値がないと感じたり、罪悪感を抱いたり、日常の楽しいことに興味がなくなったり、睡眠障害に陥ったり、体重が増えたり減ったりすることもあります。

持続性抑うつ障害

持続性抑うつ障害の人は、少なくとも2年間にわたり、そのうちのほとんどの期間で気分が落ち込んだ状態になります。

症状は徐々に(しばしば青年期に)始まり、数年から数十年間続きます。一度にいくつの症状がみられるかは様々であり、ときにうつ病(以前の大うつ病性障害)より軽い場合があります。

持続性抑うつ障害の人は、ふさぎ込み、悲観的、懐疑的、生真面目で、ものごとを楽しめないことがあります。消極的で、元気がなく、自分の殻に閉じこもる人もいます。絶えず愚痴をこぼし、すぐに人を批判したり自分をとがめたりする人もいます。また、自分の欠点、失敗、いやな出来事などに常にとらわれることがあり、ときには自分の失敗を楽しむまでになるケースもあります。

月経前不快気分障害

ほとんどの月経の前に重い症状が現れ、月経が終わると消失します。症状が大きな苦痛の原因になったり、日常生活に大きな支障をきたしたりします。症状は月経前症候群と似ていますが、より重度で、大きな苦痛を引き起こし、仕事や対人関係に支障をきたします。

月経前不快気分障害は、月経が始まった後であれば、いつでも発症する可能性があります。閉経に近づくにつれて悪化することがありますが、閉経後は消失します。月経がある女性のおよそ2~6%で発生します。

気分の変動がみられ、突然悲しくなって涙ぐみます。また不機嫌になり、すぐに怒るようになります。気分が大きく落ち込み、絶望し、不安を抱き、イライラします。打ちのめされたような感覚や、自制できないような感覚に襲われることもあります。自分を卑下することも多くあります。

ほかの種類のうつ病と同じく、この病気では普段行っていた活動に対する興味を失い、集中力が低下し、疲労を感じやすくなり、元気がなくなります。食べ過ぎることもあれば、特定の食べものを渇望することもあります。睡眠時間が非常に短くなったり、長くなったりすることもあります。

月経が始まりかけの多くの女性と同じく、乳房に圧痛が生じて腫れたり、筋肉と関節が痛んだりします。腹部に膨満感を感じたり、体重が増えたりすることもあります。

症状を特定するための用語

うつ病患者に生じることのある具体的な症状を説明するために、いくつかの用語が使用されます。具体的には以下のような用語があります。

  • 不安による苦痛:緊張感や異常に落ち着かないという感覚を覚えます。何か恐ろしいことが起こるかもしれない、自分をコントロールできなくなるかもしれないと心配したり恐れたりするために、集中力が低下します。

  • 混合性:躁病の症状が同時に3つ以上みられます。具体的な症状としては、元気に満ちあふれているように感じたり、自信過剰になったりする、普段より多弁になる、ほとんど眠らなくなる、いくつもの考えが競い合っている感覚が生じる、などがあります。このような人は双極性障害の診断に必要とされる症状がすべてそろっているわけではありませんが、双極性障害を発症するリスクがあります。

  • メランコリー型:それまで楽しんでいたあらゆる活動に喜びを感じられなくなります。動作が緩慢になり、悲しげで、落胆しているように見えます。無口になり、食事をとらなくなり、体重が減少します。実際とは不釣り合いな過剰な罪悪感を覚えます。しばしば明け方に目が覚め、再び眠ることができません。

  • 非定型:子どもが訪ねてくるなど、何かよいことがあったときに、一時的に元気になることがあります。食欲がわいて、体重が増加することがあります。睡眠時間が長くなることがあります。批判や拒絶に対して過敏になります。体が重く感じられ、脚をほとんど動かせないように思うこともあります。

  • 精神病性:しばしば、自分が許されない罪や犯罪を犯してしまった、不治の病や恥ずかしい病気にかかっている、誰かに見張られている、迫害されているなど、誤った思い込み(妄想)があります。幻覚が起きることもあり、通常は自分の様々な悪行を責める声や死を宣告する声が聞こえます。

  • 緊張病性:引きこもりが顕著になります。思考、話し方、動きが緩慢になり、自発的な行動を一切しなくなることがあります。聞いた言葉をすぐに反復したり(反響言語)、人の動作のまねをしたり(反響動作)する人もいます。

  • 季節性:うつ病が毎年特定の時期に生じるもので、通常は秋か冬に始まって春に治まります。この種のうつ病は、冬が長く厳しい南北の高緯度地域で多くみられます。動作が緩慢になり、普段行っていた活動に興味がなくなり、引きこもるようになります。過剰に睡眠をとったり、過食をしたりすることもあります。

自殺

自殺を考えるのは、うつ病の人にみられる最も重篤な症状です。うつ病の人の多くは、死にたいとか、自分は価値がないから死ぬべきだなどと考えてしまいます。うつ病で治療を受けない場合、15%もの多くの人が自殺によって命を絶ってしまいます。

患者が自殺をほのめかす場合は、緊急事態です。そのような場合は、医師の判断で患者を入院させ、自殺のリスクが低下するまで監視下において治療することもあります。うつ病患者が自殺するリスクは、次のような状況下で特に高くなります。

  • うつ病の治療を受けていない、または治療が不十分な場合

  • 治療を開始したとき(心身ともに活発になりつつあるが、依然として気分がふさいでいる状態)

  • 患者にとって重要な記念日

  • 抑うつ状態と躁状態が交互にみられる場合(双極性障害)。

  • 非常に強い不安を感じている場合

  • 飲酒の習慣がある場合、またはレクリエーショナルドラッグ(娯楽目的で使用する薬物)や違法薬物を使用している場合

  • 自殺企図を起こした後の数週間から数カ月間(特に暴力的な方法を用いた場合)

物質乱用

うつ病の人では、寝入りをよくしたり、不安を軽減したりする目的で、アルコールや他のレクリエーショナルドラッグを乱用する可能性が高くなります。しかし、うつ病は以前考えられていたほどにアルコール依存症薬物乱用につながるわけではありません。

また、喫煙の量が多くなり、健康に注意を払わなくなる傾向もあります。そのため、慢性閉塞性肺疾患のような他の病気にかかったり、そのような病気を悪化させたりするリスクが高くなります。

うつ病によるその他の影響

うつ病により、異物や危険な侵入者(微生物やがん細胞など)に反応する免疫系の機能が低下することがあります。そのため、うつ病の人では感染症が起きやすくなる場合があります。

うつ病があると、心臓と血管の病気(心臓発作など)や脳卒中のリスクが高くなります。その理由は、うつ病によってリスクを高める何らかの身体的変化が起きるためと考えられています。例えば、血液の凝固を助ける物質(凝固因子)が体内で多く作られるようになり、状況の変化に対応して心臓が心拍数を調節する能力が低下します。

診断

  • 医師による評価

  • うつ病を引き起こす可能性がある病気を特定するための検査

通常、うつ病は症状から診断を下すことができますが、医師は様々な種類の抑うつ障害を診断するために、具体的な症状のリスト(基準)を使用します。医師はうつ病を正常な気分の変動と区別する上での参考にするため、症状によって強い苦痛が生じたり、日常生活に支障をきたしたりしているかどうかを判断します。うつ病の既往歴や家族歴も診断確定の参考になります。

うつ病では、過度の心配、パニック発作、強迫観念などもよくみられるため、不安症と誤診されることがあります。

高齢者では、特に働いていない人や社会とほとんど関わりをもっていない人の場合、うつ病がなかなか気づかれないことがあります。また、混乱、集中力の低下、明瞭な思考の困難など、うつ病と認知症は同様の症状を引き起こすことがあるため、認知症と間違われることもあります。しかし、このような症状の原因がうつ病である場合は、うつ病の治療を行うことで解消されますが、認知症が原因の場合は解消されません。

うつ病の診断や重症度の評価に役立てるために標準化された質問票が使用されますが、それらを単独で使用しても、うつ病の診断を下すことはできません。そのような質問票の例としては、面接者が口頭で行うハミルトンうつ病評価尺度と、患者が自ら記入するベックうつ質問票の2つがあります。高齢者に対しては、高齢者用抑うつスケール(Geriatric Depression Scale)があります。また、自傷行為を考えたり、計画したことはないかを尋ねます。そのような考えは、うつ病が重症であることを意味します。

検査

うつ病の診断を確定できる検査はありません。しかし、うつ病の原因が内分泌疾患などの身体的な病気かどうかを判断するのに臨床検査が役立つ場合があります。例えば、甲状腺の病気ビタミン欠乏症を発見するため、通常は血液検査が行われます。若い人の場合は、薬物乱用がないか調べる検査を行うこともあります。

うつ病と似た症状がみられるパーキンソン病がないかを確認するため、徹底的な神経学的診察が行われます。

睡眠に深刻な問題がみられる場合は、睡眠障害とうつ病を区別するための検査(睡眠ポリグラフ検査)が必要になります。

治療

  • 支援

  • 精神療法(心理療法)

  • 薬剤、主に抗うつ薬

うつ病の人の大半には、入院は必要ありません。ただし、なかには入院が必要になる場合もあり、特に自殺を考えている人、自殺未遂の経験がある人、体重が落ちて衰弱している人、ひどく興奮した状態で心臓に危険がある人などは、入院が重要になります。

治療法は、うつ病の重症度と種類に応じて変わってきます。

  • 軽度のうつ病:支援(頻繁な受診と指導など)と精神療法

  • 中等度から重度のうつ病:薬物療法、精神療法、またはその併用のほか、ときに電気けいれん療法

  • 季節性うつ病:光療法

うつ病は通常、うまく治療することができます。原因(薬物やほかの病気など)が特定できた場合は、それを是正することが最優先になりますが、うつ病の治療薬も必要になることがあります。

支援

うつ病の治療では、受診または電話による医師の診察が毎週または隔週で計画されます。また、うつ病は身体的な原因があり、特定の治療法を必要とする病気であり、通常はそうした治療が有効であることを、患者とその家族に説明します。また、うつ病は心の弱さといった性格上の問題を反映したものではないと説明して、安心させます。家族がこの病気を理解し、治療に関わり、支えとなることが重要です。

うつ病について学ぶことが、この病気を理解し、対処するのに役立ちます。例えば、回復に至る道のりは平坦でないことも多く、悲しみや暗い考えに繰り返し襲われることがあるとしても、それらもいつかは終わることを学びます。そうすることで、病状の悪化を大局的に捉えられるようになり、治療をやめずに続けられる可能性が高くなります。

定期的に散歩や運動をするなど、体を動かすようにすることも、他者と関わりをもつことと同様に役立ちます。

支援団体(うつ病・躁うつ病支援連合会[Depression and Bipolar Support Alliance:DBSA]など)が開催する会に参加することで、患者同士で体験や感情を共有することができます。

精神療法

軽度のうつ病では、精神療法だけで薬物療法と同等の効果が得られることがあります。薬物療法と組み合わせれば、重度のうつ病に有用となることもあります。

個人またはグループで精神療法を行うことにより、本来の役割に徐々に復帰し、日常生活で生じる普段のストレスに適応できるようになります。対人関係療法では、本人の過去と現在の社会的役割に焦点を置いて、他者との関わり方の問題を特定し、生活上の役割の変化に適応するための指針を示します。認知行動療法は、絶望感や否定的な思考から抜け出すのに役立ちます。

うつ病に対する薬物療法

数種類の抗うつ薬が利用できます({blank} うつ病の治療に用いられる薬剤)。具体的には以下のものがあります。

精神刺激薬(デキストロアンフェタミン[dextroamphetamine]やメチルフェニデートなど)やその他の薬剤もときに使用され、しばしば抗うつ薬と併用されます。精神刺激薬は覚醒や意識のレベルを高めるために使用されます。

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は、ハーブの栄養補助食品で、有効性は証明されていませんが、軽度のうつ病の緩和に使用されることがあります。処方薬の種類によっては、セントジョーンズワートと併用すると有害な相互作用が発生する可能性があるため、この栄養補助食品の服用を考えている場合は、薬物相互作用の可能性について主治医と話し合う必要があります。

電気けいれん療法

電気けいれん療法(かつてはショック療法と呼ばれることもありました)は、精神病性うつ病の場合、自殺をほのめかす場合、食事を拒んでいる場合など、重度のうつ病の治療にときに用いられます。また、妊娠中の抑うつの治療で、薬剤が効かない場合にも用いられます。

この治療法は通常、高い効果を示し、効果が現れるまでに数週間かかる大半の抗うつ薬と違って、抑うつ状態を迅速に軽減することができます。この即効性が功を奏して命を救える場合があります。しかし、電気けいれん療法を中止すると、うつ病が再発することがあります。再発を予防するため、しばしば抗うつ薬が処方されます。

電気けいれん療法では、電極を頭部に設置して脳に電流を流し、脳内で発作を起こさせます。理由は解明されていませんが、この発作により抑うつが緩和されます。通常は2日に1回のペースで、少なくとも合計5~7回の治療を行います。

電流により筋肉の収縮や痛みが生じるため、治療中は全身麻酔が必要になります。電気けいれん療法は、一時的な記憶障害や、まれに永久的な記憶障害の原因になることがあります。

光療法

光療法(光療法ボックス)は、季節性うつ病に対する最も効果的な治療法ですが、他の種類の抑うつ障害にも役立つ場合があります。

光療法では、必要な強さの光を発するライトボックスから特定の距離をおいて座ります。光を直接見ないようにし、光の前で1日に少なくとも30~60分とどまるように指示されます。光療法は自宅でも行えます。

寝る時間と起きる時間が遅い人では、午前中に行うのが最も効果的です。寝る時間と起きる時間が早い人では、午後遅くから夕方までに行うのが最も効果的です。

その他の治療法

ほかの治療法が効かない場合は、脳を刺激する他の治療法が試されることがあります。具体的には以下のものがあります。

  • 反復経頭蓋磁気刺激法

  • 迷走神経刺激療法

刺激された細胞から化学伝達物質(神経伝達物質)が放出され、それが気分の調節に役立つことで、うつ病の症状が緩和されるのではないかと考えられています。これらの治療法は、薬物療法や精神療法で効果が得られない重度のうつ病患者で役立つことがあります。

反復経頭蓋磁気刺激法では、気分の調節に関わっていると考えられている脳領域付近の額に電磁石コイルを配置します。その電磁石によって無痛の磁気パルスが発生し、それが脳の標的部位の神経細胞を刺激すると考えられています。最も一般的な副作用は、頭痛とコイルが配置された部位付近の不快感です。

迷走神経刺激療法では、心臓用のペースメーカーに似た装置(迷走神経刺激装置)を左側の鎖骨の下に埋め込み、電線を皮膚の下に通して、頸部にある迷走神経に接続します。(迷走神経は、左右の一対が頭蓋底付近にある脳幹から始まり、首を通ってそれぞれ同じ側の胸部と腹部に延びて心臓や肺などの臓器まで続いています。)この装置は、無痛の電気信号により迷走神経を周期的に刺激するよう設計されています。ほかの治療法が無効に終わったうつ病に有用となる場合がありますが、効果が現れるまでに通常は3~6カ月かかります。迷走神経刺激療法の副作用として、神経を刺激したときにせきが出たり、声がれが起こったり、声が太くなったりすることがあります。

抗うつ薬

抗うつ薬の種類には以下のものがあります。

  • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

  • 新規抗うつ薬

  • 複素環系抗うつ薬

  • モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)

ほとんどの抗うつ薬は、効果が現れるまでに最低でも数週間は定期的に服用する必要があります。ほとんどの人では、再発を予防するために6~12カ月間、抗うつ薬を服用する必要があります。50歳以上の人は最長2年間服用しなければならない場合もあります。

副作用は抗うつ薬の種類により異なります。ときに、1つの薬で症状が軽減されない場合、別の種類(クラス)の薬か複数の抗うつ薬が処方されます。

抗うつ薬を開始した後の自殺のリスクがニュースに取り上げられています。少数の人では、抗うつ薬の服用開始後または増量後すぐの時点で興奮、抑うつ、不安が悪化します。これらの症状が見過ごされて治療が遅れると、一部の人、特により年齢の低い小児や青年では、自殺傾向が高まります。この所見は最初SSRIで報告されましたが、そのリスクはおそらく抗うつ薬の種類が違っても変わらないと考えられます。抗うつ薬の服用開始後または増量後に(またはいかなる理由でも)症状が悪化した場合は、主治医に知らせる必要があります。自殺を考えること(自殺念慮)もうつ病の症状であるため、抗うつ薬が自殺念慮や自殺行動にどのような影響を及ぼしているかを判断することが難しい場合もあります。このつながりに疑いを投げかける研究もあります。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、現在最もよく使用されている種類の抗うつ薬です。SSRIはうつ病のほか、うつ病と併発することの多い他の精神障害にも効果があります。

SSRIには吐き気、下痢、振戦(ふるえ)、体重減少、頭痛などの副作用がありますが、これらの副作用は通常軽度で、使用を継続しているうちに消失します。ほとんどの人は、複素環系抗うつ薬の副作用よりもSSRIの副作用の方が容易に耐えられます。またSSRIは、複素環系抗うつ薬よりも心臓に悪影響を及ぼす可能性が低いです。

ただしSSRIを使用すると、開始後または増量後の1週間は、興奮、抑うつ、不安が悪化したように感じられることがあります。これらの症状が見過ごされて治療が遅れると、特により年齢の低い小児や青年では、自殺傾向が高まる場合があります。SSRIを服用している人とその家族には、この懸念について注意を促し、治療の過程で症状が悪化したら主治医に連絡するように指導する必要があります。ただし、うつ病の治療を受けない人も自殺を図ることがあるため、患者と主治医は治療を行わない場合のリスクと薬物療法のリスクを比較する必要があります。

また、SSRIの使用が長期化すると、体重増加や性機能障害など別の副作用が(3分の1の患者で)生じることがあります。フルオキセチンなどの一部のSSRIは食欲不振を引き起こします。SSRIの服用開始後数週間は、日中に眠気を覚えることがありますが、この作用は一時的なものです。

SSRIの中には、急に使用を中止すると離脱症候群を引き起こすものがあり、その症状としては、めまい、不安、易怒性、疲労、吐き気、悪寒、筋肉痛などがあります。

新しい抗うつ薬

新規抗うつ薬は、SSRIと同等の有効性と安全性を備えていて、副作用も類似しています。具体的には以下の薬があります。

  • ノルアドレナリン- ドパミン再取り込み阻害薬(ブプロピオン[bupropion])

  • セロトニン調節薬(ミルタザピン、トラゾドンなど)

  • セロトニン- ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(ベンラファキシン、デュロキセチンなど)

SSRIの場合と同様に、これらの新しい薬を初めて服用した場合にも、一時的に自殺のリスクが高まることがあり、セロトニン- ノルアドレナリン再取り込み阻害薬の使用を急に中止すると、離脱症候群が発生することがあります。

その他の副作用は薬によって様々です(下の表を参照)。

複素環系(三環系など)抗うつ薬

複素環系抗うつ薬は、以前は治療の中心とされていた薬ですが、他の抗うつ薬よりも副作用が多いため、現在ではそれほど使用されていません。しばしば眠気を引き起こしたり、体重増加の原因になったりします。また、心拍数の上昇(頻脈)や立ち上がったときの血圧低下(起立性低血圧と呼ばれます)も生じます。このほか、かすみ目、口腔乾燥、錯乱、便秘、排尿困難といった抗コリン作用と呼ばれる副作用もあります。抗コリン作用は、高齢者ではしばしば重症化します。

複素環系抗うつ薬の使用を急に中止すると、SSRIの場合と同様に、離脱症候群が発生することがあります。

モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)

モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)は、うつ病に非常に有効ですが、他の抗うつ薬が無効に終わった場合を除けば、まれにしか処方されません。MAOIを服用する場合は、いくつかの食事制限を守る必要があるほか、ズキズキする激しい頭痛とともに急激に血圧が上昇する重篤な副作用(高血圧クリーゼ)を予防するために、特別な注意事項に従わなければなりません。この高血圧クリーゼは脳卒中を引き起こすことがあります。注意事項は以下のようなものです。

  • 生ビール、赤ワイン、シェリー酒、リキュール、熟しすぎた食物、サラミ、熟成チーズ、ソラマメ、酵母エキス(マーマイトなど)、缶詰めのイチジク、干しブドウ、ヨーグルト、チーズ、サワークリーム、酢漬けニシン、キャビア、レバー、マリネなどで柔らかくした肉、しょう油など、チラミンを含む飲食物は摂取しない

  • プソイドエフェドリンは服用しない(市販の多くのせき止め薬やかぜ薬に含まれる)

  • デキストロメトルファン(せき止め薬)、レセルピン(降圧薬)、ペチジン(鎮痛薬)は服用しない

  • 解毒剤(クロルプロマジンの錠剤など)を常時携帯し、ズキズキする激しい頭痛が起こった場合はすぐに服用し、最寄りの病院の救急外来を受診する

MAOIを服用する場合は、複素環系抗うつ薬、SSRI、ブプロピオン(bupropion)、セロトニン調節薬、セロトニン- ノルアドレナリン再取り込み阻害薬を含む、他の種類の抗うつ薬の使用も避けるべきです。他の抗うつ薬と併用すると、MAOIは危険な高熱、筋肉の損傷、腎不全、けいれん発作などを引き起こす可能性があります。これらの副作用は神経遮断薬による悪性症候群と呼ばれるもので、死に至ることもあります。

MAOIの使用を急に中止すると、SSRIの場合と同様に、離脱症候群が発生することがあります。

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うつ病の治療に用いられる薬剤

薬剤

主な副作用

備考

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

シタロプラム(citalopram

エスシタロプラム

フルオキセチン

フルボキサミン

パロキセチン

セルトラリン

ビラゾドン(vilazodone

性機能障害(主にオルガスム遅延、ときに性欲減退や勃起障害)、吐き気、下痢、頭痛、体重減少(短期間)、体重増加(長期間)、離脱症候群*、もの忘れ、感情の鈍化、あざができやすい

SSRIは最もよく使用されている抗うつ薬です。全般不安症強迫症パニック症恐怖症心的外傷後ストレス障害月経前不快気分障害神経性過食症にも有効です。

過量投与により生じる毒性は、他の抗うつ薬によるものほど重篤ではありません。

ノルアドレナリン- ドパミン再取り込み阻害薬

ブプロピオン(bupropion

頭痛、興奮、離脱症候群*、少数の人では血圧上昇、まれにけいれん発作

ブプロピオン(bupropion)は、うつ病のほかに、注意欠如・多動症コカイン依存症の人、禁煙を試みている人にも有用です。ブプロピオン(bupropion)は性機能障害を引き起こすことはありません。

セロトニン調節薬(5-HT2遮断薬)

ミルタザピン

眠気と体重増加

ミルタザピンは、吐き気や性機能障害を引き起こすことはありません。

トラゾドン

長時間の眠気、痛みを伴う持続性の勃起(持続勃起症)、過度の血圧低下(立ち上がったとき)

トラゾドンは、ほとんどの場合、うつ病と不眠症の両方がみられる人に対して就寝時投与で使用されます。

セロトニン- ノルアドレナリン再取り込み阻害薬

デスベンラファキシン

デュロキセチン

レボミルナシプラン(levomilnacipran

ベンラファキシン

吐き気、口腔乾燥、離脱症候群*、血圧上昇(高用量で使用した場合)

服用量を低く抑え、服用量を変更する際は徐々に行えば、大半の副作用は予防あるいは最小限に抑えることができます。

メラトニン作動性抗うつ薬

アゴメラチン(agomelatine)

頭痛、吐き気、下痢

アゴメラチン(agomelatine)は、大半の抗うつ薬より副作用が少ない薬です。日中の眠気、不眠症、体重増加、性機能障害を引き起こすことはありません。

肝酵素の検査値を上昇させることがあります。治療の開始前と開始後6週間毎に測定する必要があります。

複素環系(三環系など)抗うつ薬

  • アミトリプチリン

  • アモキサピン

  • クロミプラミン

  • デシプラミン

  • ドキセピン

  • イミプラミン

  • マプロチリン

  • ノルトリプチリン

  • プロトリプチリン(protriptyline

  • トリミプラミン

眠気、体重増加、心拍数の上昇(頻脈)、立ち上がったときの血圧低下(起立性低血圧)、口腔乾燥、錯乱、かすみ目、便秘、排尿困難、オルガスム遅延、離脱症候群*

クロミプラミンとマプロチリンでは、けいれん発作

これらの薬剤は、高齢者では一般に副作用が顕著に出るため、高齢者には通常は処方されません。

過量投与すると、生命を脅かす重篤な毒性を引き起こす可能性があります。

モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)

  • イソカルボキサジド(isocarboxazid

  • フェネルジン(phenelzine

  • セレギリン

  • トラニルシプロミン(tranylcypromine

不眠症、吐き気、体重増加、性機能障害(性欲減退、オルガスム遅延、勃起障害)、チクチクする感覚、めまい、血圧低下(特に立ち上がったとき)、離脱症候群*

これらの薬剤を服用する場合は、食事制限を守る必要があり、高血圧クリーゼ(ズキズキする激しい頭痛とともに血圧が急激に上昇する重篤な副作用)を予防するために特定の薬剤の使用を避けなければなりません。

セレギリンはパッチ剤として使用できます。パッチ剤として使用する場合は、高用量のパッチ剤でない限り、食事制限に従う必要がありません。

精神刺激薬

  • デキストロアンフェタミン(dextroamphetamine

  • メチルフェニデート

神経過敏、振戦(ふるえ)、不眠症、口腔乾燥

これらの薬剤は通常、抗うつ薬との併用で投与されます。単独で使用した場合には、一般に抗うつ薬としての効果はありません。

*薬の服用を急に中止することで生じる離脱症候群としては、めまい、不安、易怒性、疲労、吐き気、悪寒、筋肉痛がみられます。

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