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硬化性苔癬

執筆者:

Shinjita Das

, MD, Harvard Medical School

レビュー/改訂 2021年 8月
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硬化性苔癬(こうかせいたいせん)は、かゆみを引き起こす傾向のある病気で、肛門や性器周辺の部分に瘢痕を生じることがあります。

硬化性苔癬の症状

最初、肛門や性器周囲の皮膚に皮下出血が生じることが多く、水疱ができることもあります。かゆみがよくみられ、ひどい場合もあります。しばらくの後に皮膚が薄くなって正常な色を失い、ひび割れや鱗屑を生じることがあります。患者によっては、違う形で進行し、皮膚が厚くなることもあります。最終的に、あらゆるタイプの慢性の硬化性苔癬は瘢痕化し、患部の正常な構造がゆがみます。小児では、硬化性苔癬の外観が性的虐待の結果に似ることがあります。まれですが、長期にわたり硬化性苔癬に侵されている部位に 有棘細胞がん 有棘細胞がん 有棘細胞がんとは、皮膚の扁平上皮細胞に由来するがんのことです。 皮膚にかさつく厚い増殖性病変が出現し、それが治りません。 このがんの診断を下すには、生検を行います。 がんが広がっていなければ、手術や化学療法薬の外用、ときには放射線療法を用いた治療により、通常は根治させることが可能です。 がんが広がっている場合は、PD-1阻害薬と呼ばれる薬剤を使用することがあります。 さらに読む 有棘細胞がん (皮膚がんの一種)が生じることがあります。

硬化性苔癬の診断

硬化性苔癬の治療

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