腱は、帯状の丈夫な結合組織で、その大部分がコラーゲンと呼ばれる強固なタンパク質でできています。腱は筋肉の両端をしっかりと 骨 骨 骨は強固ながら、絶えず変化している組織で、いくつかの機能を果たしています。骨にはまず、人体を堅固に形づくるとともに、壊れやすい内臓を盾のように保護する役割があります。骨の内部には骨髄が収まっていて、そこでは血液の細胞(血球)がつくられます。骨はまた、カルシウムの貯蔵場所として、体内のカルシウムを一定量に保つ役割も担っています。 小児の一部の骨には、 成長板と呼ばれる部分があります。骨はその部分で伸びていき、身長が伸び切ると、成長板は閉鎖... さらに読む につなぎ留める役割を果たしています。腱の多くはさやに包まれていて、そのさやは表面が滑らかで、そのため腱は摩擦を受けずに動くことができます。
滑液包は、一部の腱の下に存在する、液体で満たされた小さな袋で、腱にかかる衝撃を吸収して、腱を損傷から守っています。滑液包は、隣接する構造にかかる衝撃も吸収することで、例えば、骨と 靱帯 靱帯 靱帯は、コラーゲンと弾性線維の両方を含んだ結合組織で構成される丈夫な線維の束です。弾性線維のおかげで、靱帯はある程度伸びることができます。靱帯は関節の周囲を取り巻いて、その部分を連結しています。靱帯は関節の強化と安定を助け、各関節は特定の方向にだけ動くようになっています。さらに靱帯は、膝の中などで骨と骨をつないでいます。 さらに読む の間や、骨の隆起部(肘、膝蓋骨、肩など)とそれを覆う皮膚との間で摩擦が起き、それらがすり減ったり、断裂したりするのを防いでいます。
筋骨格系を構成する筋肉とその他の組織
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