糖代謝異常症とは,炭水化物の異化および同化に影響を及ぼす代謝障害である。大半の疾患は,炭水化物の代謝物を効果的に利用できない病態である。これらの疾患としては以下のものがある:
遺伝性代謝疾患が疑われる患者へのアプローチ 遺伝性代謝疾患が疑われる患者へのアプローチ 遺伝性代謝疾患(先天性代謝異常症)は大半がまれであるため,診断するには強く疑う必要がある。適切な時期に診断を下すことができれば,早期治療が可能となり,急性および慢性の合併症や発達障害,さらには死を回避できる可能性がある。 症状と徴候は非特異的となる傾向があり,それらは遺伝性代謝疾患以外の原因(例,感染)によって生じることの方が多いため,そうしたより可能性の高い原因も検討すべきである。... さらに読む も参照のこと。