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髄膜炎はときに感染症以外の病態(例,非感染性疾患,薬剤,ワクチン)によって引き起こされる。非感染性髄膜炎の症例の多くは,亜急性または慢性である。
(髄膜炎の概要も参照のこと。)
表&コラム
非感染性髄膜炎の主な原因
非感染性髄膜炎の症状は,他の種類の髄膜炎による症状(例,頭痛,発熱,項部硬直)と同様である。重症度および急性度は様々であるが,非感染性髄膜炎は急性細菌性髄膜炎と比べて軽度な傾向にある。
非感染性髄膜炎の診断は,腰椎穿刺で採取した髄液の分析に基づく(頭蓋内圧亢進または腫瘤効果[mass effect]が疑われる場合は,先に神経画像検査を行う)。髄液所見としては以下のものがある:
リンパ球または好中球増多
タンパク質上昇
通常は糖正常
非感染性髄膜炎の治療では,原因疾患を治療するとともに,原因薬物を中止する。それ以外の場合の治療は支持療法となる。
重篤感がある場合は,直ちに(検査結果を待たずに)適切な抗菌薬およびコルチコステロイドを開始し,急性細菌性髄膜炎が除外される(すなわち,髄液が無菌であることが証明される)まで続ける。
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