大動脈炎

執筆者:Mark A. Farber, MD, FACS, University of North Carolina;
Federico E. Parodi, MD, University of North Carolina School of Medicine
レビュー/改訂 2020年 11月
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    大動脈炎は大動脈の炎症であり,ときに動脈瘤または閉塞を引き起こす。

    大動脈炎はまれであるが,生命を脅かす可能性がある。報告されている発生率は年間100万人当たり1~3例である。

    大動脈炎は以下により引き起こされる:

    また,コーガン症候群の特徴(炎症性角膜炎,前庭および聴覚機能障害,および大動脈炎)の1つでもある。

    炎症は通常,大動脈の3層(内膜,中膜,外膜)の全てに及び,大動脈もしくはその分枝の閉塞,または動脈壁の脆弱化を引き起こし,結果として大動脈瘤の形成につながることがある。

    発生機序,症状と徴候,診断,および治療は病因により異なる。

    しかしながら,治療では基礎疾患を治療することが基本原則となる。

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