精子形成障害の原因

状態

内分泌疾患

視床下部-下垂体-性腺系の異常

副腎疾患

高プロラクチン血症

性腺機能低下症,ときに肥満に関係

甲状腺機能低下症

遺伝性疾患

嚢胞性線維症

性腺形成不全

クラインフェルター症候群

Y染色体領域の微小欠失(重度の精子形成障害を有する男性の10~15%にみられる)

泌尿器疾患

停留精巣

感染症(例,淋菌性またはクラミジア尿道炎)

外傷

ムンプス精巣炎

精巣萎縮

精索静脈瘤

過去3カ月以内における過度の熱への曝露

発熱

薬物または他の物質*

アルコールの過剰摂取

タンパク質同化ステロイド

アンドロゲン

抗アンドロゲン製剤(例,ビカルタミド,シプロテロン[cyproterone],フルタミド)

抗マラリア薬

アスピリン(長期間服用した場合)

過剰な量のカフェイン(可能性として)

クロラムブシル

シメチジン

コルヒチン

コルチコステロイド

コトリモキサゾール

シクロホスファミド

エタノール

エストロゲン

ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アゴニスト(前立腺癌治療のため)

ケトコナゾール

マリファナ

メドロキシプロゲステロン

メトトレキサート

モノアミン酸化酵素阻害薬

ニトロフラントイン

オピオイド

スピロノラクトン

サラゾスルファピリジン

特定の毒素

重金属

殺虫剤

フタル酸エステル

ポリ塩化ビフェニル(PCB)

*他の薬物や物質も有害となりうるが,ここに挙げた薬物の方がより重大である。

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