精巣腫瘍のTNM分類および血清マーカーの定義*

精巣腫瘍のTNM分類および血清マーカーの定義*

特徴

定義

原発腫瘍

pTX

評価できない

pT0

原発腫瘍(例,精巣の瘢痕)の所見なし

pTis

精細管内胚細胞腫瘍(上皮内癌)

pT1

精巣および精巣網に限局しており,血管およびリンパ管浸潤はない

白膜には浸潤している可能性があるが,精巣鞘膜には浸潤していない

pT1a

3cm未満のセミノーマがある

pT1b

3cm以上のセミノーマがある

pT2

精巣および精巣上体に限局しており,血管またはリンパ管浸潤がある;または白膜を越えて進展しており,精巣鞘膜に浸潤している

pT3

血管またはリンパ管浸潤の有無にかかわらず,精索に浸潤している

pT4

血管またはリンパ管浸潤の有無にかかわらず,陰嚢に浸潤している

所属リンパ節転移

NX

評価できない

N0

なし

N1

最大5つのリンパ節に転移を認めるが,いずれも最大径が2cm以下である

N2

最大径が2cm超かつ5cm以下のリンパ節または最大径が5cm以下の6つ以上のリンパ節に転移を認める

N3

最大径が5cmを超える1つまたは複数のリンパ節に転移を認める

遠隔転移

MX

評価できない

M0

なし

M1

あり

M1a

後腹膜以外のリンパ節または肺への転移を認める

M1b

所属リンパ節以外のリンパ節または肺への転移を除いた遠隔転移を認める

血清マーカー

SX

マーカーが利用不能または未測定である

S0

値が正常範囲内である

S1

LDHアッセイでLDH値 < 1.5 × 正常上限かつβ-hCG値 < 5000mIU/mLかつAFP値 < 1000ng/mL

S2

LDHアッセイでLDH値 = 1.5~10 × 正常上限またはβ-hCG値 = 5000~50,000mIU/mLまたはAFP値 = 1000~10,000ng/mL

S3

LDHアッセイでLDH値 > 10 × 正常上限またはhCG値 > 50,000mIU/mLまたはAFP値 > 10,000ng/mL

AFP = α-フェトプロテイン;hCG = ヒト絨毛性ゴナドトロピン;LDH = 乳酸脱水素酵素;M = 遠隔転移;N = 所属リンパ節(臨床的に評価);p = 病理学的病期;S = 血清腫瘍マーカー;T = 原発腫瘍。

AFP = α-フェトプロテイン;hCG = ヒト絨毛性ゴナドトロピン;LDH = 乳酸脱水素酵素;M = 遠隔転移;N = 所属リンパ節(臨床的に評価);p = 病理学的病期;S = 血清腫瘍マーカー;T = 原発腫瘍。

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