インスリン以外の注射用血糖降下薬の特徴

インスリン以外の注射用血糖降下薬の特徴

一般名

備考

グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)作動薬

低血糖のリスクは低い;軽度の体重増加を促す可能性がある

膵炎のリスク増大

齧歯類で甲状腺C細胞腫瘍(髄様癌)が認められている

悪心および嘔吐を最小限に抑えるため,最低用量から開始し,製造業者の推奨に従って漸増する

肝臓の脂肪量および線維化,MASLD,ならびにMASHを改善する可能性がある

アルビグルチド

デュラグルチド

心血管疾患リスクが高い患者において主要心血管イベントを減少させる可能性がある

エキセナチド

エキセナチド,週1回

リラグルチド

心血管疾患のリスクが高い患者において,主要心血管イベントおよび心血管死亡を減少させる可能性がある

リキシセナチド

セマグルチド*

セマグルチドは糖尿病網膜症の進行の増加と関連する

心血管疾患のリスクが高い患者において,主要心血管イベントおよび心血管死亡(経口セマグルチド)を減少させる可能性がある

アミリン誘導体

プラムリンタイド(pramlintide)

インスリンと併用するが,注射には別々の注射器を使用する

低血糖を回避するため,インスリンの用量調整が必要になる場合がある

悪心が一般的であるが,時間に伴って軽減する

軽度の体重減少を促す可能性がある

デュアルインクレチン作動薬(グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド[GIP]/グルカゴン様ペプチド1[GLP-1]受容体作動薬)

チルゼパチド

体重減少を促進する

食欲減退,下痢,悪心,腹痛,アミラーゼおよびリパーゼの増加などの消化管症状を引き起こす

症状を最小限に抑えるため,最低用量から開始し,製造業者の推奨に従って漸増する

齧歯類で甲状腺C細胞腫瘍が認められている

膵炎の症例が報告されている

*経口製剤も使用可能である。詳細は経口血糖降下薬の特徴の表を参照。

GI = 消化管;MASLD = 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患;MASH = 代謝機能障害関連脂肪肝炎。

*経口製剤も使用可能である。詳細は経口血糖降下薬の特徴の表を参照。

GI = 消化管;MASLD = 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患;MASH = 代謝機能障害関連脂肪肝炎。

関連するトピック