精巣および陰嚢の異常

執筆者:Ronald Rabinowitz, MD, University of Rochester Medical Center;
Jimena Cubillos, MD, University of Rochester School of Medicine and Dentistry
Reviewed ByAlicia R. Pekarsky, MD, State University of New York Upstate Medical University, Upstate Golisano Children's Hospital
レビュー/改訂 2024年 9月 | 修正済み 2024年 12月
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最も頻度の高い精巣および陰嚢形成異常は以下のものである:

新生児の精巣捻転はまれであるが,成人の精巣捻転は泌尿器系の一般的な緊急事態の1つである。まれな先天異常として,陰嚢の無形成,低形成,変位,血管腫;陰茎陰嚢転位;二分陰嚢などがある。

先天性陰嚢水腫

先天性陰嚢水腫とは,精巣鞘膜層の間で陰嚢内に体液が貯留した状態のことである。隔絶されていること(非交通性)もあれば,開存した腹膜鞘状突起(潜在的ヘルニア腔)を介して腹腔と連絡していることもある。陰嚢水腫は無痛性の陰嚢腫大として現れる。

この病態は自然消失することもあるが,12カ月経っても残存する場合または腫大する場合には,通常は手術が必要となる。

先天性陰嚢水腫

新生児精巣捻転の治療

新生児精巣捻転とは,出生前から出生後30日までの期間に生じた精巣捻転である。発生率は出生約10万例当たり約6例と推定されている(1)。

捻転から虚血を来し,最終的に精巣壊死に至る。新生児精巣捻転症例の大半は精巣鞘膜外で発生したもので,しばしば周産期に発生する。

診断は身体診察で硬い精巣を触診することにより,陰嚢皮膚が紅色を呈することもある。

捻転が目撃された場合(すなわち急性捻転)を除き,精巣が救済可能であることはまれである。異時性に両側性捻転がみられる場合もあるが,まれである。介入のタイミングについては論議がある。しかしながら,両側の精巣を失った場合の影響は極めて大きいことから,対側精巣を固定する即時の外科的介入を主張する専門家もいる。

新生児精巣捻転に関する参考文献

  1. 1.Kylat RI, Ahmed MN.Neonatal testicular torsion. Afr J Paediatr Surg.2022;19(1):1-4.doi:10.4103/ajps.AJPS_153_20

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