葉状腫瘍

(葉状嚢肉腫)

執筆者:Lydia Choi, MD, Karmanos Cancer Center
レビュー/改訂 2023年 7月
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葉状腫瘍は,非上皮性の乳房腫瘍であり,良性の場合も悪性の場合もある。

    葉状腫瘍は診断時に大きい(4~5cm)ことが多い。約10~25%が悪性であり(1),乳癌の1%未満を占める。これらの腫瘍の20~35%は局所的に再発し,遠隔転移が患者の10~20%で起こる。

    葉状腫瘍の通常の治療は乳房円状部分切除であるが,腫瘤が大きい場合や組織学的にがんが示唆される場合には,乳房切除術がより適切となりうる。一部の症例では放射線療法が推奨される場合がある。

    転移(通常は肺)がなければ,予後は良好である。

    参考文献

    1. 1.Rosenberger LH, Thomas SM, Nimbkar SN, et al: Contemporary multi-institutional cohort of 550 cases of phyllodes tumors (2007-2017) demonstrates a need for more individualized margin guidelines.J Clin Oncol 2021 39 (3):178–189.doi: 10.1200/JCO.20.02647

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