縮小条虫(Hymenolepis diminuta)感染症

執筆者:Chelsea Marie, PhD, University of Virginia;
William A. Petri, Jr, MD, PhD, University of Virginia School of Medicine
Reviewed ByChristina A. Muzny, MD, MSPH, Division of Infectious Diseases, University of Alabama at Birmingham
レビュー/改訂 修正済み 2023年 11月
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縮小条虫(Hymenolepis diminuta)は,ヒトに腸管感染症を引き起こす条虫である。

縮小条虫(H. diminuta)はネズミに寄生する条虫で,その生活環は貯穀害虫を中間宿主とする小形条虫(Hymenolepis nanaの間接的な生活環と類似している。縮小条虫(H. diminuta)では,齧歯類(主にネズミ)が終宿主となり,甲虫(小麦粉や穀物に混じった甲虫)が中間宿主となる。ヒトが感染した貯穀害虫を含んだ食物を摂取することで,終宿主となることがある。縮小条虫(H. diminuta)の体長は20~60 cmである。

ヒトの感染症は通常無症状であるが,軽度の消化管症状を引き起こすことがある。

診断は便中での特徴的な虫卵の検出による。

縮小条虫(H. diminuta)感染症の治療はプラジカンテルによる(1)。代替薬として,ニタゾキサニド(nitazoxanide)や(米国外では)ニクロサミド(niclosamide)などがある。

治癒を確認するため,治療完了後1カ月時点で便検体を再度採取すべきである。

参考文献

  1. 1.Tiwari S, Karuna T, Rautaraya B: Hymenolepis diminuta Infection in a Child from a Rural Area: A Rare Case Report. J Lab Physicians 6(1):58-59, 2014.doi:10.4103/0974-2727.129096

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