脳炎

レビュー/改訂 修正済み 2024年 7月
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脳炎とはどのような病気ですか?

脳炎とは、脳の炎症のことで、普通は感染症によって引き起こされます。

  • 脳炎は、ウイルスが脳に直接感染して起こることもあれば、ウイルスやまちがった免疫反応が脳の炎症のきっかけになって起こることもあります。

  • よくある症状としては、発熱、頭痛、眠気、混乱などがあります。

  • 医師はMRI検査と腰椎穿刺をします。

  • 医師はあなたの症状を治療し、ときには、抗ウイルス薬やコルチコステロイドという薬を使います。

脳炎の原因は何ですか?

脳炎の最も多い原因は次のものです。

  • ウイルス性感染症

たくさんの種類のウイルスが脳炎を引き起こすことがあります。たとえば次のようなものがあります。

これらのウイルスの中には、蚊やダニなどの虫に刺されることで感染するものもあります。狂犬病は動物にかまれることで起こります。

ウイルスによって、免疫系がまちがって、自分の脳の組織を攻撃してしまうことがあります(自己免疫反応)。その結果、脳に炎症が起こります。これは普通、特定の種類のウイルス感染症にかかった数週間後に起こります。

脳炎にはどのような症状がありますか?

最初のころに現われる症状は、脳炎の原因によってちがいます。多くのウイルスは、最初におなかの症状や、かぜの症状(インフルエンザのような症状)を引き起こします。吐き気や嘔吐がみられることがあります。のどの痛み、鼻水、せきが出ることもあります。

脳に炎症が起きると、普通は次の症状が現われます。

  • 発熱

  • 頭痛

  • 眠気

  • 人格の変化、または混乱

重い脳炎では、けいれん発作が起こったり、昏睡状態になったりすることもあります。死んでしまう人もいます。

医師はどのようにして、私が脳炎かどうかを判断しますか?

医師は、あなたの症状から脳炎を疑います。その場合、医師は普通、次のことをします。

まれに、脳炎の原因を明らかにするために、医師が脳の組織を少しだけ取って(生検)、それを検査しなければならない場合もあります。

医師は脳炎をどのように治療しますか?

一部の種類のウイルス性脳炎には、医師は抗ウイルス薬を使います。脳炎が自己免疫反応によって引き起こされている場合、医師はコルチコステロイドという薬を使うことがあります。

一部の脳炎の原因には、特別な治療法がありません。医師は、感染症が治るまで、症状の治療と命を救うための治療(呼吸用のチューブをのどに入れるなど)をします。これには普通、1~2週間かかります。

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