動物どうぶつによるかみ傷きず

傷きずの手当てあてをしてから、助たすけを求もとめてください：

• たくさんの石せっけんと水みずで傷きずをきれいにします。

• アルコール、ヨウ素そ、そのほかにも種類しゅるいを問とわず、傷きずに消毒薬しょうどくやくをつけてはいけません。

• 血ちが出でている場合ばあいは、きれいな布ぬので傷口きずぐちを強つよく押おさえて、出血しゅっけつを止とめます。

• すぐに病院びょういんに行いきましょう。

• 動物どうぶつによるかみ傷きずは、感染かんせんが起おきることがあります。

• かみ傷きずに感染かんせんが起おきると、その部分ぶぶんが痛いたくなり、腫はれて、赤あかくなります。

• めったにないことですが、一部いちぶの動物どうぶつにかまれると、狂犬病きょうけんびょうになることがあります

狂犬病きょうけんびょうは、命いのちにかかわるウイルスによる病気びょうきで、動物どうぶつにかまれると感染かんせんすることがあります。動物どうぶつにかまれた人ひとが狂犬病きょうけんびょうになるのは、かまれる前まえにその動物どうぶつが狂犬病きょうけんびょうにかかっていた場合ばあいだけです。すべての動物どうぶつが狂犬病きょうけんびょうになるわけではありません。

アメリカでは、ふつうペットに狂犬病きょうけんびょうのワクチンを打うつため、ペットの狂犬病きょうけんびょうはめったにありません。コウモリ、アライグマ、スカンク、キツネなどの一部いちぶの野生やせい動物どうぶつは、狂犬病きょうけんびょうをもっていることが、ほかの動物どうぶつより多おおいです。ウサギ、リス、ハムスター、ネズミにかまれても、狂犬病きょうけんびょうの心配しんぱいはふつうありません。

もし動物どうぶつにかまれたら、病院びょういんに電話でんわするか、すぐに病院びょういんに行いってください。医師いしは、あなたに狂犬病きょうけんびょうの注射ちゅうしゃが必要ひつようかどうかを判断はんだんします。

医師いしは次つぎのことをします：

• 傷きずの中なかを無菌むきんの生理食塩水せいりしょくえんすい（菌きんの入はいっていない塩水しおみず）で洗あらい流ながす

• 傷口きずぐちの端はしにさけた皮膚ひふがあれば、すべて切きり取とる

• 必要ひつようなら、傷きずを糸いとでぬって閉とじる

• 感染かんせんを予防よぼうするための薬くすりを出だす

• 必要ひつようなら、破傷風はしょうふうの注射ちゅうしゃを打うつ

• 赤あかちゃんや小ちいさな子こどもは、絶対ぜったいにイヌのそばで一人ひとりにしてはいけません。

• イヌが何なにかを食たべているときや、眠ねむっているときは、じゃまをしてはいけません。

• イヌをなでるときは、飼かい主ぬしになでてもいいか聞ききましょう。

• イヌがあなたに近ちかづいてきたら、じっとしているか、ゆっくり後うしろに下さがりましょう。

• けんかをしているイヌ同士どうしを引ひきはなそうとしてはいけません。