呼気性喘鳴とはどのような病気ですか?
私の子どもはどんなときに病院に行けばいいですか?
お子さんに呼気性喘鳴と、次のような注意すべき徴候が1つでもみられる場合、すぐに救急医療機関に行ってください:
息を吐き出すときだけでなく、息を吸うときにも喘鳴音が聞こえる
呼吸が速くなる
胸の筋肉をたくさん使って呼吸している
呼吸するときに鼻の穴が広がる
唇の周りが青くなる
お子さんに呼気性喘鳴があり、食べたり飲んだりするのに問題があるものの、注意すべき徴候がみられない場合は、医師に電話してください。
小児の呼気性喘鳴の原因は何ですか?
病院では、私の子どもにどのようなことをしますか?
医師は、あなたのお子さんの呼気性喘鳴について質問し、家族にアレルギーや喘息があるかどうか聞きます。医師は診察も行います。
私の子どもにはどのような検査が必要ですか?
あなたのお子さんに初めて呼気性喘鳴がみられた場合、医師は次のうち1つまたは複数の検査を行うことがあります:
お子さんの呼気性喘鳴が喘息によるものであると医師が確信している場合は、ふつう、お子さんに呼気性喘鳴がみられるたびに検査をすることはありません。
呼気性喘鳴が繰り返し起こり、喘息の薬が役に立たない場合は、医師はほかに次のような検査をすることがあります:
嚥下検査(医師はお子さんが食べものや水分を飲み込む様子をビデオ撮影します)
気管支鏡検査(医師はカメラつきのやわらかい細いチューブをお子さんの鼻やのどから入れて、肺を調べます)
医師は子どもの喘鳴をどのように治療しますか?
医師は、吸入器を使って気道を開くための薬をあなたのお子さんに吸入させることがあります。これらの薬は喘息に使用される薬と同じですが、喘息が原因ではない呼気性喘鳴にも効きます。お子さんの呼気性喘鳴が重い場合は、医師はコルチコステロイドを静脈から与えるか、口から飲ませることもあります。
吸入器
吸入器(定量噴霧式吸入器とも呼ばれます)は、小さな携帯型の装置です。喘息の薬を吸入する方法として最も多いものです。この装置は、薬を細かいスプレーにして、子どもが吸い込めるようにします。スペーサーやチャンバーのついた吸入器の方が使いやすいです。