血管造影けっかんぞうえい検査けんさ

完全なレビュー: 2025年 9月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 9月
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血管造影けっかんぞうえい検査けんさ(アンギオグラフィー)とはどのような検査けんさですか?

血管造影けっかんぞうえい検査けんさはX線せんを使つかって血管けっかんの写真しゃしんをとる医学的いがくてきな検査けんさです。とった写真しゃしんを血管造影けっかんぞうえい画像がぞうといいます。

医師いしはふつう、調しらべたい部分ぶぶんの1~2本ほんの血管けっかんの写真しゃしんだけをとればよく、すべての血管けっかんの写真しゃしんをとる必要ひつようはありません。写真しゃしんをとるために、医師いしは針はりを使つかってカテーテル(細ほそくてやわらかい管くだ)を調しらべたい部分ぶぶんの近ちかくの血管けっかんに入いれます。その後ご、カテーテルから液体えきたい(造影剤ぞうえいざいといいます)を注入ちゅうにゅうします。造影剤ぞうえいざいはX線せん画像がぞう(ビデオや写真しゃしん)に写うつるため、血管けっかんの内側うちがわの形かたちを写うつし出だします。画像がぞうから、血液けつえきがどれくらいよく流ながれているかや、血管けっかんに異常いじょうがあるかどうかが分わかります。

  • 医師いしはふつう、鼠径部そけいぶか腕うでに小ちいさな切きり口くちを作つくり、そこからカテーテルを入いれます。

  • 血管造影けっかんぞうえい検査けんさは、血管けっかんに異常いじょうがないかを調しらべるために行おこなわれます。

  • 血管造影けっかんぞうえい検査けんさのときに、医師いしが血管けっかんに見みつかった異常いじょうを治療ちりょうできることもあります。

私わたしはなぜ血管造影けっかんぞうえい検査けんさを受うけなければいけないのですか?

医師いしがあなたに次つぎのような血管けっかんの異常いじょうがあると考かんがえている場合ばあい、血管造影けっかんぞうえい検査けんさが必要ひつようになることがあります。

医師いしはふつう、動脈どうみゃくで血管造影けっかんぞうえい検査けんさをします。動脈どうみゃくとは、心筋しんきんを含ふくめた体全体からだぜんたいに向むかって心臓しんぞうから血液けつえきを送おくっている血管けっかんのことです。動脈どうみゃくの血管造影けっかんぞうえい検査けんさは動脈どうみゃく造影検査ぞうえいけんさといいます。

あまり多おおくはありませんが、医師いしは静脈じょうみゃくで血管造影けっかんぞうえい検査けんさをすることもあります。静脈じょうみゃくは、心臓しんぞうに血液けつえきを送おくりもどす血管けっかんです。静脈じょうみゃくの血管造影けっかんぞうえい検査けんさは静脈造影じょうみゃくぞうえい検査けんさといいます。

血管造影けっかんぞうえい検査けんさでは、どのようなことをしますか?

この検査けんさにかかる時間じかんは、医師いしがどの血管けっかんを調しらべたいかによって、1時間じかんより短みじかいこともあれば、長ながければ数時間すうじかんかかることもあります。

検査けんさの前まえ

医師いしはふつう、検査前けんさまえの12時間じかんは食たべたり飲のんだりしないように指示しじします。

検査中けんさちゅう

  • 気分きぶんをリラックスさせるが、眠ねむらせはしない薬くすりが使つかわれます。

  • 医師いしは、小ちいさく切きり口くちを作つくる場所ばしょ(ふつうは鼠径部そけいぶ、場合ばあいによっては腕うで)に麻酔ますいの注射ちゅうしゃをします。

  • その切きり口くちにカテーテルを入いれて、調しらべたい血管けっかんまで進すすめていきます。

  • カテーテルを通とおして造影剤ぞうえいざいを注入ちゅうにゅうします。

  • 造影剤ぞうえいざいが血管けっかんに流ながれているときに、X線せん装置そうちで写真しゃしんをとります。

  • 検査中けんさちゅうに、医師いしはあなたに深ふかく息いきを吸すったり、息いきを止とめたり、せきをしたりするように指示しじすることもあります。

検査けんさの後あと

医師いしはカテーテルをぬき取とり、切きり口くちを押おさえて出血しゅっけつしないようにします。数時間すうじかん横よこになっている必要ひつようがあるかもしれません。1日にち入院にゅういんが必要ひつようになることもあります。医師いしから、静しずかに休やすんで水分すいぶんを多おおく飲のむように指示しじされることがあります。

血管造影けっかんぞうえい検査けんさを受うけることには、どのような危険性きけんせいがありますか?

放射線ほうしゃせん

血管造影けっかんぞうえい検査けんさでは、1回かいのX線検査せんけんさよりも多おおく放射線ほうしゃせんを浴あびます。例たとえば、冠動脈造影かんどうみゃくぞうえい検査けんさで照射しょうしゃされる放射線ほうしゃせん量りょうは、胸部きょうぶX線検査せんけんさの1方向ほうこうの撮影さつえいで照射しょうしゃされる線量せんりょうの350~750倍ばいにもなります。医師いしは、検査けんさを受うける人ひとが一生いっしょうで浴あびる放射線ほうしゃせんの合計ごうけいの量りょうを抑おさえようとします。放射線ほうしゃせんを浴あびすぎると、がんになる可能性かのうせいが高たかくなります。

その他たの問題もんだい

  • 針はりが少すこし痛いたいかもしれません。

  • 造影剤ぞうえいざいを注入ちゅうにゅうしたときに不快ふかいな感かんじがする人ひともいます。

  • 造影剤ぞうえいざいに対たいしてアレルギー反応はんのう(くしゃみ、発疹ほっしん、呼吸こきゅうが苦くるしくなるなど)が起おこる人ひともいます。

  • あなたに腎臓じんぞうの異常いじょうがある場合ばあい、造影剤ぞうえいざいによってその腎臓じんぞうの異常いじょうが悪化あっかすることがあります。

  • 医師いしがカテーテルを体からだに入いれた部分ぶぶんが出血しゅっけつしたり、感染かんせんしたり、痛いたかったりすることがあります。

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