骨盤こつばんの骨折こっせつ

(骨盤骨折こつばんこっせつ)

完全なレビュー: 2025年 1月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 1月
v28381643_ja
プロフェッショナル版を見る
家庭版で詳しい説明を読む

骨盤こつばんの骨折こっせつとは何なんですか?

骨盤こつばんは、複雑ふくざつな輪状りんじょうの大おおきな骨ほねで、脚あしと背骨せぼねをつないでいます。これは実際じっさいには、いくつかの骨ほねが靱帯じんたいでつながれてできています。骨盤こつばんの骨ほねはどれも折おれることがあります。骨ほねが折おれたり割われたりしたものは、すべて骨折こっせつとみなされます。くわしくは、骨折こっせつの大おおまかな説明せつめいを読よんでください。

  • 骨盤こつばんの骨折こっせつは、どの骨ほねが折おれているかや、骨折こっせつがどのくらいひどいかによって、とても深刻しんこくなものになることがあります。

  • 骨盤こつばんの骨折こっせつは痛いたく、すわったり横よこになったりしているときでさえも痛いたみます。

  • ひどい骨盤こつばんの骨折こっせつは、大量たいりょうの出血しゅっけつやそのほかの体内たいないのけがを引ひき起おこすことがあります。

  • 骨折こっせつの種類しゅるいによって、医師いしはベッドで安静あんせいにさせることだけで治療ちりょうすることもあれば、手術しゅじゅつが必要ひつようになることもあります。

骨盤こつばんの骨折こっせつ

腸骨ちょうこつ、恥骨ちこつ、坐骨ざこつに骨折こっせつ(下したでは赤あかで示しめされています)が起おこることがあります。

骨盤こつばんの骨折こっせつの原因げんいんは何なんですか?

若わかい人ひとの場合ばあい、骨盤こつばんの骨折こっせつはふつう、次つぎのことによって引ひき起おこされます。

  • 車くるまやオートバイによる速はやいスピードでの事故じこ

  • 車くるまにはねられる

  • 高たかいところから落おちる

  • スポーツでのけが

高齢こうれいの人ひとは、たとえば次つぎのような状況じょうきょうで転ころぶなど、あまりひどくないけがで骨盤こつばんを骨折こっせつすることがあります。

  • おふろから出でる

  • 階段かいだんをおりる

  • 地面じめんにあるものにつまずく

骨粗こつそしょう症しょうがあると骨ほねが弱よわくなり、転ころんだときに骨盤こつばんを骨折こっせつしやすくします。

骨盤こつばんの骨折こっせつにはどのような症状しょうじょうがありますか?

ほとんどの骨盤こつばんの骨折こっせつは、次つぎの症状しょうじょうを引ひき起おこします。

  • 脚あしの付つけ根ねの痛いたみ(すわったり横よこになっているときでも痛いたむ)

  • 歩あるこうとするときのひどい痛いたみ

  • 腫はれやあざ

  • 場合ばあいによっては、尿にょうに血ちがまじる、尿にょうが出でにくい、または骨盤こつばんのあたりからの出血しゅっけつ

医師いしはどのようにして、私わたしの骨盤こつばんが骨折こっせつしているかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは次つぎのことをします。

医師いしは骨盤こつばんの骨折こっせつをどのように治療ちりょうしますか?

軽かるい骨盤こつばんの骨折こっせつの場合ばあい、医師いしは次つぎのように治療ちりょうします。

  • 短みじかい間あいだベッドで休やすませる

  • 痛いたみ止どめの薬くすりを与あたえる

  • できる限かぎり早はやくに立たつように、また歩あるくようにさせる

重おもい骨盤こつばんの骨折こっせつの場合ばあいは、医師いしはまず骨盤こつばんを布ぬのまたは装具そうぐで包つつんで安定あんていさせて治療ちりょうします。その後ご、医師いしは次つぎのことをします。

  • 場合ばあいによっては、手術しゅじゅつをして骨ほねを元もとの位置いちにもどし、金属きんぞく製せいのネジとプレートで骨ほねを固定こていする

  • 場合ばあいによっては、創外固定器そうがいこていき(長ながいネジを皮膚ひふから骨ほねに通とおして体からだにとめる金属きんぞく製せいのフレーム)を使つかう

それでもまだ大量たいりょうの出血しゅっけつがみられる場合ばあい、医師いしは次つぎのことを試ためすことがあります。

  • 塞栓術そくせんじゅつ:医師いしは、出血しゅっけつしている血管けっかんに、血管けっかんを詰つまらせることで出血しゅっけつを止とめる物質ぶっしつを注射ちゅうしゃします。

  • 骨盤こつばんパッキング:医師いしは、手術しゅじゅつをして、骨盤こつばんのあたりに血液けつえきを吸収きゅうしゅうし血管けっかんを圧迫あっぱくして出血しゅっけつが止とまるのを助たすける材料ざいりょうを入いれます(数日後すうじつごに出血しゅっけつが止とまったら、医師いしはもう一度いちど手術しゅじゅつをして、材料ざいりょうを取とり出だし、折おれた骨盤こつばんの骨ほねを修復しゅうふくします)。

骨折こっせつが治なおった後あとは、筋肉きんにくの力ちからを回復かいふくさせるために運動うんどうする必要ひつようがあります。

quizzes_lightbulb_red
医学知識をチェックTake a Quiz!
ANDROID iOS
ANDROID iOS
ANDROID iOS