脳性麻痺のうせいまひ

完全なレビュー: 2024年 4月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2024年 4月
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脳性麻痺のうせいまひとはどのような病気びょうきですか?

脳性麻痺のうせいまひは、筋肉きんにくに異常いじょうが起おきる大脳だいのうの病気びょうきです。筋肉きんにくがこわばり、動うごかすのが難むずかしくなります。

  • 脳性麻痺のうせいまひの原因げんいんは、生うまれる前まえ、生うまれるとき、または生うまれたすぐ後あとに脳のうが傷きずつくことです。

  • 筋肉きんにくの症状しょうじょうは、軽かるいこともあれば(こわばりや、動うごきがぎこちない)、重おもいこともあります(歩あるけない、一部いちぶの筋肉きんにくをまったく動うごかせない)。

  • 脳性麻痺のうせいまひの子こどものほとんどは、大人おとなになるまで生いきられます。

  • 完全かんぜんに治なおせる治療法ちりょうほうはありません。

  • 治療ちりょうをすることで、症状しょうじょうを軽かるくすることができます。

脳性麻痺のうせいまひの原因げんいんは何なんですか?

脳性麻痺のうせいまひの原因げんいんは、筋肉きんにくをコントロールする脳のうの部分ぶぶんが傷きずつくことです。ときには、脳のうのほかの部分ぶぶんも傷きずついていることもあります。

一部いちぶの赤あかちゃんでは、生うまれつき脳のうが傷きずついていることがあります。その傷きずは次つぎのような原因げんいんでできます。

  • 妊娠にんしんしているときの母親ははおやの感染症かんせんしょう

  • 赤あかちゃんの遺伝子いでんしの異常いじょう

生うまれるときや生うまれたすぐ後あとに赤あかちゃんの脳のうが傷きずつく場合ばあいもあります。そのような傷きずは次つぎのような原因げんいんでできます。

  • 生うまれるときの酸素さんその不足ふそく

  • 生うまれた後あとの赤あかちゃんの感染症かんせんしょう

  • 赤あかちゃんが生うまれてから1年間ねんかんに起おきた重おもい病気びょうき

生うまれてきたのが早そうすぎ(早産そうざん)、生うまれたときの体重たいじゅうが軽かるい赤あかちゃんは、脳性麻痺のうせいまひにつながる脳のうの傷きずがある可能性かのうせいが高たかいです。

脳性麻痺のうせいまひにはどのような症状しょうじょうがありますか?

次つぎの症状しょうじょうが出でることがあります。

  • 腕うでや脚あしがこわばり、力ちからが入はいらない

  • うまく歩あるけない、まったく歩あるけない

  • 発声障害はっせいしょうがい

  • 視線しせんが交差こうさするか、内側うちがわによっている(斜視しゃしといいます)、そのほかの視覚しかくの問題もんだい

  • うまくものを飲のみ込こめない

  • コントロールできない、筋肉きんにくのビクビクする動うごき

これらの症状しょうじょうは、軽かるいこともあれば、とても重おもいこともあります。症状しょうじょうが軽かるい子こどもは、ただ不器用ぶきようなだけに見みえることもあります。症状しょうじょうが重おもい子こどもは、歩あるくことや、食たべものを飲のみ込こむもできない場合ばあいがあります。

脳のうのほかの部分ぶぶんが傷きずついている子こどもには、聴覚ちょうかく、学習がくしゅう、または行動こうどうの問題もんだいも現あらわれることがあります。

医師いしはどのようにして、私わたしの子こどもが脳性麻痺のうせいまひかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは、お子こさんが次つぎのことに当あてはまる場合ばあい、お子こさんが脳性麻痺のうせいまひだと考かんがえることがあります。

  • 歩あるき始はじめるのが遅おそい

  • そのほかの能力のうりょくの発達はったつが遅おそい

  • 2才さい未満みまんで、筋肉きんにくがこわばっていて、筋力きんりょくが弱よわい(けい縮しゅくといいます)

医師いしはふつう、お子こさんに脳のうのMRI検査けんさをし、特定とくていの脳のうの異常いじょうがないか確たしかめます。MRI検査けんさは、くわしい画像がぞうを作つくり出だす検査けんさです。しかし、お子こさんが脳性麻痺のうせいまひかどうかを確実かくじつに判断はんだんできる検査けんさはありません。

医師いしは脳性麻痺のうせいまひをどのように治療ちりょうしますか?

脳性麻痺のうせいまひを治なおせる治療法ちりょうほうはありません。しかし、お子こさんが動うごき回まわりやすくなるように、医師いしや理学療法士りがくりょうほうしから、次つぎのような多おおくのことをすすめられる場合ばあいがあります。

  • 筋肉きんにくのコントロールや歩行ほこうを助たすけるための腕うでや脚あしの装具そうぐ

  • 筋力きんりょくを強つよくし、筋肉きんにくをゆるめるのに役立やくだつ理学療法りがくりょうほう

  • 歯はをみがく、フォークを使つかう、くしでかみの毛けをとかすなど、日常生活にちじょうせいかつの動作どうさのやり方かたを身みにつけるための作業療法さぎょうりょうほう

  • はっきりと話はなすのを助たすけ、ものを飲のみ込こみやすくする方法ほうほうを身みにつけるための言語療法げんごりょうほう

  • 筋肉きんにくがゆるむのを助たすける薬くすり

筋肉きんにくがゆるむのを助たすけるために、お子こさんに薬くすりを飲のんでもらうことになるかもしれません。ときには、筋肉きんにくをゆるめるために、医師いしが筋肉きんにくにボトックスを注射ちゅうしゃすることもあります。筋肉きんにくのこわばりが強きょうすぎて、お子こさんが腕うでや脚あしをまったく動うごかせない場合ばあいは、医師いしが手術しゅじゅつをすることがあります。手術しゅじゅつでは、医師いしがこわばっている筋肉きんにくと骨ほねをつないでいる腱けんを切きったり、長ながくしたりします。

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