異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつ(AUB)

(機能性きのうせい子宮出血しきゅうしゅっけつ)

完全なレビュー: 2025年 10月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 10月
v28587887_ja
プロフェッショナル版を見る
家庭版で詳しい説明を読む

異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつとは何なんですか?

毎月まいつきの月経げっけいで子宮しきゅうから出血しゅっけつが起おこるのは正常せいじょうなことです。異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつは、ふつうの月経げっけいとは異ことなる出血しゅっけつです。

  • 月経げっけいと月経げっけいの間あいだに出血しゅっけつが起おこったり、月経げっけいがふつうより長ながく続つづいたり、月経中げっけいちゅうの出血量しゅっけつりょうが多おおくなったり、月経げっけいが止とまった後あとに出血しゅっけつしたりする場合ばあいがあります。

  • 異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつはふつう、女性じょせいホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの濃度のうどに問題もんだいがあるために起おこります。

  • まれに、異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつは、子宮しきゅうの中なかにできるできもの(子宮筋腫しきゅうきんしゅやがんなど)によって引ひき起おこされます。

  • 異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつは、10代だい(月経げっけいが始はじまったばかり)の女性じょせいと、45才さい以上いじょうの(閉経へいけいが近ちかづいている)女性じょせいで最もっとも多おおくみられます。

  • 医師いしは、出血しゅっけつをコントロールするために、ホルモン剤ざいや他ほかの薬くすりを使用しようすることがあります。

異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつの原因げんいんは何なんですか?

異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつは、多おおくの場合ばあい、女性じょせいホルモンの濃度のうどに問題もんだいがあるために起おこります。これは次つぎのような場合ばあいに起おこります。

甲状腺こうじょうせんの病気びょうきや下垂体かすいたいの病気びょうきも、女性じょせいホルモンに影響えいきょうを及およぼし、出血しゅっけつを引ひき起おこすことがあります。

ときに、子宮しきゅうの中なかや子宮しきゅうの周まわりにできる次つぎのようなできものが原因げんいんで異常いじょうな出血しゅっけつが起おこることがあります。

異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつにはどのような症状しょうじょうがありますか?

異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつがみられる女性じょせいの出血しゅっけつは、以下いかの点てんで典型的てんけいてきな月経げっけいと異ことなる場合ばあいがあります。

  • 回数かいすうが多おおい(24日かよりも短みじかい間隔かんかくで生しょうじる)

  • 持続じぞくする日数にっすうにはばらつきがある

  • 8日間かかん以上いじょう続つづく

  • 月経げっけいの間あいだに起おこる、または定期的ていきてきではない

  • 出血量しゅっけつりょうが多おおい

出血しゅっけつが多おおすぎると、血球けっきゅうの数かずが少すくなくなり(貧血ひんけつ)、脱力感だつりょくかんや疲つかれを感かんじることがあります。

医師いしはどのようにして、私わたしが異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつかどうかを判断はんだんしますか?

出血しゅっけつの原因げんいんになっている病気びょうきがないかどうかを調しらべるため、医師いしはふつう次つぎのような検査けんさをします。

  • 血液検査けつえきけんさ(血算けっさん、特定とくていのホルモンの濃度のうどなど)

  • 妊娠にんしん検査けんさ

  • 経腟超音波検査けいちつちょうおんぱけんさ(医師いしが超音波ちょうおんぱ装置そうちを腟ちつに入いれて子宮しきゅう、卵巣らんそう、子宮頸部しきゅうけいぶ、腟ちつを調しらべる検査けんさ)

がんの危険因子きけんいんしがある場合ばあいや、超ちょう音波検査おんぱけんさで特定とくていの異常いじょうがみられる場合ばあい、医師いしは次つぎのような検査けんさもすることがあります。

  • 子宮鏡検査しきゅうきょうけんさ(体からだの中なかを見みるための管くだで子宮しきゅうの中なかを調しらべる検査けんさ)

  • 生検せいけん(子宮しきゅうの内側うちがわを覆おおっている組織そしきのサンプルを取とって顕微鏡けんびきょうで調しらべる検査けんさ)

医師いしは異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつをどのように治療ちりょうしますか?

医師いしはふつう、まず次つぎのことをします。

  • 出血しゅっけつをコントロールする薬くすり(経口避妊薬けいこうひにんやくやその他たの様々さまざまな女性じょせいホルモン、ときにNSAID(非ひステロイド系抗炎症薬けいこうえんしょうやく)やトラネキサム酸さんなど)を使用しようする

薬くすりによって異常いじょう子宮出血しきゅうしゅっけつが止とまらない場合ばあい、医師いしは次つぎのような処置しょちをすることがあります。

  • 子宮内膜しきゅうないまくの組織そしきをかき取とって取とり除のぞく(子宮内容しきゅうないよう除去じょきょ術じゅつと呼よばれます)

  • 子宮内膜しきゅうないまくを凍こおらせたり焼やいたりして取とり除のぞく(子宮内膜しきゅうないまくアブレーションと呼よばれます)

このような治療ちりょうをしても出血しゅっけつが止とまらない場合ばあいや、検査けんさでがんが見みつかった場合ばあいは、医師いしは子宮しきゅうを取とる手術しゅじゅつをすることがあります。この手術しゅじゅつは子宮摘出術しきゅうてきしゅつじゅつと呼よばれます。

quizzes_lightbulb_red
医学知識をチェックTake a Quiz!
ANDROID iOS
ANDROID iOS
ANDROID iOS