子宮頸しきゅうけいがん

完全なレビュー: 2025年 8月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2025年 8月
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子宮頸しきゅうけいがんとはどのような病気びょうきですか?

子宮頸部しきゅうけいぶにがんができると、それを子宮頸しきゅうけいがんといいます。子宮頸部しきゅうけいぶは子宮しきゅうの下側したがわの部分ぶぶんで、子宮しきゅうの入いり口ぐちです。子宮しきゅうと腟ちつをつないでいます。

  • 子宮頸しきゅうけいがんはふつう、ヒトパピローマウイルス(HPVとも呼よばれ、無防備むぼうびな性行為せいこういをすることでうつる可能性かのうせいがある一般的いっぱんてきなウイルス)に感染かんせんすることで引ひき起おこされます。

  • がんが大おおきくなるか、または転移てんいするまで症状しょうじょうが現あらわれないことがあります。

  • 子宮頸しきゅうけいがんは、子宮頸部しきゅうけいぶの近ちかくや、体全体からだぜんたいに広ひろがることがあります。

  • 治療法ちりょうほうには、手術しゅじゅつ、化学療法かがくりょうほう、放射線療法ほうしゃせんりょうほうなどがあります。

  • 子宮頸部細胞診しきゅうけいぶさいぼうしんを行おこなうことで、医師いしは子宮頸しきゅうけいがんをとても早はやくに発見はっけんできます。

  • HPVワクチンが子宮頸しきゅうけいがんの予防よぼうに役立やくだちます。

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子宮頸しきゅうけいがんの原因げんいんは何なんですか?

子宮頸しきゅうけいがんの最もっとも一般的いっぱんてきな原因げんいんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)です。無防備むぼうびな性交せいこうをすると、HPVに感染かんせんする可能性かのうせいがあります。HPVは尖圭せんけいコンジローマの原因げんいんにもなります。

子宮頸しきゅうけいがんにはどのような症状しょうじょうがありますか?

早期そうきの子宮頸しきゅうけいがんでは症状しょうじょうがないことがあります。

最初さいしょの症状しょうじょうはふつう、次つぎのものです。

  • 異常いじょうな性器出血せいきしゅっけつ(性交せいこうの後あとによくみられる)

後あとになって現あらわれる子宮頸しきゅうけいがんの症状しょうじょうには次つぎのものがあります。

  • 月経時げっけいじに出血量しゅっけつりょうが増ふえる、または月経げっけいと月経げっけいの間あいだに出血しゅっけつがみられる

  • 腟ちつから悪臭あくしゅうのある分泌物ぶんぴつぶつ(液体えきたい)が出でる

  • 骨盤部こつばんぶ(腹部ふくぶの下したと股関節こかんせつの間あいだの部分ぶぶん)の痛いたみ

  • 腰痛ようつう

治療ちりょうをしなければ、子宮頸しきゅうけいがんによって死しんでしまうことがあります。

医師いしはどのようにして、私わたしが子宮頸しきゅうけいがんかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは、子宮頸部細胞診しきゅうけいぶさいぼうしんを行おこなうことで、子宮頸しきゅうけいがんと子宮頸部異形成しきゅうけいぶいけいせい(前ぜんがん状態じょうたいの増殖ぞうしょく)を見みつけることができます。子宮頸部細胞診しきゅうけいぶさいぼうしんは、内診中ないしんちゅうに行おこなわれます。

  • 内診ないしんでは腟鏡ちつきょうという小ちいさな器具きぐで医師いしが腟ちつを開ひら>き、中なかを診察しんさつします。

  • 子宮頸部細胞診しきゅうけいぶさいぼうしんのために、医師いしは綿棒めんぼうを使つかって子宮頸部しきゅうけいぶから細胞さいぼうを少すこし採取さいしゅします。

  • その細胞さいぼうを顕微鏡けんびきょうで調しらべます。

細胞さいぼうが異常いじょうに見みえる場合ばあいには、医師いしは子宮頸部しきゅうけいぶを小ちいさく切きり取とってそれを顕微鏡けんびきょうで調しらべます(生検せいけん)。

もし子宮頸しきゅうけいがんであれば、医師いしはがんがどれぐらい大おおきいかや、どれぐらい広ひろがっているかを次つぎの検査けんさを行おこなって調しらべます。

  • CT検査けんさ:たくさんの角度かくどからX線せんを照射しょうしゃして体からだの中なかの詳細しょうさいな画像がぞうを作成さくせいする検査けんさ

  • MRI検査けんさ:強つよい磁場じばを利用りようして体からだの中なかの詳細しょうさいな画像がぞうを作成さくせいする検査けんさ

医師いしは子宮頸しきゅうけいがんをどのように治療ちりょうしますか?

次つぎのような治療法ちりょうほうがあります。

子宮頸部しきゅうけいぶの表面ひょうめんを超こえて広ひろがっていない早期そうきのがんは、手術しゅじゅつで取とり除のぞくことができます。切除せつじょする必要ひつようがあるのは、子宮頸部しきゅうけいぶ全体ぜんたいでも子宮しきゅう全体ぜんたいでもなく子宮頸部しきゅうけいぶの一部いちぶだけであり、医師いしは腟ちつを介かいして手術しゅじゅつを行おこないます。次つぎのようなものを用もちいます。

  • LEEP(細ほそいワイヤ―でできたループ状じょうの器具きぐで、電気でんきが流ながれてがんを取とり除のぞくことができます)

  • レーザー(この場合ばあいは医師いしの診察室しんさつしつで行おこなうことができ、まず異常いじょうな組織そしきの周まわりに麻酔ますいをかけて処置しょちを行おこないます)

  • 外科手術げかしゅじゅつ(この手術しゅじゅつは麻酔ますいで眠ねむっている間あいだに病院びょういんで行おこなわれます)

これらの手術しゅじゅつによって、妊娠にんしんすることができるかどうかに影響えいきょうは生しょうじません。ただし、出産時しゅっさんじには帝王切開ていおうせっかいをしなければなりません。

より進行しんこうしたがんで遠とおくに広ひろがっていない場合ばあいには、子宮摘出術しきゅうてきしゅつじゅつによって治療ちりょうを行おこなうことがあります。子宮摘出術しきゅうてきしゅつじゅつでは、医師いしは子宮しきゅうを摘出てきしゅつし、ときどき、その近ちかくの組織そしきを取とり除のぞきます。医師いしは子宮摘出術後しきゅうてきしゅつじゅつごに放射線療法ほうしゃせんりょうほうを行おこなうこともあります。がんが広ひろがっている場合ばあいは、医師いしは化学療法かがくりょうほうとともにまず放射線療法ほうしゃせんりょうほうを行おこなうことがあります。放射線療法ほうしゃせんりょうほうと化学療法かがくりょうほうの後あと、残のこったがんを取とり除のぞく手術しゅじゅつが行おこなわれることがあります。

子宮頸しきゅうけいがんはどうすれば予防よぼうできますか?

子宮頸しきゅうけいがんスクリーニングは、子宮頸部しきゅうけいぶを摘出てきしゅつしていないすべての女性じょせいに対たいして21歳さいから25歳さいで開始かいしすることが推奨すいしょうされます。スクリーニング検査けんさは通常つうじょう、年齢ねんれいおよび検査けんさの種類しゅるいに応おうじて3~5年ねん毎ごとに行おこないます。

子宮頸しきゅうけいがんは、定期的ていきてきに子宮頸部細胞診しきゅうけいぶさいぼうしんを行おこなうことで、大おおきくなったり広ひろがったりする前まえに見みつけることができます。別べつのスクリーニング検査けんさとして、尖圭せんけいコンジローマ、子宮頸部しきゅうけいぶの異常いじょう細胞さいぼう、子宮頸しきゅうけいがんの発生はっせいにつながるウイルスであるHPVの存在そんざいを確認かくにんするためのHPV検査けんさがあります。

若わかいときであれば、HPVワクチンの接種せっしゅが子宮頸しきゅうけいがんの予防よぼうに役立やくだちます。

  • このワクチンは、子こどもが最初さいしょの接種せっしゅを受うけたときの年齢ねんれいに応おうじて、2回かいまたは3回かい接種せっしゅします。

  • 医師いしは、女おんなの子こと男おとこの子この両方りょうほうに、11才さいまたは12才さいでワクチンを接種せっしゅすることをすすめています。

11才さいまたは12才さいのときにワクチンを接種せっしゅしなかった場合ばあいは、27才さいになるまでの間あいだに、医師いしが接種せっしゅすることがあります。

27才さいから45才さいの大人おとなで、接種せっしゅを受うけたことがない場合ばあいには、接種せっしゅを受うけるべきかどうかについて医師いしと話はなしをしてください。

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