エボラウイルス感染症かんせんしょうとマールブルグウイルス感染症かんせんしょう

完全なレビュー: 2024年 2月 執筆者:The Manual's Editorial Staff
最終更新日: 2024年 2月
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エボラウイルス感染症かんせんしょうとマールブルグウイルス感染症かんせんしょうとはどのような病気びょうきですか?

エボラウイルスとマールブルグウイルス感染症かんせんしょうは、発熱はつねつや出血しゅっけつを引ひき起おこすまれなウイルス感染症かんせんしょうです。どちらのウイルスも、人ひとではなく、通常つうじょうは動物どうぶつに感染かんせんします。人ひとに感染かんせんすると、死しに至いたることがあります。

  • 人ひとに感染かんせんするウイルスは、主しゅに中央ちゅうおうアフリカや西にしアフリカにみられます。

  • 世界せかいのその他たの地域ちいきからの旅行者りょこうしゃ(医療従事者いりょうじゅうじしゃなど)で、エボラウイルスに感染かんせんし、アフリカからアメリカに帰国きこくした人ひとの数かずは少数しょうすうです。

  • エボラウイルスやマールブルグウイルスは、人ひとから人ひとに非常ひじょうに簡単かんたんに広ひろがり、感染かんせんしている人ひとや死体したいからも、このウイルスに感染かんせんする可能性かのうせいがあります。

  • 感染者かんせんしゃの皮膚ひふや体液たいえきに触ふれると、これらのウイルスに感染かんせんする可能性かのうせいがあります。

  • 症状しょうじょうとしては、発熱はつねつ、筋肉痛きんにくつう、頭痛ずつうや、後あとから現あらわれる激はげしい嘔吐おうとと皮膚ひふの下したでの出血しゅっけつなどがあります。

  • これらのウイルスは体からだの中なかに数週間すうしゅうかん留とまることができるため、回復かいふくには長ながい時間じかんを要ようします。

エボラウイルス感染症かんせんしょうとマールブルグウイルス感染症かんせんしょうの原因げんいんは何なんですか?

エボラウイルスとマールブルグウイルスは通常つうじょう、中央ちゅうおうアフリカと西にしアフリカに生息せいそくする動物どうぶつに感染かんせんします。しかし、ひとたび人ひとに感染かんせんすると、急速きゅうそくに広ひろがる可能性かのうせいがあります。次つぎの場合ばあいに人ひとが感染かんせんする可能性かのうせいがあります。

  • 感染かんせんした動物どうぶつに触ふれたり食たべたりした場合ばあい

  • 感染かんせんした人ひとに触ふれた場合ばあい

  • この感染症かんせんしょうで死亡しぼうした人ひとの体からだに触ふれた場合ばあい

このウイルスは、感染かんせんした人ひとや動物どうぶつの体液たいえきのほぼすべてに存在そんざいしています。そういった体液たいえきには、血液けつえき、唾液だえき、吐瀉としゃ物もの(嘔吐おうとした物もの)、尿にょう、便べん、汗あせ、母乳ぼにゅう、精液せいえきが含ふくまれます。また、汚よごれた衣服いふくや寝具しんぐなど、これらの液体えきたいに触ふれた物ものに触ふれることでウイルスに感染かんせんすることもあります。これは、以下いかの条件じょうけんに当あてはまる場合ばあい、感染かんせんするリスクが高たかいことを意味いみします。

  • 医療従事者いりょうじゅうじしゃ

  • 感染者かんせんしゃの家族かぞく

  • 葬式そうしきの準備中じゅんびちゅうや開催中かいさいちゅうに死体したいに触ふれる人ひと

エボラウイルス感染症かんせんしょうとマールブルグウイルス感染症かんせんしょうにはどのような症状しょうじょうがありますか?

最初さいしょに、以下いかのような症状しょうじょうがみられます。

  • 発熱はつねつ、筋肉痛きんにくつう、頭痛ずつう

  • のどが痛いたくなる

数日すうじつ以内いないにさらに具合ぐあいが悪わるくなり、以下いかの症状しょうじょうが現あらわれることがあります。

  • 腹部ふくぶの痛いたみ、激はげしい嘔吐おうと、下痢げり(ときに血ちが混まじる)で、これは脱水だっすい(体からだの水分すいぶんが減へりすぎた状態じょうたい)につながることがあります。

  • 皮膚ひふの下したの出血しゅっけつ(紫色むらさきいろの斑点はんてん)、口くちや鼻はな、体内たいないの臓器ぞうきからの出血しゅっけつ

  • 胸部きょうぶと腹部ふくぶの発疹ほっしん

  • 混乱こんらん

  • 昏睡こんすい(意識いしきがなく、起おこそうとしても目めが覚さめない状態じょうたい)

発症はっしょうから2週目しゅうめに、回復かいふくし始はじめるか、臓器ぞうきが働はたらかなくなり死亡しぼうします。マールブルグウイルスと比較ひかくすると、エボラウイルスによって死亡しぼうする可能性かのうせいの方ほうが高たかくなっています。

医師いしはどのようにして、私わたしがエボラウイルス感染症かんせんしょうやマールブルグウイルス感染症かんせんしょうかどうかを判断はんだんしますか?

医師いしは、患者かんじゃの病状びょうじょうや、患者かんじゃが感染者かんせんしゃが多おおくいる場所ばしょにいたか、または最近さいきんそのような場所ばしょに旅行りょこうしていた場合ばあい、エボラウイルスやマールブルグウイルス感染症かんせんしょうを疑うたがいます。確実かくじつにするために、医師いしは以下いかのことを行おこないます。

  • 血液検査けつえきけんさ

医師いしはエボラウイルスとマールブルグウイルスをどのように治療ちりょうしますか?

エボラウイルスやマールブルグウイルスを治癒ちゆできる抗こうウイルス薬やくは存在そんざいしません。研究けんきゅう者しゃらによって薬くすりの開発かいはつが進すすめられています。医師いしは以下いかの方法ほうほうでこれらの感染症かんせんしょうを治療ちりょうします。

  • 脱水だっすいを予防よぼうするために、静脈じょうみゃくから水分すいぶんを補給ほきゅうする(輸液ゆえき)

  • 出血しゅっけつを緩和かんわしたり、止とめたりするのを助たすける

  • 痛いたみなどの症状しょうじょうを治療ちりょうする

他ほかの人ひとに感染かんせんを広ひろげないように、医師いしは防護ぼうご服ふくを着用ちゃくようして、感染者かんせんしゃを慎重しんちょうに隔離かくりします。

エボラウイルス感染症かんせんしょうとマールブルグウイルス感染症かんせんしょうはどうすれば予防よぼうできますか?

いくつかのワクチンや抗こうウイルス薬やくが開発かいはつされています。2019年ねんに、エボラワクチンが米国べいこく食品しょくひん医薬品いやくひん局きょくにより承認しょうにんされています。

エボラウイルスやマールブルグウイルスの感染かんせんが起おきている地域ちいきでは、以下いかのことを行おこなって予防よぼうするべきです。

  • 野生やせい動物どうぶつ、特とくにコウモリやサルに触ふれないようにする

  • それらの動物どうぶつの肉にくを(十分じゅうぶんに火ひが通とおっていなければ)食たべない

あなたがエボラウイルスやマールブルグウイルスが流行りゅうこうしている地域ちいきにいる場合ばあいは、以下いかを行おこなってください。

  • 石せっけんと水みずで手てを洗あらうか、アルコール入いりの手指しゅし消毒剤しょうどくざいを頻繁ひんぱんに使つかって手てを清潔せいけつに維持いじする

  • 手袋てぶくろ、ガウン、マスクなどの防護ぼうご具ぐを着用ちゃくようせずに、病気びょうきの人ひとに触ふれない

  • 亡なくなった人ひとの体からだに触ふれない

そのような地域ちいきに最近さいきん旅行りょこうした場合ばあいは、21日間にちかん、健康状態けんこうじょうたいに注意ちゅういして、症状しょうじょうが現あらわれたらすぐに病院びょういんに行いってください。

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