職業性喘息に似ている病気

疾患名

特徴

反応性気道機能不全症候群(reactive airways dysfunction syndrome、RADS)

アレルギーまたは喘息の病歴がない人に起こる。

刺激性の粉塵、ガス、または煙霧に過剰にさらされた後に、気道の閉塞が起こる。

症状は喘息に似ている。

反応性上気道症候群(Reactive upper airways syndrome)

刺激物に突然または長期間さらされた後に、鼻やのどの内側に刺激感が生じる。

鼻水が出たり、鼻やのどに灼熱感が現れたりする。

刺激物に関連する声帯機能不全(irritant-associated vocal cord dysfunction)

刺激物を吸い込んだ後に、声帯がうまく閉まらなくなる。

あえぎ、息を吸うときに鳴るヒューヒューという音、声がれ、発話困難などがみられることもある。

産業性気管支炎(刺激物誘発性の慢性気管支炎)

刺激物を突然または長期的に吸い込んだ後、せきのほか、しばしば呼吸困難が発生し、これらの症状が進行性にひどくなる傾向がある。

閉塞性細気管支炎

ガスを吸い込んだときに細い気道(細気道)が損傷される。

せきと呼吸困難がみられ、進行性に悪化する傾向がある。

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