小児の高血圧に対する主な降圧薬*

小児の高血圧に対する主な降圧薬*

種類

主な副作用

アドレナリン遮断薬

ベータ遮断薬

アテノロール

心拍数の低下、心臓の電気伝導障害、めまい、疲労、または喘鳴(高用量投与時)

アルファ作動薬

クロニジン

眠気、疲労、めまい

アルファ-ベータ遮断薬

ラベタロール

起立時の低血圧、むくみ、心拍数の低下

アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬

カプトプリル

よくみられる副作用:せき、頭痛、めまい

重度の副作用:胎児の重篤な損傷、血中カリウム濃度の上昇、腎障害、血管性浮腫(顔、唇、気管に生じて呼吸を阻害するアレルギー性の腫れ)

エナラプリル

リシノプリル

アンジオテンシンII受容体拮抗薬

カンデサルタン

よくみられる副作用:頭痛、めまい

重度の副作用:胎児の重篤な損傷、血中カリウム濃度の上昇、腎障害

ロサルタン

バルサルタン

カルシウム拮抗薬

ジヒドロピリジン系

アムロジピン

よくみられる副作用:潮紅、めまい、下腿(膝から足首までの部分)または手のむくみ

重度の副作用:血管性浮腫

イスラジピン(isradipine)

ニフェジピン(徐放錠のみ)

サイアザイド系利尿薬

クロロチアジド

よくみられる副作用:めまい、血中カリウム濃度の低下、血糖値の上昇

重度の副作用:心拍リズムの変化、突然の黄疸(皮膚や眼が黄色に変色すること)、膵炎

クロルタリドン

ヒドロクロロチアジド

血管拡張薬

直接

ヒドララジン

頭痛、めまい

ミノキシジル

よくみられる副作用:めまい、多毛、体液貯留

重度の副作用:心不全、肺の体液貯留(肺水腫)、スティーブンス-ジョンソン症候群

*これらの薬剤は経口投与されます。

*これらの薬剤は経口投与されます。