介護施設を選ぶ

ケアの理念

  • 単に保護型ケア(入浴、食事、着替えなど)だけを提供する施設か、または入居者の身の回りのことを自分で行う能力を最適化しようと努めているか。

環境

  • 介護施設は魅力的か、親切か、家庭的か、くつろげるか。

  • 不快な臭いはしないか。介護施設は清潔でよく維持管理されているか。

  • 食堂や他の共通スペースは明るく、活気があり、居心地がよいか。

  • 共通スペースの騒音をどのようにモニタリングして、近くの部屋の入居者の邪魔になるのを防いでいるか。

  • 敷地内に、安全で歩きやすい歩道があるか。

  • 庭園またはテラスがあるか。

  • 介護施設に火災報知器、スプリンクラーなど、適切な安全装置が備えられているか。火災などの緊急時に対してどのような計画があるか。

入居者

  • 介護施設は新しい入居者を受け入れているか。

  • 入居者はそれなりに幸せで活動的に見えるか。目的もなく徘徊する、または座って何もしていないような様子はみられないか。

  • 入居者は清潔で、きちんとした服装をしているか。

  • 拘束された入居者はいないか。

職員

  • 職員は入居者をていねいに、根気よく、親切に扱っているか。

  • 職員は経験と資格があるか。

  • 毎日同じ職員が入居者をみているか。

  • 職員の離職率が高くないか。

  • 職員は適切な時間をかけて援助の求めに応じているか。

  • 入居者と職員数の比率はどの程度か。

部屋

  • 十分な保存または収納スペースがあるか。

  • 入居者の部屋は明るく陽気な感じか。

  • 個室を使用できるか。

  • 同室者はどのように選ばれるのか。

  • 私物をどのように保管しているか。

  • 個人用の電話、テレビ、インターネット接続サービスを所有できるか。

  • 必要な場合に、手近なところで水を利用できるか。

  • 自分の所有物を部屋に飾れるか。

  • 手すりや引きひも式呼び出しスイッチなどの安全装置はあるか。

食事

  • 食事時間はいつか。

  • 温かい食事が出されるか。

  • 食間に軽食をとれるか。

  • 自室から食堂に容易に行けるか。

  • 必要であれば、食事を自室でとれるか。

  • 食事はおいしく栄養があるか。

  • 特別な食事またはメニューの依頼はどのように取り扱われるか。食事の選択はできるか。

  • 必要なときに、特別食が提供されるか。追加料金が必要か。

  • 職員が食事の援助をしてくれるか。

  • 職員に管理栄養士はいるか。

医療

  • 入居者は介護施設の医師ではなくかかりつけ医にかかることができるか。

  • 介護施設の医師には、どれくらいの頻度でどこで診てもらえるのか。

  • 介護施設は近くの病院と提携しているか。

  • 入居者が入院しなければならない場合、退院後の再入所は確保されるのか。

  • 他の医療従事者(歯科医、足専門医、理学療法士、検眼士、カウンセラー、ソーシャルワーカーなど)のケアを受けられるか。

  • 療法プログラム(理学療法、作業療法、または言語療法など)は提供されるのか。

  • アルツハイマー病またはHIV感染症などの病気の人に対する特別なプログラムがあるか。

  • 終末期疾患の入居者にどのようなサービスが提供されるか。

  • 処方薬の注文や投与方法はどのようになっているのか。薬の使用はどのようにモニタリングされるのか。

  • 入居者が非処方薬を所持することに対する方針はあるか。

  • ケア計画の作成に入居者本人と家族が参加することを勧めているか。

サービス

  • 毎日の口腔ケアに対する援助があるか。

  • 個人的な洗濯はどうするのか。

  • 読み物を入手できるか。

訪問

  • 介護施設は、家族や友人が頻繁に訪問するのに便利な場所にあるか。

  • 家族はいつでも訪問できるか。

活動

  • どのような活動が提供されるのか。

  • 入居者は活動への参加を勧められるか。活動について入居者にどのように伝えられるか。

  • 活動の監督者はいるのか。

  • 活動への参加に別途費用を要するのか。

  • テレビまたはゲームなど、他の活動のための部屋があるのか。

  • 敷地内で宗教的サービスが行われるのか。

費用

  • 入居者が必要なすべてのサービスは、基本料金でまかなわれるのか。

  • どのサービス(美容院または洗濯など)に追加料金が必要か、金額はいくらか。

入居者の権利やプライバシー

  • 介護施設は、入居者、家族またはその両方の会合を積極的に実施しているか。

  • 入居者は自由に外出できるか。

  • 拘束具が使用されているか。使用されている場合は、いつどのような理由で使用されるのか。

  • 個室のドアに鍵はあるか。職員は入るときにノックをするか。

  • 夫婦は一緒に住めるか。プライバシーはあるか。

  • 入居者の性的欲求が尊重されるか。

  • どれくらいの頻度で入浴できるか。いつでも入浴またはシャワーを利用できるか。浴室やシャワー室は十分暖かく保たれているか。これらの場所でどの程度プライバシーが守られているか。

  • ペットが許されているか。ペットを連れて訪問できるか。

  • 自室に食べものまたはアルコールを保持できるか。

  • 貴重品の置き忘れまたは紛失に対する介護施設の方針はあるか。

  • 緊急時に誰が家族に連絡するか。

  • 退所を希望する場合、通知または返金の方針はあるか。