薬が胎盤を通過する仕組み
薬が胎盤を通過する仕組み
薬が胎盤を通過する仕組み

胎児の血管の一部は、胎盤から子宮壁内に伸びた毛髪様の微細な突起(絨毛)の中を通っています。母体の血液は絨毛の周囲の空間(絨毛間腔)を流れています。絨毛間腔にある母体の血液と絨毛内を流れる胎児の血液は、ごく薄い膜(胎盤膜)で隔てられているだけです。母体の血液中の薬がこの膜を通って絨毛内の血管へ移行し、臍帯を経て胎児に到達する可能性があります。

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