膝蓋(しつがい)軟骨軟化症

(膝蓋大腿症候群、ランナー膝)

執筆者:Esra Meidan, MD, Boston Children's Hospital
Reviewed ByMichael SD Agus, MD, Harvard Medical School
レビュー/改訂 修正済み 2025年 10月
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やさしくわかる病気事典

膝蓋(しつがい)軟骨軟化症とは、膝蓋骨(膝の皿)の下にある軟骨が柔らかくなり、腫れて、破壊した状態をいい、膝の痛みを引き起こします。

膝蓋軟骨軟化症は一般的には青年に発生します。

膝蓋軟骨軟化症は、膝蓋骨の下側にある軟骨が破壊されて、膝を曲げたときに膝蓋骨が膝関節の他の骨にこすれることで起こります。破壊は、おそらく膝蓋骨の位置異常(ずれ)が原因です。膝蓋骨のずれは、膝蓋骨を片側に遠ざけすぎた状態でのランニングや、他の異常な動作パターンによる膝蓋骨の軽度の反復的な損傷、または大きなけがによって起こります。

うずくような鈍い痛みが膝の周囲と裏側に起こります。通常、腫れはありません。通常、昇降運動(特に階段の上り下り)、特定のスポーツ、長時間座っていること、および走ることで痛みが悪化します。

ひざ内部ないぶ側面そくめん

膝蓋軟骨軟化症の診断は症状や診察の結果に基づいて下されます。骨を調べるために膝のX線検査を行ったり、軟骨を調べるために膝の磁気共鳴画像法(MRI)を行うこともあります。

膝蓋軟骨軟化症の治療

  • 筋力強化運動とストレッチ運動

  • 抗炎症薬

  • ときに関節鏡手術

膝の関節をまっすぐ伸展させて大腿四頭筋を強化する運動を勧められることがあります。ストレッチと筋力強化運動で膝の柔軟性を増すことが役に立ちます。痛みを悪化させる運動(一般的には膝を曲げるもの)は数日間控えます。(膝の前部に起こる痛みを参照。)

氷冷、イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)が痛みの緩和に役立ちます。

ときには、関節の中を観察できる、鉛筆くらいの直径の細いファイバースコープ(関節鏡)を使って、膝蓋骨の裏側を平らにする処置が必要になることもあります。

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