顎関節脱臼

執筆者:John Safar, DDS, MAGD, ABGD, Texas A&M University College of Dentistry
Reviewed ByDavid F. Murchison, DDS, MMS, The University of Texas at Dallas
レビュー/改訂 修正済み 2024年 11月
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あごの関節が脱臼すると、一般的には激痛を伴う急を要する歯科的問題であり、早急な医師または歯科医師による手当てが必要になります。口を閉じることができなくなり、あごが片方へねじれることがあります。あごの脱臼は、けがが原因で起こることもありますが、典型的には口を大きく開きすぎること(例えば、あくび、大きなサンドイッチにかぶりつく、嘔吐、歯科処置の際など)が原因で起こります。

あごの脱臼は、以前にも脱臼を経験した人や、あごの関節がゆるんでいる人(顎関節疾患の結果ゆるむことがある)では起こる可能性が高まります。

一般的には、医師や歯科医師が手であごを元の位置に戻します(徒手整復)。

脱臼したあごを戻す方法

指にガーゼを巻いた後、親指を脱臼した下顎の奥歯の歯にあてます。それ以外の指はあごの下に置きます。続いて奥歯を下に押し、あごを上に押し上げてあごの骨を正常な位置に戻します。

バートン包帯

バートン包帯は、骨折または脱臼したあごを一時的に安定させる際に用いられます。

あごが元の位置に戻った後、顎関節の炎症が治まるまで、再び脱臼するのを予防するために、ときにバートン包帯(図「」を参照)を巻いてあごの動きを制限することがあります。さらに、最低6週間は大きく口を開かないようにとの注意が与えられます。あくびが出そうになったときは、口が大きく開かないように、こぶしをあごの下にあてるようにします。食べるものは細かく切る必要があります。複数回の脱臼を経験している場合は、脱臼のリスクを減らすための手術が必要になることがあります。例えば、顎関節の位置であごと頭蓋骨を連結している靱帯を短くして、関節を締めます。

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