内視鏡検査

執筆者:Jonathan Gotfried, MD, Main Line Health, Bryn Mawr, PA
Reviewed ByMinhhuyen Nguyen, MD, Fox Chase Cancer Center, Temple University
レビュー/改訂 2025年 1月 | 修正済み 2025年 7月
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やさしくわかる病気事典

内視鏡検査とは、柔軟な管状の機器(内視鏡)を用いて体内の構造物を観察する検査です。医師は診察に加えて、内視鏡検査を行うことで、生検や治療を可能にします。

内視鏡は自由に曲がり、光源と小さなカメラを備えているため、消化管の内面をよく観察することができます。医師は刺激、潰瘍、炎症、異常な組織の増殖が生じている場所を観察できます。先端に超音波プローブを備えている内視鏡もあります。そのプローブからの画像では、超音波プローブを皮膚の上から当てた場合には観察できないような詳細な部分が確認できます。

内視鏡の直径は6~1.25ミリメートル程度、長さは0.35~約2メートル程度です。検査する消化管の部位に応じて内視鏡を選択します。

口から入れる内視鏡検査では、以下のものを観察することができます。

  • 食道(食道鏡検査)

  • 胃(胃鏡検査)

  • 小腸の上部(上部消化管内視鏡検査)

  • 小腸のそれ以外の部分(小腸内視鏡検査)

ビデオカプセル内視鏡検査と呼ばれる別のタイプの内視鏡検査では、医師は内視鏡を使用するのではなく、患者がカメラを搭載したバッテリー駆動のカプセルを飲み込み、そのカプセルから内視鏡では観察できない小腸の部分の画像が送信されます。

肛門から入れる内視鏡検査では、以下のものを観察することができます。

  • 直腸(肛門鏡検査)

  • 大腸の下部、直腸、肛門(S状結腸鏡検査)

  • 大腸全体、直腸、肛門(大腸内視鏡検査)

内視鏡ないしきょうによる消化管しょうかかん観察かんさつ

内視鏡ないしきょうという、やわらかいくだ使つかって、消化管しょうかかん様々さまざま部分ぶぶんます。くちかられる内視鏡検査ないしきょうけんさひだり)では、食道しょくどう小腸しょうちょう一部いちぶることができます。肛門こうもんかられる内視鏡検査ないしきょうけんさみぎ)では、直腸ちょくちょう大腸だいちょう全体ぜんたいることができます。

準備

内視鏡検査を受けるときは、検査の8時間前から絶食し、2~4時間前から飲みものも避ける必要があります。胃の中に食べものがあると、観察の妨げとなり、検査中に嘔吐してしまうこともあります。

直腸や結腸に内視鏡を挿入して大腸内視鏡検査をする前には、腸内の便を完全に排除するために、通常は下剤を使用し、ときに浣腸を行うこともあります。一部の検査では、場合によっては検査の前日の食事を液体(ゼラチンや澄んだスープなど)のみにする必要があります。

GLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病、ときには肥満患者の血糖値の管理に役立つ薬剤のクラスです。このクラスでは、リラグルチドとセマグルチドという2つの薬が選択肢として広く使用されています。これらの薬剤は、食べものが胃から小腸に通過する速さ(胃内容排出と呼ばれる過程)に変化を引き起こすことがあるため、予定されている内視鏡検査の前には慎重に使用しなければなりません。医師は、鎮静や麻酔を行う間の胃内容物の誤嚥のリスクを最小限に抑えるため、予定されている内視鏡処置の前に、必要なGLP-1受容体作動薬の投与時期を慎重に調整します。

大半の内視鏡検査では、開始の直前に、患者を落ち着かせ、痛みや不快感が生じないようにする(鎮静)ための薬剤が静脈から投与されます。肛門鏡検査やS状結腸鏡検査では、典型的には鎮静は必要ありません。

スクリーニング

内視鏡検査を行うことで、結腸がんなど特定の病気のスクリーニングをすることができます。

例えば、結腸がんの発生リスクが高い人や45歳以上の人は、ポリープやその他の変化を検出するために大腸内視鏡検査を受けるべきです。大腸内視鏡検査は、結腸がんの危険因子がない人は10年毎に、結腸のポリープが確認されている人や結腸がんの家族歴がある人は、それより多い頻度で、または低い年齢で受けるべきです。

生検

内視鏡を通して小さな器具を挿入し、それを使用して組織サンプルを採取することができます(内視鏡下生検)。採取したサンプルを評価して、炎症、感染症、がんの有無が確認できます。肛門下部を除いて、消化管の内面や内層には痛みを感じる神経がないため、この処置で痛みを伴うことはありません。

治療

内視鏡は治療にも用いることができます。内視鏡の小さな穴からは、様々な器具を通すことができます。例えば、内視鏡の先端まで電気プローブを通せば、それを用いて異常な組織や小さな増殖物を破壊したり、血管をふさいだりすることができます。内視鏡の先端まで針を通せば、それを用いて、拡張した食道静脈に薬剤を注入して出血を止めることができます。

内視鏡は、ステントの留置、嚢胞の吸引、異物の除去、栄養チューブの留置、ポリープの切除にも使用されます。

合併症

内視鏡検査による合併症は比較的まれで、大半が鎮静に使用された薬剤に関連するものです。

内視鏡が消化管を傷つけたり、さらには穴をあけたりする可能性もありますが、粘膜を刺激したり、典型的には自然に収まる若干の出血を起こしたりする方が一般的です。

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